たいくん、こんにちは。見事な作品。スピードも申し分ないです。やりましたね!
 西洋では、社会は自立した個人との契約(けいやく)によって成り立つと考えられています。民主主義の基本ですね。ところが日本は、社会のまえに「世間」というものがあり、そのなかで持ちつ持たれつの助け合いの関係をもつと言われます。その「世間」に排他(はいた)性がみられる以上、とらわれすぎるのはよくないという意見でしたね。的確な要約ができました。
 まず、個人の意見が押し(おし)殺されるからです。「世間」などと無関係のようにみえる学生も、学校などの様々のグループの内側では、みんなに意見を合わせて個人を押える(おさえる)という体験を持っています。たいくんも自分の周囲で感じています。アメリカのクラス方式と比べたのは秀逸(しゅういつ)です。
 第二にはみな同じ価値観になるからです。たいくんのクラスは担任の先生の厳しさでかなり価値観がそろっているのですね。良い方に動けばいいのですが、コロナ()のマスク警察のようになったら危険です。ここも対外比較(ひかく)ができました。
 「少数派であることを恐れる(おそれる)な。真実はいつも少数派から始まる。」いい名言を見つけましたね。自分らしさはいつも大切にするべきです。世間にとらわれてはいけません。

<<え2015/484pみ>>

あきたいさんの作文は、「世間にとらわれすぎることの問題点」について、自分の意見をしっかりと持ち、理由や具体例を使って説明している点がとてもよいです。
まず、意見が「閉鎖(へいさ)的な世間にとらわれすぎるのはよくない」という形で明確に示されていて、是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
また、クラスでの具体的な体験やアメリカの中学校の例を挙げているので、体験実例がよく書けています。
さらに、「アッシュの同調実験」というデータを引用して、人が周囲に合わせる傾向(けいこう)があることを示している点も説得力があります。データがよく書けています。
視野が狭く(せまく)なることについても、先生の授業の例やコロナ()のマスクの話を使って具体的に説明しており、理由がよく書けています。
最後に、ガンディーの名言を引用して、自分の意見を強めているところもとても効果的で、名言がよく書けています。
全体として、意見と理由、具体例、名言がバランスよく使われていて、説得力のある文章になっています。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
名言がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1321字/1200字
思考点:82点
知識点:78点
表現点:80点
経験点:82点
総合点:88点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
 確か, 第,。しかし,いるから,いると,おくべき,すぎると,すべき,だろう,とらわれざる,と思う,と考える,ないと,なくなるから,なので,なるから,なるので,のため,変わるので,外そう,捨てよう,言うと,

■知識語彙 58種 115個 (種類率50%) 78点
世間,中学校,人間,以内,仲間,個人,先生,全員,公共,印象,同士,同調,名言,圧力,大切,実験,家庭,少数,差別,平等,必須,快適,意味,意見,意識,授業,排他,教科,日常,日本,日本人,普通,次元,正確,毎回,注目,活動,物事,理由,生活,発展,発言,真実,窮屈,給食,統一,習慣,自分,自由,視点,視野,言葉,連絡,選択,配膳,野菜,閉鎖,食品,

■表現語彙 114種 222個 (種類率51%) 80点
 確か,いろいろ,うえ,こと,これ,さ,そう,その後,それぞれ,たち,とき,ところ,のため,ほう,みんな,もの,やり方,よう,アメリカ,クイズ,クラス,コロナ,ゼロ,データ,マスク,メンバー,一,世間,中,中学校,人,人間,他,以内,仲間,個人,僕,先,先取り,先生,全員,公共,分,印象,同士,同調,名言,周り,圧力,場,多く,大切,実験,家庭,少数,差,差別,平等,年,必須,快適,性,意味,意見,意識,手,授業,排他,教科,方,日,日常,日本,日本人,普通,暮らし,次元,正確,残,毎回,注目,活動,派,点,物事,理由,生活,発展,発言,的,真実,禍,科,窮屈,組,給食,統一,習慣,肉,自分,自由,視点,視野,言葉,誰,連絡,選択,配膳,野菜,量,閉鎖,際,食,食品,

