深く考えたことがしっかりと自分の言葉で表現されていて素晴らしいです。
<<え2020/115jみ>>
【総評】
この作文は、戦争や平和、反省と対策の大切さについて、自分の意見を力強く述べた意見文です。冒頭での原爆や戦争犠牲者への言及からはじまり、昔話の「舌切り雀」や自らの学習経験を交えながら、説得力ある主張が展開されていました。段落ごとにテーマが明確で、論理の流れもはっきりしており、読む側に深い印象を与える内容になっています。
【段落ごとの講評】
第1段落:慰霊祭における表現への疑問から、自らの価値観を明確に示しており、読者の関心を強く引きつけています。歴史認識の問題にふれながら、自分の考えを臆せず書けている点が立派です。
第2段落:「舌切り雀」を例に挙げることで、反省の大切さをわかりやすく伝えています。昔話を使って抽象的な概念を具体化している点は、中学二年生の指導項目「昔話の実例を入れる」にしっかり合致しています。
第3段落:自分の定期試験での体験をもとに、反省から対策へという流れが自然に描かれており、主張に説得力があります。実例を取り入れながら自分の成長を表現しているところが素晴らしいです。
第4段落:これまでの意見をふまえ、「意志」の重要性を新たな視点として提示しており、意見の総合化がうまくできています。リンカーンの名言を効果的に用い、作文全体に締まりを与えていました。
【特に優れていた点】
・冒頭で問題意識を明確に示している
・昔話と自身の体験を具体的に使って意見を支えている
・意見の総合化ができている
・名言を効果的に引用している
【考えを深めるための質問】
あなたが「意志をもつことが肝要だ」と考えるようになったきっかけは、ほかにもありますか?
字数/基準字数:1250字/1200字
思考点:97点
知識点:82点
表現点:85点
経験点:95点
総合点:94点
均衡点:4点
■思考語彙 28種 33個 (種類率85%) 97点
。しかし,。すなわち,。だからこそ,。つまり,あれば,いえば,いくはず,か考える,ことによって,これに対して,すれば,た場合,だろう,できざる,といえ,ときにより,と思う,と考える,ないと,なければ,ならば,に思う,のため,は思う,出そう,悔しく思う,放すと,開けると,
■知識語彙 64種 95個 (種類率67%) 82点
主張,予想,人間,前提,勉強,卑怯,厚遇,原爆,反省,反論,困難,図形,地位,基本,大事,大体,大切,大半,失敗,学期,定期,宿題,寓話,対策,平和,必要,意味,意志,慰霊,成立,戦死,投下,挑戦,支所,方法,日本,時点,最低限,次回,正当,死者,気絶,沖縄,点数,無意味,無駄,犠牲,確認,科目,究極,糊塗,結果,肝要,自分,試験,財宝,責任,過言,道中,選択肢,重点的,重要,限界,魑魅魍魎,
■表現語彙 127種 194個 (種類率65%) 85点
いくはず,いくら,うち,おじいさん,おばあさん,こと,これ,さ,すべて,そこ,それ,たち,た場合,とき,ところ,のため,のち,ふり,ほう,まま,もの,よう,アメリカ,テスト,万,上,中,主張,予想,人々,人間,他,何,例,側,元,先,切り,前,前提,勉強,包み,化け物,卑怯,厚遇,原爆,反省,反論,回,困難,図形,地位,基本,堤,大事,大体,大切,大半,失敗,学期,定期,家,宿題,寓話,対策,山,平和,必要,性,意味,意志,愚か,慰霊,成立,戦,戦死,投下,挑戦,支所,散々,数,方法,日本,時点,最低限,次,次回,正当,死,死者,気の毒,気絶,沖縄,流れ,点数,無意味,無駄,犠牲,百,的,確認,祭,私,科目,究極,糊塗,結果,者,肝要,自分,舌,試験,話,誰,財宝,責任,過言,道,道中,選択肢,重点的,重要,限界,雀,骨組み,魑魅魍魎,2つ,
■経験語彙 51種 71個 (種類率72%) 95点
いける,か考える,しまう,せる,つく,できる,といえ,とどめる,とる,と思う,と考える,に思う,は思う,もつ,やる,られる,れる,わかる,保つ,入る,出す,出せる,出る,切る,取る,向ける,問う,基づく,変える,守る,帰る,怒る,悔しく思う,持つ,探す,放す,浮かぶ,生き残る,痛む,行う,見極める,言いつける,試す,認める,語る,講じる,迎え入れる,返る,違う,重ねる,開ける,
■総合点 94点
■均衡点 4点
次への意志
中2 あおらえ(aorae)
2026年1月2日
慰霊祭の度にある官僚のあいさつで、…尊い犠牲の上に今の平和があることを…という言い回しを聞く。それは違う。誰でも死を無駄とは思いたくない。認めないのは、人間の愚かさを糊塗することに他ならない。犠牲の上にしか平和が成立しないのならば、それはいらない。原爆投下の正当性を主張する人々がまだアメリカには多いようだ。あの時点での選択肢について、数万から数百万の死者が予想されている。前提として沖縄戦がある。これに対して日本側から何の反論も出てこない。戦死者の大半は若かった。高い地位にいて責任をとらない卑怯者ばかりが生き残ったのならば、慰霊祭を重ねても死者たちは浮かばれない。究極の責任を問う支所もまだ出ていない。
反省は大切だ。反省とは、ふり返ってそれでよいか考えることである。反省をしないと、何がいけなかったのか、何が良かったのかを見極めることができずに失敗する。舌切り雀という寓話がある。おばあさんが怒って雀の舌を切って放すと、おじいさんが気の毒に思い山へ探しに行く。迎え入れられ、厚遇されたのちに2つの堤のうち小さいほうを持って帰る。中には財宝が入っていたが、おばあさんは怒って大きいほうを取りに行く。帰る道中開けると、魑魅魍魎が出てきておばあさんは気絶してしまったという話だ。雀の舌を切り、散々痛ませたことを反省しなかったことで、大きな包みを取りに行くことになったと考える。包みを取り、言いつけを守らなく家につく前に開けてしまい、化け物が出てきたと思う。
次へ向けて対策することも重要だ。いくら反省しても、対策しなければ元のままである。対策がなければ、反省も意味がないといって過言でない。対策することによってはじめて、次回同じことを行うときによりよくできるのだ。私は定期試験の図形という科目で、最低限の宿題をやったままにとどめ、そこまで勉強しなかった。その結果、当然といえばそうなのだが点数はあまり芳しくなかった。そこで悔しく思い、勉強方法を少し変えた。すべてを何回かやるのを、わからないところのみ重点的に行うという方法へ変えたのだ。つまり、次回への対策だといえるだろう。その結果、次の学期に行った確認テストでは、より高い点数を出せた。
反省も大切だが、それに基づいた対策も大事である。すなわち、失敗した場合、反省をしたのちに対策を講じるという流れが重要なのである。この流れを骨組みとすれば、基本的に大体のことはうまくいくはずだ。しかし、エイブラハム・リンカーンはかつて「意志あるところに道は開ける」と語った。先ほどの例であれば、よりよい点数を出そうという意志のために反省をし、対策をしたということとなる。意志がなければ、無意味なものとなる。つまり、モチベーションを保つ必要があるのだ。それがあれば、たとえ困難な道であっても、自分の限界まで挑戦することができる。試すことができる。だからこそ、反省や対策よりも、まず意志をもつことが肝要なのである。