一年の計は元旦にあり

   小5 あけしよ(akesiyo)  2026年1月4日

 「今年の目標はどうしようか。」

僕は、毎年お正月になるとその一年の目標を書くことにしている。一年は三百六十五日もあるので、達成するのが難しい十個の目標を考える。でも今年はなかなか十個考えられない。

(また明日になったら書こう。)

僕はそう思って、鉛筆を筆箱の中にしまった。

 次の日、僕は朝早くに初もうでに行った。去年は夕方に行って三時間も並んで疲れたからだ。眠くて朝起きるのが大変だったけど頑張って行った。神社に着くとすでに車が沢山止まっていた。でも、五分ほどしか並ばなかったので疲れずに済んだ。僕は、

(算盤とおりがみがうまくなりますように)

と、お願いした。その時、目標になりそうな何かがひらめいたような気がしたが、すぐに忘れてしまった。

 お昼になって、おじいちゃんとおばあちゃんの家に行っておせち料理を食べた。食べ終わった後、お母さんの提案で、みんなで百人一首をやることになった。お母さんは強かったけど、僕は一番になった。でも、ぼくは百人一首の歌の意味は分からない。お母さんに聞いてみたら

「全部は覚えていないけど、結構覚えているよ。」

と言った。僕は

(なんで、あんな宇宙人が使いそうな言葉の意味が分かるんだろう。)

と不思議に思った。

 夕方、家に帰って、途中だった目標づくりを始めた。お母さんはすらすら書いているのに

僕はなかなか最後の三個が思いつかない。僕は今日一日のことを振り返ってみることにした。

(うーん。朝早く起きて初もうでに行った。算盤とおりがみがうまくなりたいとお願いした。百人一首をした。お母さんは歌の意味を覚えている。) 

するとその時、僕の頭の中で何かが光った。

「そうだ。今年の目標は算盤とおりがみがうまくなること。そして、百人一首の歌の意味を全部覚えることだ。」

僕は大声で叫んだ。一年の計は元旦にあり。今年もいろんな目標が達成できそうだ。僕はすっきりした気分で鉛筆を筆箱の中にしまって机を離れた。