◎書き出しの工夫:「アハハハ!」 わかさんの宝物(ほうもつ)は、『本』と『ぬいぐるみ』なんですね。
 わかさんが持っている本は、すべてお気に入り。疲れ(つかれ)たときには、小さい子向けの本を読んで癒さ(いやさ)れるんですね。昔お母さんとお父さんが集めていた漫画(まんが)では、「アハハハ!」と笑いストレス解消(かいしょう)になります。
 ぬいぐるみは、少々色落ちしてふわふわ感が少し硬く(かたく)なりシミがついていても、何物にも代えがたいものなんですね。
<<え8002み>>前の話聞いた話:元図工の先生のおじいちゃんの宝物(ほうもつ)は、五十年以上使っている彫刻(ちょうこく)刀。おじいちゃんがお母さんから譲り受け(ゆずりうけ)たとのことだけれど、大切に使っているから古くは見えないんですね。
<<え8003み>>たとえ:その作品は『まるでプロが作ったみたい』だと感動しました。
<<え8003み>>ことわざの引用:『Oldisgold』古いものは良い。
<<え8004み>>わかったこと:『長く使い、思い出があるものの方が素晴らしい(すばらしい)新品のものよりも大切にされるということが分かった』。
<<え8001み>>書き出しの結び:「やっぱりこの漫画(まんが)、面白いな。」 良いものは、ずっと楽しめますね。

       <<え2015/617pみ>>


わかばさんの作文は、宝物(ほうもつ)についての思いがとてもよく伝わってきます。
まず、たくさんの本を読むことや、ぬいぐるみへの愛着が具体的に書かれていて、わかばさんの気持ちがよく伝わります。
特に、ぬいぐるみのシミや色落ちを「大切な思い出」として捉え(とらえ)ているところが素敵(すてき)です。
また、祖父(そふ)彫刻(ちょうこく)刀の話を入れることで、自分の話だけでなく、家族の話も上手に取り入れていて、文章に深みが出ています。
「まるでプロが作ったみたいだ」というたとえも使われていて、表現(ひょうげん)豊か(ゆたか)です。
さらに、「Oldisgold」ということわざを紹介(しょうかい)し、それを自分の考えにつなげているのも立派(りっぱ)です。
最後に、「やっぱりこの漫画(まんが)、面白いな。」という結びで、最初の「アハハハ!」の笑い声とつながっているので、書き出しと結びがよく合っています。
わかばさんの宝物(ほうもつ)への愛情(あいじょう)や物を大切にする気持ちが伝わる、心温まる作文でした。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえの表現(ひょうげん):よく使えている
・前の話や聞いた話:よく書けている
・ことわざの活用:よく書けている
・わかったことの記述(きじゅつ):よく書けている
・書き出しと結びのつながり:よく書けている

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1236字/1000字
思考点:59点
知識(ちしき)点:59点
表現(ひょうげん)点:71点
経験(けいけん)点:74点
総合(そうごう)点:68点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 13種 14個 (種類率93%) 59点
すると,たため,たらしい,だろう,と思う,なため,なるはず,は思える,使うと,多いため,少なからざる,私にとって,離さざる,

■知識語彙 32種 48個 (種類率67%) 59点
一緒,交換,以上,先生,凹凸,図工,外国,大切,奥底,学年,学校,安心,宝物,彫刻,意味,愛着,感動,文章,新品,漫画,爆笑,祖父,繊細,肌身,自分,自負,表現,解消,許可,証拠,質問,鎌倉彫,

