自分と他人のちがいを大切にしながら、どう共に気持ちよく過ごしていくかを真剣に考えていることがよく伝わってきました。この姿勢をこれからも大切にしていってください。
<<え2010/13み>>
【総評】
ホテルのロビーのたとえ話から始まり、「自分らしさ」と「その場に応じた振る舞い」という相反する要素を丁寧に比べながら、最終的に「思いやり」の大切さにたどり着く構成が非常に見事です。昔話や将棋、自分の生活の中での具体例が多く挙げられていて、読者にとって共感しやすく、説得力のある意見文に仕上がっています。最後の「与える価値」にまで視野を広げているところに、成熟した考えが感じられます。
【段落ごとの講評】
第1段落(導入・問題提起):
引用文の内容がやや難しいですが、それをもとに「場に応じたふるまい」を考える視点が導き出されていて良いです。読者の興味を引く入り方になっています。
第2段落(自分らしさの大切さ):
「みにくいアヒルの子」の例や将棋での体験を交えて、「自分らしさ=向上心」につながるという主張に説得力があります。自分の負けず嫌いな性格を前向きにとらえ、実力向上につなげたエピソードが読み手にしっかり伝わります。
第3段落(その場に応じたふるまいの大切さ):
公共の場と家庭での過ごし方のちがいを具体的に書けており、「場に応じてふるまう」ことの重要性がよく伝わってきます。電車での実体験がリアルで、読者の共感を呼びます。
第4段落(まとめ・主張):
「人に与えるもの」という視点まで広げた結びがとても印象的です。「自分らしさ」と「臨機応変」のバランスの中に、「思いやり」という軸を置くことで、主張が深まりました。最後の一文も、自分の行動を見つめ直す決意が込められており、読後感の良い締めくくりです。
【特に優れていた点】
・体験・読書・日常の観察など、多角的な視点から論を展開できている
・身近な例を取り上げて、抽象的なテーマをわかりやすく説明している
・意見に対して、自分自身のふり返りと今後の目標をしっかり示している
・全体を通じて語り口が落ち着いており、説得力のある文章になっている
【考えを深めるための質問】
あなたが「これは思いやりだったな」と感じた、誰かの行動にはどんなものがありますか?
字数/基準字数:1354字/1200字
思考点:82点
知識点:77点
表現点:77点
経験点:92点
総合点:86点
均衡点:4点
■思考語彙 22種 29個 (種類率76%) 82点
n確か,。しかし,。ただし,ことかも,これこそ,するべき,せるため,そのため,だから,できるから,と思う,と思える,なければ,なると,れると,を考える,人にとって,学ぼう,当たり前かも,築けるから,自分らしい,諦めざる,
■知識語彙 57種 84個 (種類率68%) 77点
上達,不快,不愉快,人間,他人,他者,体質,価値,個性,優先,公共,公衆,向上心,周囲,場所,大事,大人,大切,大声,安定,実力,家族,対応,将棋,心身,意識,感服,成功,成長,捲土重来,昔話,最終,本来,構築,機転,爆音,状況,独自,生活,田舎,白鳥,競争心,精神,絶対,維持,臨機応変,自分,良好,言葉,軽減,通話,部屋,都会人,配慮,関係,電車,音楽,
■表現語彙 109種 193個 (種類率56%) 77点
n確か,おかげ,こと,これ,ころ,さ,しよう,せるため,そこ,そのため,その間,とき,どちら,ひな,もの,よう,アヒル,ストレス,ホテル,ボーイ,ルール,ロビー,一,上達,不快,不愉快,事,人,人々,人間,他人,他者,体質,何,価値,個性,優先,公共,公衆,向上心,周り,周囲,場,場所,大事,大人,大切,大声,姿,子,安定,実力,客,家,家族,対応,将棋,席,度,当たり前,役,心身,思いやり,急,性,意識,感服,成功,成長,振る舞い,捲土重来,昔話,時,最終,本来,構築,機転,次,気持ち,気遣い,爆音,状況,独自,生活,田舎,疲れ,白鳥,的,私,競争心,精神,絶対,維持,者,臨機応変,自分,良好,言葉,負けず嫌い,身,軽減,通話,部屋,都会人,配慮,関係,電車,音楽,顔,
