かのさんの作文は、機械や建築に対する考え方を深く掘り下げていて、とてもよく考えられています。
まず、産業革命から現代に至るまでの変化を簡潔にまとめ、現代の問題点に気づいている点が立派です。
「生物学的なものの見方」が必要だという指摘は、単なる技術や美しさだけでなく、人間の本質に目を向けているところがよく伝わってきました。
また、「整った外見よりも利用のしやすさや機能のほうが大切だ」という主張がはっきりしていて、文章の主題が明確です。
理由も二つに分けて具体的に説明しているので、説得力があります。
国語の授業で学んだ「不便の価値」を自分の考えに結びつけているところは、学んだことを実生活に活かしている良い例です。
幼稚園のデコボコな園庭が体力向上に役立つという具体例は、体験実例のように感じられ、読者にわかりやすく伝わります。
さらに、令和元年からの体力低下のデータを引用している点も、説得力を高めています。
二つ目の理由では、能登半島地震の仮設住宅の話を取り入れて、非常時の建物の役割を考えているのがよいです。
具体的な地震の名前や時期を挙げているので、現実味があり、読者の共感を得やすいです。
最後に、「初心、忘れるべからず。」という名言を引用して、文章を締めくくっているのも効果的です。
この言葉が、主張の根底にある「本当に大切なことを見失わない」というメッセージを強調しています。
全体として、かのさんの作文は主題がはっきりしていて、理由や具体例もよく書けています。
自分の考えをしっかり持ち、それを根拠をもって説明できている点が素晴らしいです。
今後も、こうした論理的な文章を書き続けてください。
【項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
名言がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1035字/1200字
思考点:77点
知識点:94点
表現点:86点
経験点:69点
総合点:82点
均衡点:1点
■思考語彙 20種 24個 (種類率83%) 77点
確か,、他方,。しかし,。だから,。例えば,そう思う,と思う,ないから,ないと,なるから,に考える,のため,は確か,は第,べきざる,を第,を考える,忘れるべき,思う第,芸術第,
■知識語彙 81種 113個 (種類率72%) 94点
不便,事態,人間,人類,今年,介護,以来,仮設,低下,住宅,体力,価値,便利,元年,内容,初心,利用,効果,勉強,反省,問題,国語,地震,場所,外見,大切,大勢,子供,安全,工学,幸福,幼稚園,底流,庶民,建物,建築,役割,必要,意味,感覚,成長,技術,拡大,授業,文章,施設,時間,最低限,最近,機械,機能,測定,災害,現在,理由,環境,生活,生物,産業,発生,石川,空間,細分,耐久,能力,能登半島,自分,芸術,行動,衛生,見方,言葉,身体,連続,都市,重点,階段,雨風,非常,革命,題材,
■表現語彙 128種 199個 (種類率64%) 86点
確か,、他方,こと,これ,さ,すべて,そう,それ,のため,は確か,ほう,もの,よう,バランス,一,三,不便,事態,二,人,人々,人間,人類,今年,介護,令,以来,仮設,低下,住宅,体,体力,何,例,価値,便利,値,元年,先,内,内容,初心,利用,効果,勉強,化,反省,和,問題,国語,園,地震,場,場所,外見,大切,大勢,子供,学,安全,工学,年,幸福,幼稚園,底流,庭,庶民,建物,建築,役割,必要,急,性,意味,感覚,成長,技術,拡大,授業,文章,施設,日,時,時間,最低限,最近,根,機械,機能,測定,災害,現在,理由,環境,生活,生物,産業,発生,的,目,県,石川,私,空間,細分,考え方,耐久,能力,能登半島,自分,芸術,行動,衛生,見た目,見方,言葉,豊か,足,身体,連続,都市,重点,階段,雨風,非常,革命,題材,1月,
■経験語彙 33種 49個 (種類率67%) 69点
える,しのぐ,しまう,すぎる,そう思う,できる,と思う,なおす,なくなる,に考える,のる,られる,れる,を考える,上げる,下す,住む,住める,信じる,増える,始める,建てる,忘れる,散らかる,整う,書く,果たす,気が付く,置く,落ちる,見つめる,起こる,踏む,
■総合点 82点
■均衡点 1点
本当に必要なこと
中1 あかえか(akaeka)
2026年1月2日
産業革命以来、機械は人々の生活を豊かにし、それが人類の幸福になるものだと信じられてきた。だが最近になって、それがすべてではないことが反省されるようになった。これまでの建築は芸術性と工学的な技術に重点が置かれていた。それが都市という空間にまで拡大し、他方では細分化されてきた現在では、その底流に生物学的なものの見方、考え方がしっかり根を下していないと本当に人間のためのものになりえないということが、今反省され始めている。環境が美しくあることは確かに望ましいことだが、芸術第一では庶民には住めない。庶民は人間であるより先にまず生物で、生物はもっと泥臭いということがいつの間にか忘れられていた。それに気が付いたのである。
整った外見よりも利用のしやすさや機能のほうが大切だ。
そう思う理由は第一に、整いすぎた環境では自分が成長できなくなるからだ。例えば、私は最近、国語の授業で「不便の価値を見つめなおす」という題材を勉強している。その文章は、不便には不便の良さがあり、便利には便利の悪さがある。」という内容が書かれている。その文章の不便の良さの例では、介護施設内の急な階段や、幼稚園のデコボコな園庭がのっていた。私も、幼稚園のデコボコな園庭は体のバランス感覚や、身体能力を上げる効果があると思う。最近は、子供の体力が低下していることが問題になっていて、令和元年から三年連続で体力の測定値が落ちているそうだ。だから、このような園庭が増えていったら、少しでも体力を上げることができると思う。
整った外見よりも、利用のしやすさや機能のほうが大切だと思う第二の理由は、いくらその建物の外見が美しくても、災害などの非常事態の時は何の役割も果たすことができないからだ。例えば、2024年の1月1日に発生し、今年で2年目になる能登半島地震が起こった石川県では、現在も仮設住宅で生活をしている人が大勢いるそうだ。もし、その仮設住宅を建てる時に耐久性や、建てる時間の速さなどよりも、芸術や見た目の良さを第一に考えていたら、「安全に雨風をしのぐ」や、「必要最低限のものを置く」などの仮設住宅の意味がほとんどなくなってしまうと思う。
確かに、衛生的でなく、足の踏み場もないほどに散らかっている場所に住みたくはない。しかし、「初心、忘れるべからず。」という言葉があるように、本当に必要なことが何なのかを考えながら行動することが大切だ。