好きな物は違う

   小5 あけしよ(akesiyo)  2025年12月4日

 「やったー」

「ガーン」

ある日、給食でカレーうどんが出た。みんな、

「いっぱいちょうだい」

とさわいでいるのに、僕だけ

「うどん一本でいいよ・・・」

としょんぼりとした小さな声だ。

 カレーうどんは、好きな人が多くて、いつも学校の人気メニュー第一位になっている。でも、僕はカレーうどんが嫌いだ。カレーと、うどん、別々では好きなのに、どうしてカレーうどんになると嫌いになるんだろう、と自分のことながらいつも不思議に思っている。友達には

「どうしてうどん一本なの。食欲がないの」

と心配されたこともある。ぼくは、

「嫌いだからだよ。」

と答えた。すると周りにいた友達みんなが鳩が豆鉄砲を食らったような顔になった。僕はみんなにびっくりされたことに驚いた。

 お母さんがおいしくて感激した食べ物は、バターナッツだ。バターナッツはかぼちゃの仲間で、黄色でヒョウタンのような変わった形をしている。お母さんは、ハーブ焼きとポタージュを作った。ぼくもおそるおそる食べたら甘くておいしかった。バターナッツは実は和種で、普段食べているかぼちゃは西洋種だ。でも、日本では西洋種の方が一般的になっている。お母さんは、バターナッツはハーブなどの洋風の物にあうからアメリカなどで多く見られるようになって、西洋種のかぼちゃは醤油などの調味料が合うから日本で主流になったと話していた。確かに調味料は大事だ。僕はどちらのかぼちゃもおいしいと思う。

 学校では、僕とみんなの好みは違う。蓼食う虫も好き好きということわざがあるように、好き嫌いは人それぞれだ。ある日、みんなが嫌いなサラダが出た。

「やったー。僕の分多くして。」

「おかわり、おかわり。」

と僕は大はしゃぎする。でもみんなは、

「ガーン」

「人参ひとかけでいい・・・。僕の分食べて。」

と落ち込んでいる。