「そったくの機」に書かれた「タイミング」について、<<え2007/356み>>
一見タイミングとは関わりのない「危機一髪(ききいっぱつ)」や「一寸(いっすん)先は(やみ)」という言葉が、★前の話★聞いた話 の内容(ないよう)から結びついたことで「チャンスも危険(きけん)も、タイミングひとつで結果が変わる」という思考につなげ、さらに「だからこそ、偶然(ぐうぜん)を待つだけでなく、準備(じゅんび)しておくことでチャンスをつかめる」と考えを広げたとことがとても良い作文でした。

<<え327み>><<え327み>>
あさゆほさんの作文は、「そっ啄の機」という言葉の意味をしっかり理解(りかい)し、自分の生活や家族の体験と結びつけて考えたところがとてもよくできています。
自分の体験だけでなく、家族の話も取り入れているので、文章に深みが出ていて、読み手に伝わりやすいです。
また、「一寸(いっすん)先は(やみ)」ということわざを使って、人生の予想できない瞬間(しゅんかん)について説明しているのも素晴らしい(すばらしい)です。結びには自分の考えや気づきをまとめて、これからの行動につなげている点も立派(りっぱ)です。これからも、自分の経験(けいけん)や周りの話を大切にしながら、考えを深めていってください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
内容(ないよう)の深さ:とてもよい
・具体例の活用:よい(自分と家族の体験がよく書けています)
・ことわざの活用:よい(「一寸(いっすん)先は(やみ)」がよく書けています)
・感想や気づき:よい(わかったことがよく書けています)
・文章のまとまり:よい(書き出しの結びがよく書けています)

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1143字/1000字
思考点:64点
知識(ちしき)点:62点
表現(ひょうげん)点:71点
経験(けいけん)点:94点
総合(そうごう)点:69点
均衡(きんこう)点:-3点

 


■思考語彙 15種 19個 (種類率79%) 64点
。だからこそ,いれば,おらざる,そう考える,たかも,だかも,と思う,のため,ぶつからざる,今思う,思い返すと,思うと,考えると,聞くと,見ると,

■知識語彙 36種 51個 (種類率71%) 62点
一寸,予想,人生,体験,保育園,偶然,公園,出来事,努力,包丁,危機一髪,危険,友達,大切,家族,左右,日常,普段,本文,林間,毎日,準備,無意識,特別,状況,瞬間,祖父,経験,結果,自分,自身,自転車,途中,金網,青信号,食事,

■表現語彙 96種 142個 (種類率68%) 71点
いくつ,いつ,いつか,けが,こと,ことわざ,ころ,そっ啄,だんじり,とき,ところ,のため,ひとつ,ひび,よう,わけ,ケガ,コントロール,コース,スキー,スピード,セット,タイミング,チャンス,バス,リビング,一,一寸,下,中,予想,事,人,人生,今,体験,保育園,偶然,先,公園,出来事,努力,包丁,危機一髪,危険,卵,友達,命,大切,姉,子ども,家,家族,崖,左右,幸い,度,心,手,方,日常,普段,本文,板,林間,機,母,毎日,準備,無意識,父,特別,状況,瞬間,祖父,祭り,私,経験,結果,綱,考え,腕,自分,自身,自転車,話,誰,誰か,近く,途中,通り,金網,闇,隣,青信号,食事,

■経験語彙 50種 73個 (種類率68%) 94点
おく,おる,くれる,しまう,しれる,すぎる,すむ,ずれる,そう考える,つかめる,できる,と思う,ひく,ひそむ,ぶつかる,れる,わかる,今思う,伸ばす,入る,出す,助かる,助ける,動かす,変わる,失う,引っかかる,引っ張る,待つ,思い返す,感じる,曲がる,気づく,洗う,積み重ねる,突っ込む,置く,聞く,育てる,落とす,訪れる,読む,転ぶ,逃す,通う,遅れる,過ごす,違う,離す,飛ぶ,

■総合点 69点

■均衡点 -3点
 

タイミングが命を救うとき
   小5 あさゆほ(asayuho)  2026年1月4日

本文では、「そっ啄の機」とは、内側からの準備と外側からの刺激がぴったり合う瞬間のことであり、考えや出会いにも同じような決定的なタイミングがあると述べられていた。私はこの考えを読みながら、自分の生活の中にも、気づかないだけで似たような瞬間があるのではないかと思った。特に、タイミングが少し違うだけで結果が大きく変わるという事に強く心を動かされた。

 私自身にも、思い返すと「そっ啄の機」のような出来事がある。小さいころ、保育園のお食事セットを家で洗っていたとき、隣に置いてあった包丁が、どういうわけかリビングの方へ飛んでいったことがあった。今思うととても危険な状況だったが、幸いにも誰も近くにおらず、ケガをした人は一人もいなかった。もし包丁が飛ぶタイミングが少しでもずれていたら、誰かが大けがをしていたかもしれない。そう考えると、無意識にそんなことをしていたのが怖いと思ったし、普段は気づかないけれど、日常にもそっ啄の機のような瞬間があるのだと思った。

 家族の話を聞いてみても、同じように「タイミングひとつで命が助かった」出来事がいくつもあった。母はスキーの林間コースでスピードを出しすぎてコントロールを失い、金網に突っ込んでしまったことがある。ふと見るとスキー板が金網に引っかかっていて、その下は崖で、ちょうどバスが通っていた。もし引っかかるタイミングが少し違っていたら、命を落としていたかもしれない。父も、子どものころにだんじり祭りで転んでしまい、綱を離してしまったとき、もう少しでだんじりにひかれるところを祖父が引っ張り出して助けてくれたという。祖父が手を伸ばすタイミングが少しでも遅れていたら、どうなっていたかわからない。姉も、自転車で友達と公園に行く途中、青信号で左右に曲がったときにぶつかり、腕にひびが入ったことがあった。曲がるタイミングが違っていれば、ぶつからずにすんだかもしれない。こうした話を聞くと、家族にも一度は危機一髪の経験があるのだと感じたし、まさに「一寸先は闇」ということわざの通り、人生には予想できない瞬間があるのだと思った。

 本文を読んで、そして自分や家族の体験を思い返してみて、私は「そっ啄の機」は特別な出来事だけにあるのではなく、日常の中にもひそんでいるのだと気づいた。チャンスも危険も、タイミングひとつで結果が変わる。だからこそ、偶然を待つだけでなく、準備しておくことでチャンスをつかめるのだと思う。そして、いつ訪れるかわからないその瞬間のために、普段から自分の“卵”を育てておくことが大切だと感じた。これからは、ただ毎日を過ごすのではなく、いつか訪れるそっ啄の機を逃さないように、自分の考えや努力を少しずつ積み重ねていきたい。