ストーブの前は特等席

   小4 あけおお(akeoo)  2026年1月2日

 「もうじき7時だよ!早く起きて!」

 毎朝、ぼくは母に起こされます。そのときぼくは、

「まだ眠いから、あとちょっとだけ寝させてよー!」

と、思います。

 ぼくは起きると一階のリビングに行き、まずは顔を洗います。そして、そのあとすぐにストーブの前で暖まります。いつもとても暖かいので、気持ちがいいです。だけど、ぼくがストーブの前でなにもせずにじっとしていると、父に

「早く着替えないと、学校に遅刻するよ。」

と、注意されます。そして、ぼくがずっと着替えずにいると、ストーブの電源を切られてしまいます。だけど父は、朝食に温かいスープ作ってくれるので、それを飲みながらやっと動き出します。

 ぼくが住んでいる長野県の冬は、とても寒くてマイナス8度から10度くらいになります。車の窓もカチンコチンに白く凍ってしまい、エンジンをかけてもなかなか溶けないほどです。朝、学校へ歩いていくときは、寒すぎて鼻まで凍ってしまいそうです。また、寒い朝は家のなかでも6度くらいになることがあります。だからぼくは、ストーブの前にいないとこごえてしまいそうになり、ずっとストーブの前から動けなくなるのです。それは、まるで温泉にずっとつかっているニホンザルのようです。ストーブの前にいれば、寒い朝でもとても暖かいし、リラックスした気持ちになります。

 母に、子供のころの話を聞きました。母も長野県で育ったのに、寒い冬でも誰かに起こされないで起きられたそうです。そして、学校に行くときにはかわいいコートやブーツがはけたので、冬の時期は楽しかったそうです。あと、母の家の近くにはリンゴ畑がたくさんあったそうですが、リンゴの枝の冬芽が寒い冬に耐え、春に向けた準備をしているのを見ると、

 「りんごの木は、こんなに寒くてもがんばっている。私もがんばらないといけない。」

と思ったそうです。

 ぼくは、今の母はとても寒がりなので、寒い冬でも楽しかったなんでとても意外でした。そして、ぼくの家の近くにはりんごの畑がないので冬芽は見たことがないけれど、寒い冬の間でも葉っぱをしげらせる準備をしたり、花を咲かせる準備をしているなんてえらいなあと思いました。また、インターネットで調べてみたら、日本のりんごは青森県や長野県など冷涼な地域での栽培が適していているそうで、りんごの木は一定期間、低温にさらされる必要があるということでした。だから、寒い冬がないとぼくが大好きなおいしいりんごが食べられないので、ぼくは長野県に寒い冬の冬があってよかったと思いました。

 今朝も、車のガラスや家の屋根は真っ白に凍っていて、朝日を浴びた街は白くキラキラと光っています。今日もぼくはストーブの前に走っていって、

「あー、ストーブの前はあったかいなー」

と、言いながら手をかざしました。そして、やっぱりストーブの前は最高だ!と心の中で思いました。