庭や公園の歴史的変遷を踏まえながら、現代の公園の役割について深く考察している点が非常に優れています。
特に、公園が単なる緑地ではなく、人々が交流し、共に過ごす場としての価値を持つべきだという主張が明確で、説得力があります。
具体的な方法として、公園の目的を再考し、利用者の声を反映させることの重要性を挙げている点もよくまとまっています。
自分の体験を通じて、公園の利用が変わった具体例を示したことで、主張に説得力が増しています。
また、19世紀イギリスのバーケンヘッド・パークの歴史的事例を取り入れ、公園の公共性の再評価というテーマを裏付けているのも効果的です。
最後に、「自由とは、放置されることではなく、共に生きるための規則を持つことである」という言葉を引用し、まとめに活かしている点も印象的です。
全体を通じて、論旨が一貫しており、論理的な展開がなされているため、読み手にわかりやすく伝わっています。
【項目評価】
当為の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
歴史実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
論旨の一貫性
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1222字/1200字
思考点:87点
知識点:105点
表現点:92点
経験点:89点
総合点:96点
均衡点:3点
■思考語彙 24種 31個 (種類率77%) 87点
確か, 第,。しかし,。たとえば,。確か,これにより,しまえば,するから,する可能,すれば,そのため,だろう,てこそ,として第,なると,のため,は単に,れるべき,を通してこそ,保つため,問わざる,改めて考える,生きるため,者によって,
■知識語彙 97種 140個 (種類率69%) 105点
一定,一般,一部,上流,世紀,事例,他者,以前,以降,余暇,使用,価値,全面,公共,公園,共同,利用,労働,参加,向上,周囲,場所,夕方,存在,安全,定義,実感,対象,市民,平安,広場,庭園,庶民,役割,必要,意図,意義,意見,放置,政治,散策,整備,文化,方法,施設,日本,時代,景観,本来,権力,機会,機能,歴史,活動,活気,活用,環境,生活,産業,発生,発達,目的,確保,社会,禁止,私有地,私的,空間,管理,経験,緑地,自然,自由,衝突,規制,規則,視点,言葉,設計,評価,近代,近所,遊具,過密,都市,配慮,重要,重視,鑑賞,開園,開放,関係,階級,集会,雰囲気,革命,騒音,
■表現語彙 141種 215個 (種類率66%) 92点
確か,。確か,あまり,こと,これ,さ,する可能,そのため,それ,たち,つき,のため,もの,よう,イギリス,トラブル,ボール,ルール,ロンドン,一,一定,一般,一部,上流,世紀,事例,二,人,人々,他者,以前,以降,体,何,余暇,使用,価値,保つため,僕,全面,公共,公園,共同,利用,労働,参加,向上,周り,周囲,場,場所,夕方,多く,子ども,存在,安全,定義,実感,対象,市民,平安,年,広場,庭,庭園,庶民,役割,必要,性,意図,意義,意見,放置,政治,散策,整備,文化,方法,施設,日本,時代,景観,期,本来,権力,機会,機能,歴史,活動,活気,活用,点,環境,生きるため,生活,産業,発生,発達,的,目的,確保,社会,禁止,私有地,私的,空間,管理,経験,結び,緑地,者,自然,自由,衝突,規制,規則,視点,言葉,設計,評価,質,足,近代,近所,遊び,遊具,過密,部,都市,配慮,重要,重視,鑑賞,開園,開放,関係,階級,集会,雰囲気,革命,騒音,
■経験語彙 47種 72個 (種類率65%) 89点
いける,おる,しまう,せる,できる,とどめる,られる,れる,作る,使う,使える,保つ,切り離す,動かす,受け入れる,問う,変わる,守る,弱まる,得る,担う,持つ,挙げる,捉える,支える,改めて考える,果たせる,欠く,歩く,求める,生きる,生み出す,直す,眺める,示す,築く,認める,語り合う,進む,遊ぶ,運ぶ,過ごす,重ねる,開く,限る,集う,集まる,
■総合点 96点
■均衡点 3点
人が公園を生かす
高1 ヨーヨ(waoho)
2026年1月3日
庭は原始社会では共同生活の中心であり、祭祀や政治の場でもあったが、時代が進むにつれて権力者の私的空間となった。日本では平安以降、鑑賞を重視する庭園文化が発達し、庶民から切り離された存在となる。近代になると公園として再び公共性を持つが、庭本来の生活との結びつきは弱まっている。公園は単に整備された緑地として存在するのではなく、人が使い、関係を生み出す場として再評価されるべきではないだろうか。
そのための方法として第一に、そもそも公園は何のために存在しているのか、その目的を改めて考える必要がある。公園は景観を保つためだけの施設ではなく、人々が体を動かしたり、語り合ったり、時には衝突しながらも、他者と共に過ごす経験を得る場である。確かに、安全の確保や周囲への配慮は重要であり、一定のルールは欠かせない。しかし、規制を重ねるあまり、何もしてはいけない場所になってしまえば、公園は本来の役割を果たせなくなってしまう。公園の存在意義を、管理のしやすさではなく、人がどう使うかという視点から捉え直すことが求められている。たとえば、僕がよく利用していた近所の公園では、以前はボール遊びが全面的に禁止されていた。そのため、子どもたちは公園に集まっても遊具の周りを歩くだけで、次第に足を運ばなくなっていった。しかし、ボールで遊びたいという意見を受け入れた管理者によって、ボールの使用が認められるようになると、公園の雰囲気は大きく変わった。夕方になると子どもたちが自然と集まり、楽しく活気のあるものになったのである。この経験から、公園は守る対象であると同時に、「使われてこそ価値を持つ空間」なのだと実感した。
第二に、実際に多くの人が公園を活用できる機会を、意図的に作ることが重要である。なぜなら、人が集い、活動する経験を通してこそ、公園は共同の広場として機能するからである。この点を示す歴史的事例として、19世紀のイギリスにおける公園整備が挙げられる。産業革命期、都市部では労働者が過密な環境で生活しており、緑地は一部の上流階級の私有地に限られていた。しかし、1847年に開園したロンドンのバーケンヘッド・パークは、階級を問わず一般市民に開放された公共公園として設計された。これにより、多くの市民が散策や集会、余暇活動に参加できるようになり、都市生活の質は大きく向上したとされている。それまで限られた人のための空間だった緑地が公共の場として再定義されたことで、公園は社会を支える重要な役割を担うようになったのである。
確かに、公園を自由に使えるようにすれば、騒音やトラブルが発生する可能性もある。しかし、「自由とは、放置されることではなく、共に生きるための規則を持つことである」という言葉が示すように、公園を眺めるだけの場所にとどめるのではなく、人が使い、関係を築く場として開いていくことが、これからの社会に求められているのである。