身近な問題から環境(かんきょう)の話へとつなげて、自分の考えをしっかりと伝えられましたね。

<<え2009/523み>>

【総評】
 ポイ捨てという身近な問題について、生活の中での実感と環境(かんきょう)への影響(えいきょう)を結びつけて考えた意見文でした。日常の風景に対する疑問から出発し、具体的なデータや例を出して読み手に訴える(うったえる)力がありました。また、「鉛筆(えんぴつ)を筆箱に入れるようにごみをゴミ箱に」というたとえも分かりやすく、印象に残りました。

【段落ごとの講評】
第1段落(主張と問題提起):
 日常で感じている素朴(そぼく)な疑問から問題提起をしていて、読み手を引き込む(ひきこむ)書き出しになっています。「それだけのことをしないで…」というもどかしさがよく表れており、テーマへの関心の深さが伝わってきました。

第2段落(理由1:見た目や衛生面):
 ごみが落ちていることによってどのような悪影響(あくえいきょう)があるのか、衛生面や景観、治安への不安など、多角的に考察できています。「それだけの面倒(めんどう)さと比べれば…」という論理の流れが説得力を生み出しています。

第3段落(理由2:環境(かんきょう)問題・マリモの例):
 阿寒湖のマリモを例に挙げた部分では、具体的なデータや背景知識を使いながら、環境(かんきょう)問題との関係を深く掘り下げ(ほりさげ)ています。「一見よさそうにも聞こえるが…」という展開がとても上手で、読者の誤解を先回りして修正する力が感じられました。

第4段落(結論とたとえ):
 再び身近な例に戻り(もどり)、「鉛筆(えんぴつ)とゴミ」のたとえで主張をまとめる工夫が光ります。「問題とはそこにあるのではなく、自分が作るものである」という引用も効果的で、説得力のある締めくくり(しめくくり)になっています。

【特に優れていた点】
・日常の疑問から社会的・環境(かんきょう)的な問題につなげて考察できている
・具体的なデータや事例を挙げて主張を支えている
・たとえや引用を使って、わかりやすく説得力のある表現ができている

【考えを深めるための質問】
 もしあなたが「ポイ捨てをなくすためのアイデア」を出すとしたら、どんな方法が効果的だと思いますか?

字数/基準字数:1372字/1200字
思考点:87点
知識点:68点
表現点:70点
経験点:76点
総合点:78点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 24種 34個 (種類率71%) 87点
n確か, 第,。きっと,。例えば,あるべき,するかも,するから,すると,せざる,そのため,だから,だろう,と思う,ないと,ないべき,のかも,よると,マリモにとって,入るべき,悪いから,捨てれば,比べれば,汚いから,聞くと,

■知識語彙 44種 64個 (種類率69%) 68点
一苦労,一見,上流,以外,北海道,原因,問題,場所,大変,工場,年代,廃水,悪影響,悪臭,成長,放置,時点,最初,最後,本来,東北大学,栄養,水草,治安,消滅,激減,球状,理由,環境,環境省,生育,発生,目撃,筆箱,簡単,結果,群生,自分,衛生,言葉,資格,遮断,鉛筆,阿寒湖,

■表現語彙 92種 170個 (種類率54%) 70点
n確か,いろいろ,かす,きれい,こと,これ,ごみ,さ,そう,そこ,そのため,それ,ところ,へん,もの,よう,カバン,ゴミ,ゴミ箱,スピード,ポイ捨て,マリモ,一,一苦労,一見,上流,事,二,人,今,以外,光,分の,前,北海道,原因,問題,地,場所,大変,家,川,工場,年,年代,廃水,悪影響,悪臭,成長,放置,方,時点,最初,最後,木,本来,東北大学,栄養,気持ち,水草,治安,消滅,激減,物,犬,球状,理由,環境,環境省,生育,発生,的,目撃,筆箱,簡単,糞,結果,群生,自分,衛生,見た目,言葉,話,資格,辺,遮断,量,鉛筆,阿寒湖,面,風,3月,

