お正月に考えること
小6 あえさた(aesata)
2026年1月1日
僕にとってお正月は、単なる年の変わり目ではなく、人生と共に歩んできた大切な節目のようなものだ。人は誰でも一年を重ねながら生きていくが、その区切りを意識することで、自分自身の歩みを振り返り、次へ進む準備をする。だからこそ、お正月をどう受け止めるかは、自分をどう理解し、どのように生きていくかを考えることにつながっている。人はみな、新しい年を迎える。僕もまた、毎年お正月を迎えながら成長してきた。毎年くり返される行事でありながら、よく考えてみると、お正月はとても特別な時間だと思う。そこで、僕にとってお正月とは何なのかを改めて考えてみたい。
まず、お正月には人の思いを整理する力がある。大みそかの夜、家族と過ごしながら一年を振り返ると、楽しかったことだけでなく、うまくいかなかったことや後悔したことも思い出される。除夜の鐘には、人間の心にある百八個の煩悩をはらう意味があると聞いた。すべてを正確に理解しているわけではないが、怒りやねたみ、あきらめてしまった気持ちなど、自分の中にも思い当たるものがある。鐘の音を聞くたびに、それらを静かに手放していくような気持ちになる。お正月は、人が心を整え、新しい一歩を踏み出すための準備の時間なのだと思う。
次に、お正月は人と人とのつながりを確かめる時間でもある。年賀状や「あけましておめでとう」というあいさつには、「今年もよろしくお願いします」という気持ちが込められている。ただの決まり文句のように思えるが、その言葉があることで、人はもう一度関係を結び直すことができる。もしお正月がなければ、人は立ち止まって周囲との関係を見つめ直す機会を失ってしまうかもしれない。お正月は、人間が社会の中で生きていることを確認するための、大切な合図なのだ。
さらに、お正月は自分自身に問いかけるきっかけにもなる。新しい年の始まりに、「今年はどんな一年にしたいか」と考えることは、自分の生き方を見直すことにつながる。たとえば、途中で投げ出さずに努力を続けたい、周りの人にやさしく接したいなど、理想の姿を思い描く。お正月は、人が目標を定めるための大切なときなのだ。思った通りにいかないこともあるが、それでも考えること自体に意味がある。
人間にとってお正月とは、「過去を振り返り」「人とのつながりを確かめ」「未来を考える」という三つの役割をもつ、人生の道しるべのような存在だと思う。「一年の計は元旦にあり」ということわざがあるように、お正月は単なる行事ではなく、人間がよりよく生きようとして生み出してきた知恵なのだ。いつもと同じ夜のはずなのに、大みそかからお正月にかけての時間が特別に感じられるのは、人間が自分の生き方を見つめ直す大切な節目だからであり、これからの一年もこの時間を大切にしながら、自分なりの目標をもち、前向きに歩んでいきたいと思う。