創造する
高1 あかぬり(akanuri)
2026年1月1日
「乾杯!」 僕の学校は、冬休み前の授業三時間分は自由だった。そこで、みんなでクリスマスパーティーをすることに決めた。最初はシャンパンで、みんなで乾杯した(といってももちろんノンアルだ)。みんなで一から、そしてそれぞれの意見を取り入れてつくっていけるのが、民主主義の良さの一つだろう。
民主主義を世界は目指していくべきだ。
第一の方法は、人の意見を取り入れることを大切にすることだ。冬休みに入ってすぐ、とても残念なことに僕はインフルにかかった。はっきり言って最悪である。なんでこのタイミングなんや!と心の中で叫び声をあげた。その後、インフルは弟にもうつった。弟が発熱したその日は、弟が最後に学校に行く日であり、楽しみにしていた日である。もちろん弟は激怒し、我が家はやはり大嵐となった。「今日は絶対行く!絶対大丈夫!」と叫び続けた。だが許可は下りない。それがわかると弟は暴れ出した。ほかの人にうつしてやると、母に「ブーっ!」と奇声を発したり、机をなめまくるなどの奇行に走った。最初から人の話を素直に聞き入れていれば、こんな災害にはならなかっただろう。そう思ったがもう遅い。そして、そもそもこうなったのも最初にインフルになった自分が悪いから、今回はあまり弟のことをとやかく言わないようにしておこう。
第二の方法は、民衆全体が力を持つことを大切にすることだ。一七九三年フランス革命を経て、王が処刑され、フランスは共和国になった。しかし、周辺のヨーロッパ諸国は、民主主義となったフランスを注視して攻撃し、国内が危険な状況に陥っていた。そこで、当時の革命を起こしたジャコバン派のリーダーである、ロベスピエールがここで反革命が起きたら国は崩壊するだろうから、許してはならないと考えた。そこから生まれたのが、恐怖政治だ。ロベスピエールは革命を守るために、民主政治を守るために、恐怖政治を行った。しかし、それは権力の暴走であり、力の支配である。それは民主主義とはかけ離れたものだ。ロベスピエールはなぜそれに気づけなかったのだろうか。「善く泳ぐ者も、独りで深みに入れば溺れる」という老子の名言があるが、どんなに国のためによく考える者も、独りで妄信してしまうと気づかないまま沈み込んでいってしまう。結果的に恐怖の連鎖は続き、最終的に国民公会の議員によって逮捕され殺された。国を守るためのはずのことが、また、革命前のような独裁的な政治になってしまうことに、どんな人であろうと、一人が権力を持つことの恐ろしさを強く感じた。
たしかに、人々との団結を深めるときに、みんながついていきたいと思える人物が率いていくことも大切だ。しかし、人とのつながりや結びつきは、強めようと思って強まっていくものではなく、皆が同じ土俵に立って日々を過ごすうちに自然と出来上がっていくものである。だから、皆でものごとをつくっていける、民主主義を世界は目指していくべきだ。
乾杯後、僕のクラスはホームアローンを観ることにした。クラスによっては、一年間の振り返りをしているところもある。そこもクラス柄が出ておもしろい。B組はこれからどうなっていくのだろう。それも自分たちでつくっていくのだ。