■経験語彙 49種 64個 (種類率77%) 92点
いける,いじめる,いじる,くつろぐ,くれる,しまう,しれる,すぎる,せる,たまる,できる,と思う,と思える,やってくる,られる,れる,を考える,与える,乗る,休む,出くわす,出す,利く,勝つ,学ぶ,守る,得る,応じる,払う,抜け出す,指す,来す,比べる,決まる,泣く,煩わせる,現れる,生まれる,異なる,築ける,終わる,落とす,行う,見せる,諦める,譲る,負ける,雇う,響かせる,
■総合点 86点
■均衡点 4点
周囲への配慮
中2 あかけさ(akakesa)
2026年1月3日
ロビーを利用する客に「待ちあわせ場所」としてふさわしい体験をしてもらうことはホテル側としても望ましいことであるし、教育効果もあるのだ。しかし、彼らがあまり傍若無人な振る舞いをすると、ボーイが注意をする。それを見た周囲の客がやってはいけない、と学ぶことを期待している。ホテルのロビーではボーイにむこうからやって来させなければいけない。しかし、これが難しくなかなかできないのだ。ただし、難しいだけにこれが成功した時は感服するのだ。ホテルのロビーにいる「どうしようもない田舎者」と、「これこそが都会人」と思えるものは、どちらも雇われ役なのだ。その間に学ぼうとしているのが、本来の客ということになる。学び終わって「田舎者」度がすっかり払い落とされると、ボーイがやってきて雇ってくれるのだ。
確かに、自分らしさは大切だ。なぜなら、個性を大切にすることで、ストレスの軽減や他者との良好な関係を築けるからだ。昔話の「みにくいアヒルの子」では一人のアヒルのひなが異なった姿で生まれたのだ。このアヒルのひなは周りのアヒルからいじめられ、家族から抜け出した。だが、成長して大人になると、そのアヒルはアヒルではなく、美しい白鳥に成長していたのだ。私は、負けず嫌いだ。というのも、小さいころ、将棋を指していたのだが、いつも負けると泣いてしまって、次は「絶対勝つ」といった気持ちも現れた。しかし、この捲土重来の気持ちのおかげで、競争心や向上心が高くなった。最終的に諦めずに、粘り強い将棋ができるようになるようになり、実力も上達したのだ。そのため、独自性は大事なのだ。
しかし、その場に応じた振る舞いをすることも大切だ。なぜなら、臨機応変に対応することで、人間関係の構築と維持ができて、自分も成長することができるからだ。当たり前かもしれないが、私は、公共の場では周囲への配慮を行っている。大声を出さない、優先席を譲るなどのことだ。実際に私は、公衆の場でのルールを守らない人に出くわしたことがある。電車に乗っているときのことだ。その人は急に音楽を爆音で響かせて、他者と通話をしていた。そのため、私だけではなく、電車に乗っている人々も不快な顔を見せていた。公共の場と比べて、私は家では、だらだらとしている。なぜなら、家は、心身の疲れや、身を休ませるための場所だからだ。家では、部屋でスマホをいじりながらゴロゴロして、くつろいでいる。家のおかげで、私は精神が安定し、ストレスがたまりづらい体質になった。このように状況に応じて対応することは大事だ。
確かに、自分らしさも、臨機応変に対応すること、どちらも大切だ。しかし、最も大切なことは、「人の価値は、何を得たかでなく、何を与えたかで決まる」という言葉もあるように、そこに周囲の人に対する思いやりがあるかどうかということである。自分らしさを出しすぎて、周りの人に煩わせてしまったら、個性が無価値になってしまう。また、機転を利かせすぎても、その人にとっては不愉快なことかもしれない。そのため、まずは周囲の人の事を考えて、気遣いを意識するべきだと思う。私もこれからは改めて、周りへの配慮を意識し、自分と他人、どちらも不快にならないように生活していきたい。