■経験語彙 38種 58個 (種類率66%) 76点
いける,おく,しまう,しれる,と思う,よる,られる,れる,作る,入る,入れる,切る,及ぼす,増える,変わる,守る,持ち帰る,持ち歩く,捨てる,散らかす,書く,歩く,比べる,汚す,流す,流れ込む,減る,置く,聞く,聞こえる,腐る,落ちる,見える,見つかる,買う,起こる,踏む,飼う,

■総合点 78点

■均衡点 3点
 

ポイ捨て
   中1 あかそよ(akasoyo)  2026年1月1日

 何かの包装紙、容器、袋、たばこの吸い殻など多くの種類のものが落ちている。どうしてそういうことをするのかと思ってしまう。袋か何かに入れて持って帰ればよいだけのはなしなのにそれだけのことをしないでそこら辺に捨てるのだろうか。それだけをするのがいろいろなところにゴミが落ちていることがある。そういうことがあるとなんだか嫌になるそんなにも嫌なのだろうか。それでいろいろ問題が起こってしまったらどうなるのだろうか。ポイ捨てはしない方が良いと思う。

 第一の理由は汚いからだ。見た目、衛生面などいろいろな面で汚い。せっかくきれいなところでもごみや犬の糞などが落ちていたりすると汚くなってしまう。ごみが腐ったりして悪臭がしたり歩くのにもゴミを踏まないように一苦労したりしないといけないという事になってしまう。なっているところもあるのかもしれない。そうすると治安が悪そうに見えたり、実際に治安が悪くなったりするかもしれない。ごみをポイ捨てしたり犬の糞を放置したりする人には物を買ったり犬を飼ったりする資格がないのではないだろうか。見た目や衛生面が汚くなって良いことはあるのだろうか。きっとないだろう。でも、悪いことは今書いたような面やそれ以外にも多くあるだろう。カバンにゴミを入れて持ち帰って捨てる。ただそれだけのことはそんなに大変ではないだろう。その面倒さぐらいいろいろなものが汚くなるのと比べれば何ともないのではないか。ポイ捨てをしないで汚さないべきだ。

 第二の理由は環境に悪いからだ。例えば、北海道、阿寒湖のマリモは、東北大学による2025年3月時点で生育量が約120年前の生育量に比べて10分の1から100分の一ほどに激減してしまったというのだ。また、環境省によると1897年に最初にマリモが見つかった場所だ。だが、1940年代までにマリモの群生地は消滅、また1972年を最後に球状マリモが見られたのを最後に目撃されていない。こんな風になってしまった原因は阿寒湖に流れ込んでいる川の上流で工場の廃水を流したことや上流で木を切ってそのかすなどが川に入って結果的に阿寒湖に入り栄養が増えてしまった。一見栄養が増えたと聞くとよさそうにも聞こえる。だが、マリモにとってはよくない話である。マリモは成長スピードがかなり遅い。そのため、マリモよりも成長スピードの速いシオグサなどの水草が発生しマリモが光を遮断されてしまったのだ。そのためこんなにも減ってしまったのだ。

確かにゴミを持ち歩くのは大変だが「問題とはそこにあるのではなく、自分が作るものである」という言葉もあるように軽い気持ちでポイ捨てをするから問題なのだ。ポイ捨てを軽い気持ちですることで阿寒湖の球状マリモのような大変な悪影響を及ぼしてしまうのだからポイ捨てをせずに家に持ち帰ってからしっかりとゴミ箱にごみを捨てればよいのではないか。本来ゴミが入るべきところはゴミ箱なのだ。鉛筆を筆箱にしまうのと同じようにゴミをゴミ箱に入れてはどうだろうか。鉛筆を筆箱に入れないでそこら辺に置いておく人はいないだろう。ごみも同じだ。ごみがあるべき場所にゴミを入れ、そこらへんに散らかさない。たったこれだけの小さな簡単なことを守るだけで環境は大きく変わるのではないだろうか。