知ったかぶりをすると・・・ (清書)
小5 わかば(akahime)
2026年1月4日
ソクラテスは、約2400年以上前の、ギリシヤのアテナイ出身の哲学者である。そんな前の人にも関わらず、ソクラテスの考え方・哲学は、今の現代にも残っている。ソクラテスの「私は自分が知らないと行くたった一つのことを知っている。」という告白は、その時代の人にとって、とても危険なものだった。このことから、私はソクラテスは正直で恥ずかしい思いをすることに対し、何とも思っていないほどに、メンタルが強い人だと感じた。また、ソクラテスは『汝自身を知れ』という名言を残した。私はその言葉がとても胸に響いた。なぜなら、私たちは自分のことはたくさん知っていると思っていたけど、実際は自分のことでさえ何も知らないのかもしれないと考えたからだ。そんなたくさんの告白を残したソクラテスのおかげか、現代、知ったかぶり・嘘は良くないとされている。昔の教師のような知ったかぶりをする人は、逆に恥ずかしい目にあってしまう。また、知ったかぶりは良くないと知識で体に染みついているため、知ったかぶりをすると、自分が笑われているように、感情が高ぶる。そして、もっと恥ずかしくなってしまう。しかし、「知ったかぶり」とは、日常的に起こることで珍しくはない。
学校で、国語の授業をしていた時のことだ。左の席の子が、説明文を音読していた。しかし、すらすらと話していたのが、突然つっかえ、途切れてしまった。
「どうしたの?」
と小さい声で囁くと、
漢字が分からないのだと教えてくれた。教科書には、「おさない」という漢字と、「き」という漢字が並んであった。私はその熟語を知らなかった。でも、私は意地を張ってしまう性質があり、友達に『分からない』とは言えなかった。だから、右隣の席の子に教科書を見せ、同じ質問した。すると、その子は
「ようきだよ。よ・う・き。」
と胸を張って言った。私も、そうではないかと疑っていたから、すぐに納得し、左隣の友達に教えてあげた。その子が「ようき」で読み進めたが、後から先生が
「ようぼくです。」
と、大きな声で言った。それを聞いた私たち三人は、その瞬間に顔がリンゴのように真っ赤になったかと思われるほど熱くなった。苦笑いしていたが、右隣の子は、「私のことを心の中で笑っているかも…」と思った。その時、私はクラスメイト全員が、まるでお面をかぶっているようだと感じた。仮面の下の顔が見えないから、「みんなが、笑い飛ばしている」と疑心暗鬼になってしまう。
私は、落語の本で、「転失気」というお話を知った。転失気とは、「屁」という意味の、医学用語だ。落語の内容を解説すると、医者が、和尚に「転失気はありますか?」と聞く。転失気が屁だと知らなかった和尚は、知ったかぶりをしてその場を取り繕ったが、その意味を尋ねに行かせた小僧から、「盃」だと嘘を教えられ、医者の前で「よく妻とやる」「この箱の中に入っている」などと言ってしまい、失敗する話だ。その話を読み、自分を守るために知ったかぶりをしたのに、結局恥ずかしい目に合っていて、面白いと感じた。知ったかぶりをしなければ、意味を教えてもらって終了だったのに、変に取り繕ったせいで、もっとダメージが大きくなってしまっている。
知ったかぶりをすると誤解が生まれて、後でより恥ずかしい思いをすることになると分かった。知るは一時の恥、知らぬは一生の恥ということわざがあるが、ものを知らないと、大きなミスとなって、自分が恥ずかしくなってしまう。これから私はいろいろなことに関心を持ち、「知っていること」を増やしたり、「知らない」とはっきり言いきれる人間になりたい。