■表現語彙 96種 157個 (種類率61%) 71点
お気に入り,きれい,こちら,こと,ことわざ,これ,すべて,そのもの,それ,それら,たくさん,たため,とき,どちら,なため,なるはず,ぬいぐるみ,みたい,もの,もやもや,よう,わたし,ギャグ,シミ,ストレス,プロ,一緒,中,二つ,五,交換,今,以上,何,先生,凹凸,刀,前,十,向け,回,図工,外国,多いため,大切,奥底,好き,子,学年,学校,安心,宝物,家,年,彫刻,心,思い,思い出,意味,愛着,感,感動,文章,新品,方,昔,時,本,柄,母,漫画,爆笑,父,物,皿,目,祖父,私,等,繊細,肌身,自分,自負,色,花,草,落ち,表現,解消,許可,証拠,質問,鎌倉彫,鏡,限り,頃,

■経験語彙 37種 61個 (種類率61%) 74点
くれる,しまう,たまる,できる,と思う,は思える,もつ,もらう,られる,れる,わく,亡くなる,作る,使う,使える,分かる,寝る,得る,持ちかける,持つ,掘る,書く,残る,溜まる,疲れる,笑う,続ける,置く,見せる,詰まる,読む,譲り受ける,遊ぶ,集める,離す,頑張る,驚く,

■総合点 68点

■均衡点 3点
 

私の宝物
   小5 わかば(akahime)  2026年1月1日

 「アハハハ!」

私は宝物をたくさん持っている。きっと他の人もそうだといえるだろう。野球好きな人は野球のバット、サッカーが好きな人は、サッカーボール、ピアノを弾くのが好きな人は、ピアノ等が挙げられるだろう。私の宝物の中でも気に入っているものは、簡単に分類すると、『本』と『ぬいぐるみ』の二つだ。

 私は年間500冊もの本を読むような、本好きで、家にもたくさん本がある。たいてい、図書館で読み面白かった本、面白いと評判の本がたくさんあるため、面白くない本はない。すべてお気に入りだ。家に置いてある本の中には私が低学年の頃に読んでいた本も、少なからず残っている。それ等は、私が学校で頑張ったり、疲れたりした時によく読む。小さい子向けの本は、やわらかい表現ややわらかい文章で書かれているものが多いため、安心感を得ることができる。又、昔母と父が集めていた漫画も、宝物だ。ギャグが多く、何回読んでも

「アハハハ!」

と自分でも驚いてしまうほど爆笑してしまう。ストレスが溜まったときなども、漫画を読み、たくさん笑うことで、心の奥底にたまっていたもやもやが解消される。本や漫画、どちらも長く使っているものだがそれにしてはきれいな方だと私は自負している。大切にものを使うと、それだけそのものは長く使えるようになるはずだと思う。

 私の二つ目の宝物は『ぬいぐるみ』だ。こちらは昔は肌身離さず持っていたし、今も寝るときは一緒なため、少し色落ちしてしまったり、ふわふわなのが少し硬くなってしまっている。でも私はそれらのぬいぐるみがとても好きだ。たとえ、きれいな新品のぬいぐるみと、交換を持ちかけられても、許可はしない。遊んでいるときにできてしまったシミも、私にとっては大切な思い出になっている。何も思いや思い出もないきれいなものよりも、私は思い出がたくさん詰まっているぬいぐるみの方が嬉しい。

 元図工の先生の祖父に、私のように宝物はあるか?と質問すると、彫刻刀を持ってきてくれた。これは、五十年以上前から使われていて、亡くなった祖父の母から、譲り受けたらしい。私が見る限り、彫刻刀の柄はつるつるしていて、そんな前のものだとは思えなかった。大切に使っている証拠なのだろう。祖父に、祖父が彫刻刀で作った、鎌倉彫の鏡やお皿を見せてもらった。とてもきれいで、掘ってある花や草が繊細で、凹凸があったため、まるでプロが作ったみたいだと感動した。また、50年も使い続けたなんて、すごいと思う。思い出があるだけ愛着がわき、ずっと使い続けられるのだ。

 『Old is gold』という、『古いものは良い』という意味の外国のことわざがあるように、長く使い、思い出があるものの方が素晴らしい新品のものよりも大切にされるということが分かった。わたしは、物を大切にして、愛着をもって使い続けていきたい。

「やっぱりこの漫画、面白いな。」