(さくら)並木(なみき)を大切に思う気持ち(きもち)がとても伝わっ(つたわっ)てきて、心があたたかくなりました。とてもすてきな作文です。

<<え2019/90jみ>>

総評(そうひょう)
 ふだんの通学()や、学童(がくどう)からの帰り道の情景(じょうけい)を通して、「(さくら)並木(なみき)」への思いがしっかり伝わっ(つたわっ)てきます。季節(きせつ)ごとの変化(へんか)や、自分だけの特別(とくべつ)な道という意識(いしき)、さらには工事(こうじ)による不安(ふあん)気持ち(きもち)まで、いろいろな思いをていねいに表現(ひょうげん)できています。また、お母さんの思い出を取り入れ(とりいれ)て話を広げているところも、とてもよい工夫(くふう)です。自分の感じ(かんじ)たこと、守り(まもり)たいと思ったことが、心から書かれていて感動(かんどう)しました。

段落(だんらく)ごとの講評(こうひょう)
(だい)1段落(だんらく):おじいちゃんとのやりとりからは、日常(にちじょう)様子(ようす)がよく伝わり(つたわり)ます。「笑っ(わらっ)たような笑っ(わらっ)ていないような表情(ひょうじょう)」という表現(ひょうげん)に、細かい観察(かんさつ)力が感じ(かんじ)られます。

(だい)2段落(だんらく):(さくら)並木(なみき)のようすを見上げながら歩く様子(ようす)が、生き生きと描か(えがか)れています。「目を輝か(かがやか)せながらつぶやきます」という言葉(ことば)に、(さくら)を見たときのうれしさがよく表れ(あらわれ)ています。

(だい)3段落(だんらく):(さくら)並木(なみき)建て直し(たてなおし)話題(わだい)結びつき(むすびつき)、「切られてほしくない」という強い気持ち(きもち)伝わっ(つたわっ)てきます。「ソメイヨシノを切るくらいなら(こま)小を建て直さ(たてなおさ)なければいいのに」という表現(ひょうげん)に、素直(すなお)な思いがこもっていて印象(いんしょう)(てき)です。

(だい)4段落(だんらく):お母さんの思い出を通して、(さくら)並木(なみき)が長い時間大切にされてきたことが伝わり(つたわり)、話が広がっています。家族(かぞく)とのつながりも感じ(かんじ)られて、とてもよい段落(だんらく)です。

(だい)5段落(だんらく):最後(さいご)に「黄色コース」「(さくら)の絨毯」など、自分だけが知っている風景(ふうけい)としてまとめていて、自分にとって特別(とくべつ)場所(ばしょ)だという気持ち(きもち)が強く伝わっ(つたわっ)てきます。結び(むすび)の「今年の春も楽しみ」という言葉(ことば)が明るく、作文全体(ぜんたい)をすてきにしめくくっています。

特に(とくに)優れ(すぐれ)ていた点】
・ふだんの景色(けしき)の中から、自分の大切な場所(ばしょ)を見つけて書けている
季節(きせつ)変化(へんか)感情(かんじょう)動き(うごき)をていねいに表現(ひょうげん)している
建て直し(たてなおし)話題(わだい)を通じて、自分の願い(ねがい)や思いをしっかり書けている
・お母さんの思い出を取り入れ(とりいれ)話題(わだい)を広げている

【考えを深める(ふかめる)ための質問(しつもん)
あなたが大人になったとき、「この(さくら)並木(なみき)をどんなふうに伝え(つたえ)ていきたい」と思いますか?

△話かけます→話しかけます
△黄色こうす→黄色コース

字数/基準(きじゅん)字数:609字/600字
思考点:46点
知識(ちしき)点:52点
表現(ひょうげん)点:53点
経験(けいけん)点:55点
総合(そうごう)点:58点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 8種 12個 (種類率67%) 46点
だろう,と思う,なければ,なので,なると,ません,れるかも,私にとって,

■知識語彙 22種 30個 (種類率73%) 52点
並木,予定,今年,大事,子供,学童,将来,小学校,日本一,時代,景色,校舎,江戸,満開,絨毯,自慢,表情,跡地,途中,通学,駒込,黄色,

■表現語彙 56種 98個 (種類率57%) 53点
おじいちゃん,お母さん,きれい,こと,これ,そう,そこ,とき,ところ,みんな,よう,コース,ソメイヨシノ,マンション,上,下,並木,予定,人,今,今年,前,墓,夏,大事,子供,学童,将来,小,小学校,日本一,春,時,時代,景色,校舎,桜,楽しみ,江戸,満開,目,私,絨毯,自慢,花,花びら,表情,跡地,路,途中,通学,道,頃,駒,駒込,黄色,

■経験語彙 24種 41個 (種類率59%) 55点
しれる,せる,つぶやく,できる,と思う,られる,れる,作る,切る,壊す,帰る,建つ,建て直す,散る,歩く,決まる,生まれる,笑う,話しかける,輝く,追いかける,通う,通る,遊ぶ,

■総合点 58点

■均衡点 7点
 

わくわくする帰り道
   小3 のむあか(nomuaka)  2026年1月2日

 「帰るよ。早くして」といつも帰るときにおじいちゃんが笑ったような笑っていないような表情で話しかけます。これは学童からの帰る時です。

 私がいつも歩いて帰る道には桜並木があります。春は桜が満開でとてもきれいです。私は春桜が満開の頃、上を見ながらてくてくと歩きます。その時、私は「きれいだなぁ」と目を輝かせながらつぶやきます。

 桜並木の途中には江戸時代にソメイヨシノを作った人のお墓があります。ソメイヨシノが生まれた時、みんな嬉しかっただろうなと思います。でも今、私が通っている駒込小学校を建て直すことが決まり、その前に建っているマンションが壊され、その跡地に仮校舎ができる予定です。そのマンションが壊されるときに私の自慢にしている桜並木が切られるかもしれません。私は「ソメイヨシノを切るくらいなら駒小を建て直さなければいいのに」と思いました。

 お母さんも子供の頃、同じところを通っていて、春には桜を追いかけて遊んでいて、夏には涼しいと思いながら歩いて、その時はそこが日本一だと思っていたそうです。

 私の通学路にある桜並木は春になると桜の花びらが満開で、その下には桜の絨毯のように花が散っていて素晴らしい景色です。その景色を見られるのは私が通っている黄色コースという道だけです。私にとって大事な桜並木なので将来切られてほしくないなと思います。今年の春も桜が満開になるのが楽しみです。