自分の考えをしっかりと持ち、具体的な方法と実例を交えて表現できた、説得力のある意見文でした。

<<え2019/203jみ>>

【総評】
 この意見文では、「日本人の謙虚(けんきょ)な文化を守りつつ、自信を持って生きる」という主題が明確に示され、そのための二つの方法が具体的に述べられています。ガリレオの例や自分自身のテスト経験など、実例を使った説明が的確で、読み手に深い理解を促す(うながす)内容になっています。最後の結びでは、ことわざを用いて主題を再確認し、「後悔(こうかい)しない生き方を選びたい」という力強い決意が伝わってきます。

【段落ごとの講評】
第1段落:英語と日本語の比較(ひかく)を導入に使い、「感覚の主体性」から意見文の主題につなげる工夫がとても上手です。哲学(てつがく)的でありながら、しっかりと自分の立場が示されています。

第2段落:ガリレオの実例を通じて、周囲の批判に負けずに進む姿勢が描か(えがか)れています。自分の体験は「まだないが……」と正直に述べつつ、今後の姿勢をしっかりと語っている点も誠実でよいです。

第3段落:評価方法への問題提起が明確で、海外と日本の違い(ちがい)を通して自分の考えを論じられています。スピーチテストの体験が説得力を増しており、数字ではない評価の利点が読み手に伝わってきます。

第4段落:相手への敬意を忘れずに、自信を持つことの大切さをことわざを使ってまとめており、主題を大きく一般(いっぱん)化して締める(しめる)ことができています。引用もうまく生かされています。

【特に優れていた点】
・意見が明確で一貫(いっかん)しており、構成が四段落構成に沿っている
・実例(ガリレオ・自分の経験)を効果的に使って説得力を高めている
・言葉の導入やことわざの引用で、文章に深みを加えている
・自信と謙虚(けんきょ)さのバランスという難しいテーマに真正面から取り組んでいる

【考えを深めるための質問】
 自分に自信を持って生きていくために、これからどんな行動をしていきたいと思いますか?

△真実を信じ→正しいと信じた道を進み など

字数/基準字数:948字/1200字
思考点:69点
知識点:73点
表現点:71点
経験点:69点
総合点:78点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 17種 19個 (種類率89%) 69点
 確か, 第,。しかし,。つまり,いる場合,せざる,たため,たはず,だと,と思う,と考える,ないはず,なので,の場合,わかるから,決まるため,見ると,

■知識語彙 52種 78個 (種類率67%) 73点
不自然,他人,体験,優先,前回,周囲,大切,太陽,姿勢,子供,学校,宗教,尊敬,後悔,意味,意見,感覚,成績,批判,数値,数字,文化,方法,日本人,日本語,映画,普及,普通,本人,本当,機会,海外,点数,物事,状況,現在,発見,相手,真実,研究,紹介,結果,緊張,自信,自分,自然,英語,表現,表示,視点,言葉,謙虚,

■表現語彙 95種 161個 (種類率59%) 71点
 確か,いる場合,おおまか,こと,さ,それ,たため,たち,たはず,どれ,ないはず,の場合,もの,よう,わけ,アルファベット,インターネット,ガリ,スピーチ,テスト,レイ,レオ,一,不自然,世の中,二,人,人々,他人,体験,何,優先,前回,化,君,周り,周囲,大切,太陽,姿勢,子供,学校,宗教,尊敬,差,度,彼,後悔,意味,意見,感覚,成績,批判,数値,数字,文化,方法,日本人,日本語,映画,時,普及,普通,暮らし,本人,本当,機会,決まるため,海外,点,点数,物事,状況,現在,生き方,発見,的,相手,真実,研究,私,紹介,結果,緊張,考え,自信,自分,自然,英語,表現,表示,視点,言葉,謙虚,面,

■経験語彙 33種 46個 (種類率72%) 69点
くれる,できる,と思う,と考える,やめる,れる,わかる,下がる,与える,信じる,受ける,増える,変わる,始める,守る,役立つ,悩ます,感じる,持つ,挑める,教える,決まる,知る,続く,続ける,聞こえる,行う,負ける,進める,違う,選ぶ,震える,頑張る,

■総合点 78点

■均衡点 8点
 

批判を浴びても
   中3 あおてね(aotene)  2026年1月3日

  英語では、「I am cold」「You are cold」「He is cold」は、どれも同じように普通の自然な表現である。ところが、日本語だと、「ボクハ寒イ」はよいが、「君ハ寒イ」、「彼ハ寒イ」というのは不自然に聞こえる。つまり、寒いと感じるのは本人の感覚であり、それを本当の意味で体験できるのはその本人だけである。したがって、自分の寒いのは自分でわかるから良いが、同じことは他人についてはできないはず、というわけである。私は、日本人の謙虚な文化を守りつつ、自分に自信を持った生き方をしたい。

 第一の方法は、周りの人や世の中の批判に負けないこと。インターネットが普及してから、世の中の人の意見を知る機会が増えた。世の中の批判を受けながらも、現在の私たちの暮らしに役立つことを発見した人を紹介する。ガリレオ・ガリレイは、自分の研究が宗教的な面などで世の中の考えと違っていたため、強い批判を受けた。それでも彼は真実を信じ、研究を続けた。この姿勢は、周囲の批判に負けないことの大切さを教えてくれ、さらに人々に新しい視点を与えた。私は、周りの人などに批判されるような研究などは行ったことはまだないが、もし何か物事を始めた時、周りの意見より自分の考えを優先して物事を進めていきたいと考える。

 第二の方法は、テストや成績の数値化をやめることだ。私は、テストの点数に悩まされることが何度もあった。頑張ったはずなのに下がったや前回とあまり変わっていない、という状況が続いた時が何度かあった。また、数字なので一点の差が大きく感じる。しかし、海外の映画を見ると子供が持っているテストの結果は、数字ではなく、アルファベットで表示されている場合が多い。私の学校では英語のスピーチテストの結果が数字ではなくアルファベットで表示される。アルファベットの場合おおまかで成績が決まるため、あまり緊張せずに挑める。緊張しないことで自分に自信を持って物事に挑めるようになるのではないかと思う。

 確かに、相手を尊敬することは大切だ。しかし、「寒さに震えたものほど、太陽の暖かさを感じる。」という言葉があるように、世の中に負けない自信が持ち、後悔をしない生き方を選んでいきたい。