◆【要約】はいいところを選んでまとめられています。
◆“なにかのインスピレーションをうむには、事前の努力が必須(ひっす)だと思う”、一年生のときに発言をしたいのに上手く発言できなかった。その次の日から家でお母さんと話すことを準備(じゅんび)するようになり、二年生になるとわかりやすく説明するコツがつかめてきた。今たくさん発言できているのは、一年生のときから下準備(じゅんび)をはじめ、二年生のときに「そっ硺の機」をつかむことができたから。「思考のそっ硺」について『まるで植物のよう』だと思うんですね。まずは「種」があり、枯らさ(からさ)ずに世話を続けていくことで、結果的に肥料(ひりょう)も要らない大木に育つ。なるほど。
◆お父さんは合唱コンクールの指揮(しき)者を引き受けなかったことを悔やん(くやん)でいるんですね。練習をしていたら、引き受ける勇気が出たかもしれませんね。
◆「備え(そなえ)あれば憂い(うれい)なし」『日ごろから準備(じゅんび)をしていたら、チャンスが巡っ(めぐっ)てきた時に物にできるということが、分かった』。何がチャンスになるかわかりません。いろいろなことに興味(きょうみ)をもっていきましょう。

       <<え2016/827pみ>>


わかばさんの作文は、「そっ啄の機」という難しい(むずかしい)言葉の意味を、自分の経験(けいけん)や家族の話を交えてわかりやすく説明しているところがとてもすばらしいです。
特に、自分が一年生のときに母と準備(じゅんび)をした話や、二年生での成長の様子が具体的に書かれていて、文章に説得力があります。
また、お父さんの体験を紹介(しょうかい)することで、テーマがより立体的になっているのも良いですね。
(たまご)」や「植物」にたとえて説明している部分は、たとえがうまく使われていて、読んでいる人にイメージが伝わりやすいです。
ことわざの「備え(そなえ)あれば憂い(うれい)なし」を使っているのも、文章の内容(ないよう)をまとめるのに効果(こうか)的でした。
最後に、自分の決意を書いて締めくくっ(しめくくっ)ているので、文章全体にまとまりがあり、読み手に強い印象を与え(あたえ)ます。
わかばさんがしっかりと考え、自分の言葉で書こうとしている姿勢(しせい)が伝わってきて、とても感心しました。
これからも、経験(けいけん)や身近な話を取り入れて、わかりやすく伝える力を伸ばし(のばし)ていってください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ことわざがよく書けています
・わかったことがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1334字/1000字
思考点:62点
知識(ちしき)点:68点
表現(ひょうげん)点:68点
経験(けいけん)点:61点
総合(そうごう)点:72点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 14種 19個 (種類率74%) 62点
。しかし,あるらしい,あれば,いるらしい,すれば,たから,たらしい,だろう,と思う,なければ,なると,みると,思い返すと,育つ可能,

■知識語彙 44種 59個 (種類率75%) 68点
世話,事前,仕方,他人,先生,努力,即興,友達,合唱,大木,女子,学校,年生,当時,後悔,必須,思考,意味,意見,指揮,授業,植物,様子,準備,無駄,理由,発表,発言,真剣,研究,立候補,経験,結果,練習,肥料,苦手,表現,解説,説明,貴重,適切,適当,長文,順番,

■表現語彙 89種 158個 (種類率56%) 68点
おかげ,こと,ことわざ,せい,そっ啄,それ,たくさん,つかみ取り,とき,よう,インスピレーション,コツ,コンクール,チャレンジ,チャンス,一,一つ,世話,事前,二,今,仕方,他人,例,備え,先生,努力,即興,卵,友達,合唱,大木,女子,学校,家,年生,当時,後,後悔,必須,思考,性,意味,意見,憂い,手,指揮,授業,方,日,時,植物,様子,機,次,母,水,決め,準備,無駄,父,物,理由,発表,発言,的,目,真剣,研究,私,種,立候補,経験,結果,練習,者,肥料,育つ可能,色々,苦手,表現,解説,説明,貴重,違い,適切,適当,長文,順番,

■経験語彙 28種 46個 (種類率61%) 61点
うむ,く,しまう,すすめる,つかめる,できる,と思う,のしかかる,やる,られる,わかる,信じる,出る,分かる,取り組む,学ぶ,巡る,引き受ける,思い返す,感じる,挙げる,枯れる,活かす,聞く,育つ,要る,訪れる,話す,

■総合点 72点

■均衡点 7点
 

チャンスに備えて
   小5 わかば(akahime)  2026年1月2日

 早すぎず、遅すぎず。まさにこの時というタイミングがそっ啄の機である。我々の頭に浮かぶ考えも、その初めはいわば卵のようなものである。そのままでは雛にもならないし、飛ぶこともできない。温めて帰るのを待つ。頭の中に卵が温められていて、まさに孵化しようとしているときなら、ほんのちょっとしたきっかけがあれば、それでひながかえる。人間なら誰しも何かのきっかけの訪れは受けるはずで、それをインスピレーションにするか、流れ星のようなものにしてしまうかの違いに過ぎない。勉強したことを機会あるごとに復習していると、知識がおのずからほんものになって身につく。学んでときにこれを習う、そっ啄の機はいつやってくるかしれない、折に触れて立ち返ってみる必要がある。

 私は、「そっ啄の機」でなにかインスピレーションをうむには、事前の努力が必須だと思う。その例として、私が一年生の時のことが挙げられる。当時、私は学校の授業で意見を発言したかったが、旨く発表できなかった。その次の日から、私は母と、家で話すことを準備するようになった。その下準備のおかげで、意見はできたが、手を挙げられなかったり、分かりやすく説明をすることができなかった。しかし、二年生になると、先生の話している様子や、友達を見て、解説のコツがつかめてきた。どの表現が適切か、どの順番で話すのが適当かを他人を研究することで学んだ。今このことを思い返すと、たくさん発言をしている私がこんなだったとは信じにくい。でも、今の私がいるのは、一年生の時に母と下準備をしたおかげだろう。説明の仕方だけわかっても、私は即興で話すのが苦手だったから、意味がなかっただろう。二年生の私に『そっ啄の機』が訪れたのは、それまでの私のおかげだろう。それがなかったら、チャンスを無駄にしていたに違いない。『思考のそっ啄』について、長文では『卵』と表現しているが、私はまるで『植物』のようだと思う。せっかくの肥料と水があっても、種がなければ目が出ない。そして、世話をしなければ枯れてしまう。結果的に、肥料などが要らないような大木に育つ可能性もある。

 父は、チャンスがあったのに、やらなくて後悔していることがあるらしい。それは父が小さいときのことで、合唱コンクールの指揮者決めの時のことだ。父は、指揮者をすすめられていたらしいが、立候補したのが女子しかいなかったことや、恥ずかしかったこと、今まで練習をしていなかったことなどと、色々な理由がのしかかってきて、引き受けられなかった。でも、後から思い返してみると、やった方が経験になったし、チャレンジすればよかったと悔んでいるらしい。それを聞いて、私はせっかくチャンスがあったとに、練習していなかったせいで無駄になってしまっていると感じた。また、そっ啄の機とは難しい。チャンスが巡ってこないこともあれば、貴重なチャンスが訪れても、準備ができていないこともある。

 備えあれば憂いなしということわざがあるように、日ごろから準備をしていたら、チャンスが巡ってきた時に物にできるということが、分かった。私も、一つ一つのことに真剣に取り組んで、チャンスをつかみ取り、活かしたい。