すりりんごさんの作文を読み、とてもよく考えられていることに感心しました。
まず、社会と個人の関係についての主題がはっきりしていて、「世間」という日本独特の文化を通して個人の意見や行動が制限されてしまう問題を論じている点がとてもよいです。
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
また、理由も二つに分けて具体的に説明しているので、説得力が増しています。
特に、学校の道徳の授業で自分の意見を隠し(かくし)てしまう体験や、友達同士の話し合いで周囲に合わせてしまう実例が入っていることで、文章に説得力と親しみやすさが加わっています。
体験実例がよく書けています。
さらに、旅行先の人気ランキングの数字を引用して、みんなと同じ視野で物事を見てしまうことの問題点を示した部分も説得力があります。
データがよく書けています。
最後に、「自分が考えるとおりに生きなければならない」という言葉を引用し、個人の尊重の大切さを強調している点も印象的でした。
理由がよく書けていて、名言もよく使えています。
全体を通して、論理的に意見を展開し、具体例やデータを用いて説得力を高めている点が素晴らしいです。
これからも自分の考えをしっかり持ち、表現する力を伸ばし(のばし)てください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 個人の意見を大切に me 01月3週 すりりんご
字数/基準字数:
1647字/1200字
思考点:77点
知識点:74点
表現点:78点
経験点:79点
総合点:85点
均衡点:8点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:8点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種28個71%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙53種104個51%74点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙111種228個49%78点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙40種51個78%79点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1647字
 77点
 74点
 78点
 79点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 28個 (種類率71%) 77点
 確か, 第,。しかし,。例えば,いくべき,が考える,しまうから,そのため,たため,だろう,と思う,ないため,ないと,なければ,なれば,に考える,は言える,多いと,求めに対して,見つけると,

■知識語彙 53種 104個 (種類率51%) 74点
一番,不安,世界,世間,交流,人数,他人,以前,以外,仲間,個人,先生,友人,友達,同士,同情,場面,多数決,学校,完璧,尊重,情報,意見,感想,授業,数値,旅行,日本交通公社,日本人,有名,有意義,物事,現状,理由,生徒,生活,番目,発信,発表,発見,社会,筆記,自分,行動,視野,観光,言葉,質問,近年,道徳,遺産,関係,風景,

■表現語彙 111種 228個 (種類率49%) 78点
 確か,こと,さ,そのため,それぞれ,たため,たち,とおり,とき,どれ,ないため,みんな,もの,よう,わけ,インターネット,オーストラリア,カナダ,クラス,シート,スイス,テレビ,ハワイ,マップ,ワーク,一,一つ,一番,不安,世界,世間,中,二,交流,人,人数,今,他人,以前,以外,仲間,位,個人,先,先生,全て,内,友人,友達,同士,同情,嘘,国,地,場面,多く,多数決,学校,完璧,尊重,年,当たり前,後,心,情報,意見,感想,手,授業,数値,方,旅,旅行,日本交通公社,日本人,有名,有意義,気持ち,求め,流れ,物事,現状,理由,生徒,生活,番目,発信,発表,発見,目,社会,私,筆記,答え,考え,考え方,自分,行動,視野,観光,言葉,話,質問,足,近年,道徳,遺産,関係,風景,%,.,

■経験語彙 40種 51個 (種類率78%) 79点
あわせる,が考える,しまう,できる,と思う,に考える,はやる,は言える,めぐる,られる,れる,傷つける,出す,出る,助ける,受ける,受け入れる,合う,嫌う,惹く,持つ,挙げる,書き写す,書く,求める,消す,生きる,示す,立つ,答える,見つける,見直す,話す,読み取る,踏みだす,述べる,違う,間違う,隠す,集まる,

■総合点 85点

■均衡点 8点
 

個人の意見を大切に
   中1 すりりんご(akimano)  2026年1月3日

 社会は個人から成り立つものとされている。それぞれ個人は、社会の構造、運営、将来について責任をもつものとして意識し、行動していることになる。日本人の多くは、社会を構成する日本人より一人の人間として行動する部分の方が多い。注目すべきことは、個人は自分が世間をつくるのだという意識をもっていない点である。人により世間が広い人と狭い人がいる。個人ごとにさまざまな世間があり、日本には数えきれない世間があることになる。欧米人は日本人を権威主義的だと見ることが多い。それは、日本人が世間の目を気にして生きていることが個性的ではないように見えるためである。日本人には、自分たちが排他的な世間をつくっているのだ、という認識がない。閉鎖的で窮屈な「世間」にとらわれすぎるのは良くない。

 第一の理由は、個人の意見を持ちにくくなるからだ。世間には、社会があって、その中に学校がある。そしてその中に友達関係があって、その中に私たち個人は入っている。日本人特有の個人は、人の目を見ながら意見を隠している。私にとっての二番目に大きい世間、学校では当たり前に授業がある。授業では多くの先生が質問を出し、生徒に考え、答えを求める。その求めに対して生徒は考えを答えるときに手を挙げて述べる。学校にはクラスという世間もある。クラスには友達がいる。友達と授業を受け、考えを発表するということが授業の流れだ。授業ではよく、個人の考えを隠す場面がある。例えば道徳の授業。道徳は一人一人の考え方が求められる授業だ。その授業ではワークシートに書いてある質問に生徒が筆記したものをクラス内で発表する。当たり前だが、それぞれ考え方は違う。しかし、どれか一つの考えを示している人が多いと自分が間違っていた、みんながそうしているのだったらそうしないと、みんなにあわせないと、というような不安を持つ人が多いだろう。そして、自分の意見を消し、一番多かった考えに書き写しクラスの中で一人で立ち、発表するのである。道徳とは、個人の意見を求めるもの、心を見直すもの、ではないのか。今のような現状では完璧に人の心を読み取っているとは言えない。クラスの中には友人関係もある。私は以前、5~6人で話をしていたことがある。その中の一人が嘘を言っていたが、後の私以外の4人は話している人を傷つけないため、同情をしていた。私もみんなにあわせないと、嫌われるという気持ちがあったため、同情した。多くの人と自分が違っていたら私たち日本人は意見を持ちにくくなる。

 第二の理由は、みんなと同じような視野でしか物事を見られなくなってしまうからだ。近年では旅行がはやり、旅マップや世界遺産めぐりのテレビなどがある。そしてSNSやインターネットと言った世界と情報を発信する場面で他人の視野から見た旅行先の風景、感想に惹かれ旅行へ行く人も多いだろう。行きたい旅行先(日本交通公社1997年)には、1位オーストラリア57.2%、2位ハワイ48.4%、3位カナダ47.6%、4位スイス45.6%といった数値が出ている。どの国も人が集まる、有名な観光地である。しかし、個人にあった、旅行先は個人個人である。そのため、自分にあった旅行先を人と同じにするのではなく、自分の足で踏みだして見つけると新しい発見のある有意義な旅行になると思う。

 確かに、仲間同士で助けあることは良いことだ。しかし、自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう、という言葉があるように、世間、人の目を見ながら生活するのではなく、視野を広く物事を見ていくべきである。また、行動、考えは多数決ではない。全ての物事が多い人数の方が正しいというわけではない。授業も、人それぞれの考えがあることで交流し合うことが面白さなのである。個人個人の意見を受け入れ、時には自分の意見もいい、世間よりも個人を尊重できる社会になれば良いと思う。