すみひなちゃん、こんにちは。よく考え書かれた作品です。先生などは、親や祖父母が戦争体験を持っているので日々聞かされたり感じさせられたりした世代です。すみひなちゃんは、暮らしのなかに戦争の(かげ)はない世代、だからこそ新しい向き合い方をしていきたいですね。
 戦争を扱っ(あつかっ)た文学はたくさんあります。先日、偶然(ぐうぜん)テレビで開高健さんの戦争体験を扱っ(あつかっ)た番組を観て衝撃(しょうげき)を受けました。ベトナム戦争の中にいたことで、いい知れない影響(えいきょう)を受けたそうです。
https://nhk.shigeyuki.net/?p=18061
戦争の魅惑(みわく)開高健からの手紙|ベトナム戦争の現場で何が起きていたのか──輝ける(かがやける)(やみ)と未公開手紙が示す“取材の真実”

 考えてみれば、日本も大和朝廷(ちょうてい)の太古の昔から、やや平和な時代と戦乱の時代を繰り返し(くりかえし)ながら現代に至ったのです。自分のこととして正しい知識を追究することが大事ですね。

<<え2018/308pみ>>

すみひなさんの作文は、戦争についての深い考察がよく伝わってきます。
まず、戦争の原因や結果を冷静に分析(ぶんせき)し、過去の教訓を活かすことの重要性をしっかりと述べている点が素晴らしいです。
また、『永遠のゼロ』という具体的な本を紹介(しょうかい)し、自分の体験として読書の感想を交えながら戦争の悲惨(ひさん)さを伝えているところは、説得力があり、体験実例がよく書けています。
さらに、兵器製造会社や悪事に走る人の存在に触れ(ふれ)、戦争をなくすことの難しさも現実的に捉え(とらえ)ている点も評価できます。
昔話の桃太郎(ももたろう)を例に争いの結末を示した部分は、昔話の実例がよく書けていて、戦争の本質をわかりやすく伝えています。
最後に、吉田(よしだ)松陰(しょういん)の名言を引用し、知識の重要性を強調しているところは名言がよく書けています。
全体を通して、複数の意見がよく書けており、それらをまとめて「戦争を正しく理解し、過去の教訓を学ぶことが大切」という総合化の主題がしっかり示されています。
すみひなさんの考えが明確に伝わる、よくまとまった作文です。

項目(こうもく)評価】
・体験実例がよく書けています
・昔話の実例がよく書けています
・名言がよく書けています
・複数の意見がよく書けています
・総合化の主題がよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1238字/1200字
思考点:85点
知識点:80点
表現点:74点
経験点:88点
総合点:87点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 23種 35個 (種類率66%) 85点
n確か,、なぜ,。しかし,。だからこそ,あろう,いるから,すべき,すれば,たちによって,だと,だろう,できると,できるはず,といえ,として考える,ないため,はきっと,は思う,よう考える,を考える,忘れざる,持てば,考えるざる,

■知識語彙 62種 101個 (種類率61%) 80点
一番,主人公,予想,事実,人事,人生,人間,会社,個人,兵器,内容,冷静,出来事,分析,利用,印象,原因,反省,吉田,場所,大切,太平洋戦争,展開,後世,必要,悪事,悲惨,感情,慰霊,戦争,方法,昔話,最後,最終,本当,松陰,桃太郎,検証,武器,残酷,永遠,混乱,特攻,犠牲,理由,理解,発展,相手,真実,知識,研究,祖父,結果,自分,自身,被害,製造,解明,退治,過去,遺族,麻薬,

