あかしかさん、今回の作文は言語芸術と視聴覚(しちょうかく)芸術の関係について深く考察し、両者の独自性を活かすための課題と対策を具体的に示している点が非常に優れています。
パブロフのステレオタイプの概念(がいねん)を引用しながら、映像が言語に与える(あたえる)刺激(しげき)の役割や、現代の映像が抱える(かかえる)問題点を明確に説明しているところは、論理的で説得力があります。
また、原爆(げんばく)映像の例を用いて異なる視点からの批判の重要性を示した部分は、具体的でわかりやすく、読者に考えさせる力があります。
さらに、現地に行けない場合でも多様な情報源から自分の目で判断することの意義を述べている点は、実践(じっせん)的な視点が感じられます。
最後に、法学部での学びに結びつけて、自分の将来に向けた意欲を表現しているところも好印象です。
全体を通して、論旨(ろんし)一貫(いっかん)しており、具体例を交えながら丁寧(ていねい)に展開されているため、読み手に伝わりやすい文章となっています。

原因や対策がよく書けています。
予測問題の主題がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 ステレオタイプ nnze 01月3週 あかしか
字数/基準字数:
1341字/1200字
思考点:82点
知識点:80点
表現点:78点
経験点:79点
総合点:89点
均衡点:9点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:9点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙22種31個71%82点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙61種120個51%80点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙111種216個51%78点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙40種55個73%79点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1341字
 82点
 80点
 78点
 79点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
 確か,、第,。しかし,。例えば,あるから,あるべき,あれば,いけば,ことによって,ことに対して,するため,せるため,そのため,だろう,と考える,どう考える,は思える,みると,恐れざる,育つため,難しい場合,頼らざる,

■知識語彙 61種 120個 (種類率51%) 80点
世界,主張,事実,作成,作者,価値,公平,公正,共有,内戦,判断,到達,刺激,原爆,同情,問題,大事,大切,大戦,実現,対策,平和,延長線,役割,必要,思考,悲惨,情報,意図,意見,意識,戦争,批判,抽象,放射能,教育,文章,日本,日本人,映像,本来,構成,機会,法学部,活性,現代,現地,現実,環境,発想,自分,自由,舞台,被害,製作,視点,視野,言葉,言語,記事,降伏,

■表現語彙 111種 216個 (種類率51%) 78点
 確か,こと,これら,すべて,するため,せるため,そのため,その後,それぞれ,とき,ところ,なん,もの,よう,わけ,アメリカ,インタビュー,ウクライナ,シリア,ステレオ,タイプ,ニュース,ロシア,一つ,上,世界,主張,事実,二,人,人々,今,作り,作成,作者,価値,公平,公正,共有,内戦,判断,到達,刺激,化,原爆,受け取り,同情,問題,国,多く,大事,大切,大戦,実現,対策,平和,延長線,役割,後,必要,思考,悲惨,情報,意図,意見,意識,戦争,手,批判,抽象,放射能,教育,文章,日本,日本人,映像,本来,構成,様々,機会,次,法学部,活性,物,現代,現地,現実,環境,生,発想,的,目,眼,私,考え方,者,育つため,自分,自由,舞台,被害,製作,視点,視野,言葉,言語,記事,論,降伏,難しい場合,4月,

■経験語彙 40種 55個 (種類率73%) 79点
える,させる,せる,できる,と考える,どう考える,なくなる,は思える,もつ,られる,れる,わかる,与える,伝える,作る,使う,入る,出会える,受け取る,向ける,増える,変わる,広げる,恐れる,扱う,抜ける,抜け出せる,持つ,捉える,教わる,果たせる,殺す,終わる,育つ,薄れる,見える,訪れる,起こる,避ける,頼る,

■総合点 89点

■均衡点 9点
 

ステレオタイプ
   高3 あかしか(akasika)  2026年1月3日

 言語芸術と視聴覚芸術は、対立させられるのではなく、共通の課題を見出すことによって両者の独自性も発揮できる。新しく出会ったものを名づけ、言語の秩序の中に入れることで安全なものにしているという堅固な日常生活をパブロフはステレオタイプと呼んだ。言語を媒介にしないむき出しの事物は意味を持たないということに対して、映像論者は、眼があればなんでも同じように物が見え、抽象的思考に到達しえたというが、そうは思えない。映像価値は言葉に強い刺激を与えて活性化させるところにある。しかし、現代では映像が言語に刺激を与えるものではなく、ステレオタイプの発想の延長線上にいつつあることが問題だ。

 対策としては、映像に対する批判を恐れないことだ。批判したりされたりすることで、新しい現実に出会えたり、言語を活性化するという映像の価値を実現することができる。例えば、原爆について扱っている映像があるとする。その映像では、原爆は悲惨なものという視点で構成されている。日本人は原爆は多くの人々に放射能の被害を与えたり、殺したりした悪いものと教わって育つため、悲惨なものとして扱うことで、日本人からの批判はほとんどなくなる。しかし、アメリカからの視点では、戦争を終わらせるためには必要なものであり、なかなか降伏しなかった日本が悪いという意見もあるだろう。もし、日本の原爆の教育でこの意見をもつ人のインタビュー映像を使ったら、かなり批判されるだろう。しかし、批判を恐れずにすべての意見を公平に扱うことで、映像はステレオタイプから抜け出せるのではないか。

 また、もう一つの対策としては、映像や文章だけに頼らず、自分の目で見て判断することだ。日本は平和な国であり、第二次世界大戦の後から現代まで、戦争の舞台になったことがない。しかし世界に目を向けてみると、ウクライナとロシアが戦争をしていたり、シリアで内戦が起こっていたりする。日本はこれらの情報をニュースや記事で受け取る。ニュースや記事にはその作者の意図が入りやすく、すべてがわかるわけではない。そのため自分の目で見ることによって、自分の意見を正しく持つことができる。しかし、実際に現地に訪れることが難しい場合が多い。そこで、映像や文章を見ても、製作者の意図が入っていることを意識し、様々なものを見ることで視野を広げられるだろう。それぞれが自分の目で見たものを大切にしていけば、言語のステレオタイプがだんだん薄れていき、映像も変わってくるだろう。

 確かに、映像や文章に作り手の意図が入ることは作り手は伝えたいことがあるから作成するため、避けられないことである。しかし、情報とは事実や意見を伝えるだけのものではなく、その後受け取り手にどう考えさせるかが大事なのである。作者の意図を受け取った後、批判しても良いし、同情しても良い。また、自分の目で見たものを共有するときも批判を恐れないことが言葉を自由にしていく。このような環境が映像の本来あるべき役割を果たせるようにすると考える。私は4月から法学部生になる。法学部では公正な判断が必要な機会が今より断然増えるだろう。様々な映像を見てステレオタイプな考え方から抜け、それぞれの主張を捉えていきたい。