みきひささん、作文を読んで、とてもよく考えて書けているなと感じました。
まず、「協力(きょうりょく)することの大切さ」というテーマがはっきりしていて、文章全体を通してその気持ちが伝わっ(つたわっ)てきます。
歴史(れきし)の話から自分の学校の掃除(そうじ)の様子、そしてお母さんの話まで、いろいろな(れい)を使って説明(せつめい)しているので、文章がとても立体(てき)でわかりやすいです。
特に(とくに)、お母さんの高校時代の話を入れたことで、みきひささんの考えが広がり、読んでいる人も興味(きょうみ)を持ちやすくなっていますね。
掃除(そうじ)号令(ごうれい)の様子を「まるで兵隊(へいたい)の行進の時のよう」とたとえたところは、たとえがうまく使えていて、場面のイメージがよく伝わり(つたわり)ました。
また、「協力(きょうりょく)することで大きなことができる」という気持ちが、最後(さいご)の「三人寄れ(よれ)文殊(もんじゅ)知恵(ちえ)」ということわざを使ってまとめられているのも、とてもいい締めくくり(しめくくり)です。
これからも、身近なことや聞いた話を上手に組み合わせて、わかりやすく伝える(つたえる)力を伸ばし(のばし)ていってくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ですますがよく書けています
 

森リン評価 みんなで協力_清書 tu 12月4週 みきひさ
字数/基準字数:
1345字/700字
思考点:64点
知識点:62点
表現点:63点
経験点:55点
総合点:67点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種19個79%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙36種53個68%62点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙78種150個52%63点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙24種36個67%55点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1345字
 64点
 62点
 63点
 55点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 19個 (種類率79%) 64点
。たぶん,。だから,。つまり,いるから,かかるから,するため,すると,すれば,たちにとって,たので,だろう,と思う,人間にとって,寄れば,達にとって,

■知識語彙 36種 53個 (種類率68%) 62点
上手,事業,人間,今日,全員,兵隊,写真,制作,協力,原画,友達,号令,場所,大切,女性,存在,年生,影響,意味,慈善,掃除,教室,文殊,日直,時間,普通,様子,王室,相談,知恵,知識,第一歩,肖像,行進,重要,高校,

■表現語彙 78種 150個 (種類率52%) 63点
いろいろ,か月,こと,これ,するため,そう,たち,ところ,ほうき,みんな,もの,よう,イギリス,クラス,ダイアナ,ファッション,ミリメートル,一,三,上手,九,事業,二,人,人間,今日,何,僕,全員,兵隊,写真,制作,力,十,千,協力,原画,友達,号,号令,四,場所,大切,女性,妃,存在,年生,影響,性,意味,慈善,掃除,教室,文殊,日直,時,時間,普通,様子,死,母,王室,画,百,相談,知恵,知識,礼,第一歩,紙,絵,肖像,行進,話,諺,達,重要,高校,

■経験語彙 24種 36個 (種類率67%) 55点
かかる,かける,ちぎる,できる,と思う,やる,れる,伝わる,作る,使う,優れる,出る,割り振る,始まる,始める,寄る,悼む,憧れる,掃く,書く,終わる,聞く,聞こえる,集まる,

■総合点 67点

■均衡点 6点
 

みんなで協力_清書
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年12月4日

 人口が増えることによって、水田を拓くことができ、もっとたくさんお米を作ることができ、倉庫の蓄えも、どんどん増えていった。こうして、十人の人を養うのに、八人の労働で間に合うようになったとき、後の二人は王や貴族になることができた。食糧がたくさん採れるということは、なんと素晴らしいことだろう。文明というものは、このようにして次第に発達していったのだ。しかし、米作りのための水、その命の水を求めて、どれほどたくさんの水争いが、繰り広げられたことだろう。「お米は生きている」を読んで、僕が一番驚いたのは、人口が増えることによって、今までよりも大きな川から水を引くことができ、最終的にもっとたくさんお米を作ることができたというところだ。つまり、協力することによって、大きいことができるようになったところだ。なぜ驚いたかというと、米が余るほど、たくさん作れていたからだ。

 協力しないとできないことがたくさんある。例えば、このような話である。学校では、十分間掃除がある。毎日ある。掃除場所は、教室とその近くの廊下、昇降口、職員室側の階段である。それを全て四年三組がやるのだ。この量を一人ではできない。しかし、クラスの三十一人でやる場所を割り振ると、十分間でこれらを終わらせることができる。掃除の時、教室では、ほうきがサッサッと掃くのが聞こえる。みんなが一人一人割り振られていて、その場所をきちんとやっているから終わっているのだろう。日直が、

「これから、掃除を始めます。礼。」

そう号令をかける。すると、掃除が始まる。掃除が終わる時は、

「これで、掃除を終わります。礼。」

と号令をかける。号令の様子は、まるで、兵隊の行進の時のようである。このように、クラスで協力するといろいろなところの掃除が終わるのだ。だから、協力は大切だ。

 母に、協力することで大きなことができたという話を聞いた。母は、高校二年生の時、クラス全員でダイアナ妃の肖像画を制作した。ダイアナ妃は、イギリス王室の妃で、慈善事業を多く行った。ファッション性も高い女性で、母たちにとってもとても影響力が大きかった。母達はダイアナ妃の死を悼んで、肖像画を作った。その制作したものは、とても大きかった。百二十号(千九百四十ミリメートル×千三百三ミリメートル)を作った。制作は二か月かかった。原画を絵が上手な人が書き、ちぎった紙と写真を使って作った。とても大きかったので、クラスのみんなで協力して作った。僕は、この話を聞いて、母たちはダイアナ妃の死をよほど悼んでいたのだなと伝わった。つまり、ダイアナ妃に憧れていたということだ。たぶん、ダイアナ妃は母達にとって重要な存在だったのだろう。もし、僕が母だったら、そんなことをしないと思う。なぜなら、時間がかなりかかるからだ。

 人間にとって、協力とは、大きなことをするための第一歩だ。つまり、協力することで、大きなことができる。これからは、「三人寄れば文殊の知恵」、要するに、普通な人でも、何人か集まって相談すれば、優れた知識が出てくるという意味の諺のように、友達と協力して大きなことをしたいと思う。今日もみんなで掃除をしている。