■表現語彙 102種 205個 (種類率50%) 74点
n確か,いくつ,うち,こと,さ,そのもの,その後,それ,それら,たくさん,たち,できるはず,ないため,もの,よう,ゼロ,パイロット,一,一つ,一番,中,主人公,予想,争い,事実,人,人事,人生,人間,今,仮,会社,何,個人,兵器,内容,冊,冷静,出来事,分析,利用,印象,原因,反省,吉田,命,喜び,場所,大切,太平洋戦争,実,展開,後世,必要,悪事,悲惨,感情,慰霊,戦争,方法,昔話,最後,最終,本,本当,松陰,桃太郎,検証,武器,残酷,気持ち,永遠,混乱,特攻,犠牲,理由,理解,発展,的,相手,真実,知,知識,研究,祖父,祭,私,結果,者,自分,自身,行,被害,製造,解明,話,退治,過ち,過去,遺族,鬼,麻薬,

■経験語彙 46種 71個 (種類率65%) 88点
かばう,がる,しまう,つく,つづる,できる,といえ,として考える,なくなる,は思う,よう考える,られる,れる,わかる,を考える,与える,働く,売る,変わる,失う,学ぶ,得る,忘れる,感じる,慰める,戦う,招く,持つ,挙げる,残す,残る,浮かぶ,滅びる,片づける,知る,行う,語り継ぐ,読む,走る,起きる,起こす,越す,返す,過ごす,違う,頑張る,

■総合点 87点

■均衡点 5点
 

紛争の犠牲者
   中2 すみひな(sumihina)  2026年1月4日

なぜ人々は戦争をするのだろう?世界では、これまで様々な戦争や紛争が起きてきた。どの場所でもたくさんの人の命が失われ、犠牲になっている。「慰霊祭」としてそれらの犠牲者や残された遺族の気持ちや感情を慰めることは大切だ。しかし、冷静な分析と研究をして、戦争が起きた原因やその後の展開に対する一つ一つの原因・結果を検証すべきではないだろうか。そうすれば、今まで行われてきた戦争のうちのいくつかはどうすれば戦争が起きなかったなどの理由を解明することができると私は思う。また、もしそういうことをしないとすれば、戦争で命を失った人たちも浮かばれないのではないだろうかと私は思う。

分析する方法の一つとして挙げられるのが、戦争の悲惨さや残酷さを後世に語り継ぎ反省することだ。私は戦争についての本をいくつも読んだことがあるが、どの本を読んでも痛々しい内容がつづられている。その中でも「永遠のゼロ」は特に印象に残る一冊だった。主人公の本当の祖父が太平洋戦争で戦ったパイロットだということを知り、その人生ついて知っていき、今まで過ごしてきた仮の祖父が実の祖父をかばったことから、話が発展していくという本だ。特攻についての真実や、実際の戦争がどのようなものかということがとてもよくわかった。この本を読んだことで、私は過去の戦争を忘れず、同じ過ちをくり返さないようにすることが大切だと改めて感じることができた。

だが、一人でこのような内容を考えているだけでは戦争はなくならないだろう。兵器や武器を製造している会社などはきっと戦争が起きたら大喜びするであろうし、戦争の混乱を利用して悪事に走る人もいることだろう。麻薬なども同じように、売る人がいて、欲しがっている人がいるからなくならないものなのだ。しかし、なくならないとしても戦争が反省すべきことであるのは変わりない。昔話の桃太郎でも、人間に悪事を働いていた鬼は最終的に桃太郎たちによって退治されてしまう。このようなことから、争いは相手に被害を与え、最後には自分たちも滅びてしまうものであるといえるのではないだろうか。

確かに、過去の戦争を反省することも、戦争をもう起こさないよう考えることも必要なことだ。しかし、「知は行の本なり」と吉田松陰が言ったように、一番大切なのは「戦争」そのものについて個人が正しい理解をすることではないかと私は思う。一人一人が正しい知識を持てば、戦争がどのような結果を招くか、どのようにしたら戦争が起きないかということをおおよそ予想できるはずだ。もしそれが事実とは違うものだったとしても、正しい知識を持つことに越したことはない。だからこそ、私たちは戦争を「過去の出来事」として片づけ、なぜ起きたのか、どのような結果を招いたのかを学ぶことが大切なのだ。私自身も、戦争を他人事、過去のこととして考えず、知識を得、戦争を起こさないために何ができるのかを考えるように頑張っていきたい。