除夜の鐘

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 除夜の鐘は日本人にとって一年の終わりになくてはならないものだと思う。なぜなら、除夜の鐘があることで一年間働いて疲れ切った体を癒して、すがすがしい気持ちで新しい一年をスタートすることができるからだ。

「ゴーン」私は除夜の鐘の音を聞いた時今年はこんなことがあったな、あんなことがあったなと一年間を思い出す。それぞれ、除夜の鐘の音を聞いた時考えることは違うだろう。私は一年を振り返るが、来年はどうするか考える人、一昨年のことを思い出す人、未来の自分を想像する人などもいると思う。除夜の鐘は人々にいろいろなことを考えさせてくれる。普段は考えもしないことをふと考え始めるようになる。除夜の鐘は人々に普段考えないことを考えさせて、自分たちのこれからの人生を変えるきっかけを与えてくれる。私は、除夜の鐘の音は一年間の煩悩をなくすのではなく、新しい未来について考えることですがすがしい一年を過ごすことができるようになるのだと思う。

大晦日の夜にならされる除夜の鐘、実際に聞きに行ったことはないがテレビの中ではこの音を聞いたことがある。私はこの音を聞いた時心が安らぐ。心が安らぐ除夜の鐘だが、なぜ除夜という言葉があるのか。調べてみると除くという言葉に由来し、古い年のけがれや煩悩を取り除き、清らかな心で新しい年を迎えるという意味がある。除夜の鐘というのは年内に百七回、歳が明けてから一回慣らされる。では、なぜ百八回鳴らすのか。これも調べて見ると人間の煩悩には百八種類あると考えられていて一回の鐘の音で一種類ずつ煩悩を減らしていくためだそうだ。除夜の鐘について調べるとこれだけたくさんの意味が込められていることがわかった。除夜の鐘は、一年間の人間の煩悩を取り除いてくれて心を安らかにしてくれる。それは、様々な人の思いが除夜の鐘にこもっているからなのではないか。だから、心に響くのだと思う。

このように、除夜の鐘には様々な思いがこめられている。そして、それを聞く人間にも一人一人違う思いを持っている。除夜の鐘の思いとそれを聞く人の思いが交差することで心が安らかになるのだと思う。私は今年も夜遅くまでテレビの前で除夜の鐘が鳴り終わるのを待っていた。「ゴーン」最後の一音が響き渡る。新しい一年、二〇二六年が始まった。