ポテチのタイミング
小5 ともとも(tomotomo)
2026年1月2日
「ポテチ一枚ちょうだい!」
僕は中国上海浦東空港のそばのホテルのベットの上で、母に言った。
そっ啄の木という言葉があり得がたい好機の意味で使われる。早過ぎず遅過ぎず、まさにこのときというタイミングがそっ啄の機である。なんでも無い人間と人間とが、たまたま知り合いになる。違い不思議な感銘を分け合って、それがきっかけになって、めいめいの人生がそれまでと違ったものになるということがある。出会いである。人間にとって価値のある事は、大体において、時間がかかる。
小学一年生の時、ぼくは学校があまり好きではなくて、学校に通って授業を受けることを一切していなかった。学校に通うことなく、一年生の一月末にぼくと妹と母は、日本から中国の上海へ飛行機で引越しをすることになった。実は、父は二年前から仕事の都合で上海に住んでいたからだ。コロナ禍だったので、父に会うこともできないまま、空港から特別な専用のバスにのせらせて、隔離ホテルに移動した。そのまま、三週間の隔離ホテル生活が始まった。隔離ホテルでは毎日、工作をしたり、実験をしたり、洗濯機がないので洗濯したり、忙しく過ごしていた。あと数日で、隔離生活が終わって父に会えるなと思っていた頃、母に、
「そろそろ、一年生の分の算数を終わらせない?」
と言われた。
僕は二年ぶりに会う父に一年生の算数が終わったと自慢できるなと思って、算数の一年生の勉強を頑張ってみることにした。多分父もまさか一年分の勉強をホテルにいる間に終わらせるとは思っていないだろうと、思ってびっくりさせたいとも思った。
ホテルの部屋には勉強する机がなかったので、母と妹と一緒にベットの上で勉強を始めた。一日目は一年生の算数の上の教科書を全て終わらせた。なぜ頑張れたかというと、見開き一ページ分の勉強が終わると、赤い塩味のプリングルスのポテトチップスを一枚母からもらえたからだ。僕は急いで問題を終えると、冒頭の言葉を母に言っていた。二日目は一年生の下の教科書と冬休みの宿題を全て終わらせた。なんと一年かけて勉強する算数の教科書が二日間で終わらせることができた。僕は集中したらこんな短期間で全て終わったので、やればできると自信になった。母も一年間何も言わずいよく待ってくれてすごいなとも思った。やはり何事もやる気とタイミングが大切だ。
タイミグといえば、母な小学校一年生の時、親に無理やりピアノのレッスンを受けさせられたそうだ。母は本当はピアノではなくて合唱がしたかったので、練習もろくにしていなかったそうで、六年経ってもpピアノが好きになれず、上手にもならなかったそうだ。今になると、持ったピアノが弾けたらよかったなとか、もっと楽しくやりたかったなと思うそうだ。僕たちがピアノを習いたいと言い出して、レッスンに一緒に参加したときに、そう言っていた。もし僕が母だったら、練習もしないし、レッスンも絶対に続けないと思うので、イヤイヤでも続けた母はすごいと思った。
「鉄は熱いうちに打て」、という諺の通り、なにごとにも丁度いいタイミングというものがある。そして、そのタイミングを見逃さないように、チャンスを見逃さないようにしなくてはならない。そのためには、日頃から興味のあることに積極的にチャレンジして、準備しておくことが大切だと分かった。