のんのさん、今回の作文は日本語という言語が持つ文化的背景や価値観について深く考え、自分の経験と結びつけて書いている点がとても素晴らしいです。
特に、「すみません」と「ありがとう」の使い方の違い(ちがい)に気づき、その言葉に込め(こめ)られた文化的意味を考察している部分は、言語の奥深(おくふか)さをよく捉え(とらえ)ています。
また、相手の気持ちを尊重する日本語の表現について、自分の体験を交えて説明しているところも説得力があります。
このように具体的な例を用いて、自分の考えをわかりやすく伝えている点がとても良いですね。
さらに、最後に「言葉に流されるだけではなく、その背景にある価値観を意識して生きていきたい」という自分の生き方に結びつけた意見が書かれており、作文全体にしっかりとした主題が感じられます。
のんのさんの考えがよく伝わる、丁寧(ていねい)で深みのある作文でした。
これからも自分の体験や感じたことを大切にしながら、さらに表現力を磨い(みがい)ていってください。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
 

森リン評価 言語の影響 re 01月3週 のんの
字数/基準字数:
1092字/1200字
思考点:79点
知識点:76点
表現点:71点
経験点:79点
総合点:83点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:84点
知識点:81点
表現点:77点
経験点:84点
総合点:82点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙21種27個78%79点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙56種102個55%76点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙96種183個52%71点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙40種61個66%79点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1092字
 79点
 76点
 71点
 79点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 21種 27個 (種類率78%) 79点
n確か,、考える,。しかし,。たとえば,から考える,が考える,せざる,そのため,たかも,たため,だろう,と思う,と考える,なければ,は必ずしも,みると,を考える,保つため,深く考える,考えるざる,表すため,

■知識語彙 56種 102個 (種類率55%) 76点
一方,主観,以前,価値,優先,円滑,勝手,友達,場面,大切,姿勢,存在,学校,尊重,影響,想像,意味,意識,感覚,感謝,文化,断定,日常,日本語,普段,本来,無意識,物事,特徴,状態,生活,相手,確認,立場,結果,習得,習慣,背景,自分,自然,自覚,自身,行動,表現,言葉,言語,評価,謙虚,謝罪,負担,迷惑,道具,違和感,遠慮,配慮,関係,

■表現語彙 96種 183個 (種類率52%) 71点
n確か,あと,うち,お互い,がち,こと,これ,さ,そのため,そのもの,たため,たち,とおり,とき,もの,よう,一つ,一方,中,主観,人,以前,何,価値,保つため,僕,優先,先,円滑,力,勝手,友達,圏,場面,大切,姿勢,存在,学校,尊重,形,影響,想像,意味,意識,感じ,感覚,感謝,文化,断定,方,日常,日本語,普段,本来,次,気,気持ち,無意識,物事,特徴,状態,生活,的,相手,確認,私,立場,結果,習得,習慣,考え,考え方,背景,自分,自然,自覚,自身,行動,表,表すため,表現,観,言い回し,言葉,言語,評価,謙虚,謝罪,負担,身,迷惑,道具,違和感,遠慮,配慮,関係,

■経験語彙 40種 61個 (種類率66%) 79点
、考える,かける,から考える,が考える,させる,しまう,しれる,すぎる,せる,つける,と思う,と考える,もつ,もらう,られる,れる,を考える,与える,伝える,使う,保つ,出る,分かる,含む,感じる,捉える,方向づける,気づく,決めつける,流す,深く考える,生きる,知る,立つ,答える,聞く,育む,表す,覚える,選ぶ,

■総合点 83点

■均衡点 7点
 

言語の影響
   中3 のんの(aohita)  2026年1月3日

 一つの言語を習得するということは、その言語圏の文化や価値観を身につけることでもあり、しかもその影響に私たちは必ずしも自覚的ではない。言語は考えを表すための道具にすぎないと思いがちだが、実はその言語を使うことで、物事の捉え方や感じ方そのものが方向づけられている。僕は普段何気なく使っている日本語が、自分の考え方にどのような影響を与えているのかを、考えていきたい。

まず、自分が何を言っているかを自覚することは、とても大切だと思う。僕は日常生活の中で、日本語を深く考えずに使っている場面が多い。たとえば、友達に何かをしてもらったとき、本来なら感謝の気持ちを伝えたい場面なのに、無意識に「すみません」と言ってしまったことがある。そのときは特に違和感を覚えなかったが、あとから考えてみると、「ありがとう」よりも先に「迷惑をかけてしまった」という意識が表に出ていることに気づいた。これは、日本語がもつ文化的な特徴の一つだと思う。日本語では、相手に負担をかけたかどうかを気にする表現が多く、感謝と同時に謝罪の意味が含まれることがある。そのため、僕自身も知らないうちに、自分の行動を「迷惑だったかもしれない」と評価しながら言葉を選んでいるのだろう。このように、日本語は人との関係を円滑に保つための言語である一方で、自分の気持ちをそのまま表現するよりも、相手への遠慮を優先させる考え方を自然と身につけさせているのだと感じた。

次に、お互いの立場や考えを想像することが大切だと思う。以前、学校で友達に「寒くない?」と聞いたことがある。そのとき僕は寒いと感じていたため、相手も同じように感じているのではないかと考えていた。しかし、相手は「全然寒くないよ」と答えた。寒さや暑さといった感覚は、その人自身にしか分からない主観的なものだ。日本語には、「寒い?」や「〜じゃない?」のように、相手の状態を断定せず、確認する形で表現する言い回しが多く存在する。これは、相手の感じ方や考え方を尊重し、勝手に決めつけない姿勢を大切にしてきた日本語の特徴だと思う。このような表現を使うことで、僕たちは無意識のうちに「相手はどう感じているのだろう」と考える習慣を身につけている。その結果、相手の立場に立って物事を考える力が育まれているのではないかと感じた。

確かに、日本語が育んできた相手への配慮や謙虚さは大切な価値観である。だが、『自分が考えるとおりに生きなければならない。』という言葉があるように、僕は言葉に流されるだけではなく、その背景にある価値観を意識して生きていきたい。