■経験語彙 42種 60個 (種類率70%) 82点
あげる,いける,おく,すぎる,せる,つくる,つぐ,つける,できる,とらえる,とらわれる,と思う,と考える,なくなる,もつ,られる,わかる,入る,出る,助け合う,合わせる,向ける,問う,変える,変わる,外す,始まる,恐れる,感じる,持つ,持てる,捨てる,教える,暮らす,残る,済む,現われる,終わらせる,終わる,見える,見れる,間違える,

■総合点 88点

■均衡点 8点
 

世間にとらわれない
   中1 あきたい(akitai)  2026年1月3日

 社会は個人から成り立つものとされている。しかしながら、このような意識は明治以降に輸入されたものであり、現実の日本人の多くは、社会を構成する個人としてよりも、世間の中にいる、一人の人間として行動している部分の方が多いのである。世間と個人の関係について注目すべきことは、個人は自分が世間をつくるのだという意識を全くもっていない点にある。日本人の多くは世間の中で暮らしている。日本人の一人一人にそれぞれ広い狭いの差はあれ、世間がある。世間は日常生活の次元においては快適な暮らしをするうえで必須なものに見えるが、その世間がもつ排他性や差別的閉鎖性は公共の場に出たときにはっきり現われる。僕は「閉鎖的で窮屈な「世間」にとらわれすぎるのは良くない。」と思う。

 第一の理由は個人の意見がなくなるからだ。僕のクラスではみんながいつも同じ意見を持っているように感じる、家庭科の授業でクイズがあった際先生から「間違えたら恥ずかしい」と言う発言があった。その後野菜や肉、食品に関するクイズがあったらするとクラス人はみんなに合わせて手をあげていた。次第には誰も手をあげないと言うことまでに発展した。このようにクラスのような世間にいると全員が意見を統一し個人の意見が出にくいのだ。アメリカの中学校ではクラスに先生がきて教えるのではなく、自分たちでクラスを選択して先生たちのところに行くそうだ。僕はこのやり方だと世間ではなく、毎回メンバーが変わるので世間にとらわれずに済むと思うのだ。実際に日本人よりもアメリカ人の方が自分の自由な意見を持っている印象が僕の中ではある。実際に「アッシュの同調実験」と言う実験からは人間は周りの人に合わせる習慣があることがデータとして残っている。このように世間にとらわれすぎると個人の意見を持てなくなるのだ。

 第2の理由はみんなと同じ視野でしか物事をとらえなくなるからだ。僕の先生はすごく厳しいなので授業のための教科連絡3日先まで終わらせないといけないのだ。他にも給食の配膳を13分以内に終わらせる。先生はある意味全員の視野を給食なら速さ、教科連絡なら先取りに向けていると思う。他の視野で言うと給食の配膳なら「正確につぐこと」「平等な量でつぐ」「残食をゼロにする」などいろいろな視野から物事を見ることができる。しかし僕のクラスでは視野は速さだけでこれは僕のクラス1年3組の世間に入っているからだと考えて良いだろう。他にも日本の世間ではマスクはつけておくべきだと言うことがコロナ禍では普通だった。そのことから「同調圧力」と言う言葉までできた。しかしアメリカでは「マスクを外そう、捨てよう」と言う活動があるほどそれぞれが自分の視野を持っていることがわかる。このように世間にいると同じ視野でしか物事が見れなくなるので僕は世間に問わられすぎないほうが良いと思う。

 確かに仲間同士で助け合うことはよいことだ。しかし 「少数派であることを恐れるな。真実はいつも少数派から始まる。」

 と言うマハトマ・ガンディーの名言があるように個人の意見や視点が変えづらい世間とらわれずに自分の意見や視点を自由に持つことが大切だと思う。