大晦日、お正月
小6 あこりお(akorio)
2026年1月1日
「ゴーン。」
鐘の音が響き、空気を震わせた。一年の終わりにふさわしい、まるで心にまで響くような神聖な音だ。
大晦日は、一年を締めくくる一日だ。我が家の大晦日とお正月の定番は、三つある。まず一つは、年越しそばを食べることだ。二つ目は、除夜の鐘を家のテレビから聞くことだ。ここまでは大晦日の定番で、三つ目は、一年の景気付けにお正月に人生ゲームをすることだ。我が家では、普段の夜更かしはよくないとされているが、大晦日だけは特別だ。年が越すまで起きて、除夜の鐘を聴く。
今年も、大晦日の夜に年越しそばを食べた。出汁が甘くて、寒さに染みる。年越しそばを食べながら年越しまで、特別に紅白歌合戦を見た。見ていると、
「この人の曲知ってる」
「歌い方が前と変わってないね」
などと会話が弾み、楽しいひと時を過ごすことができた。紅白の歌の中には、今の流行り物や演歌、定番の歌など、様々なジャンルの歌があって、私でも知っているものや両親の世代にはやったものなど、家族全員が楽しむことができた。父は、父の世代の紅白歌合戦と全く曲の雰囲気が変わったと言って驚いていた。今年、私は午年で年女だ。人生ゲームをすると、父の圧勝で、私が二位、母は借金ギリギリの三位だった。私は、来年こそ勝つぞ。と意気込んだ。
昔と今の大晦日について調べ、比較してみた。大晦日の歴史は平安時代まで遡る。昔、大晦日は正月に迎え入れる歳神様を祀るための準備の日であった。年神様とは、イネの方策をもたらすとされている神様のことだ。昔は一日が夜から始まって朝に続くとされており、大晦日の日暮からすでに新年の始まりであった。そのため、大晦日の夜は年神様を待ち、一晩中寝ずに起きて奥という習わしがある。もしうっかり寝てしまうと、白髪になる、シワが寄るなどという言い伝えもあったそうだ。 一年の系は元旦にありという諺があるように、一年の初めや終わりである正月、大晦日は昔から重要な日として扱われてきたとわかった。
お節料理や年越しそばには、意味が込められているのを知っているだろうか。年越しそばには二つの意味が込められていて、「細く長い」そばに長寿や火雲長命を願う意味と、「切れやすい」そばで一年の厄災を断ち切る縁切りの意味がある。お節料理には、例えばエビだと、「腰がまがる」まで生きる、つまり長寿を願う意味があったり、黒豆は「まめに働く」、つまり健康や勤勉を願う意味があったりする。他にも数の子やレンコンなどにも、一つ一つきちんと意味が込められている。
このことから、人間にとってお正月や大晦日は重要な節目である。昔から今まで、変化しつつも受け継がれてきている日本の文化でもある。だから、お正月や大晦日の機会に、文化を知った上でお節や除夜の鐘に触れると、より一層文化を深められるかもしれない。私は今年の初めの挨拶を、文化で始める。
「あけましておめでとう。」