自分も周りも快適に
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年月日
ホテルのロビーは奥が深く、「ボーイにむこうからやって来させる」のでなければならない。それが一流ホテルのロビーを利用する、一流客のやり方なのだ。タイミングよくチラリとやらないと、これは空を切る。ただし、難しいだけにこれが成功した時の感動は、えも言われない。ホテルのロビーにいることの、奥義に達したのだという気がするのである。
良い行動を真似することは大切だ。アメリカで人は周囲がどうなっているのかを見て行動規範を判断するのかを検証する実験が行われた。研究者は車のフロントガラスにチラシを挟む。被験者が車に戻ってきて、チラシを取った後、そのチラシを地面に捨てるか、ちゃんと持ち帰るかを観察する。被験者には「実験に参加している」とは知らせず、環境条件ごとに比較して実験が行われた。条件の一つ目が、駐車場に紙くずやゴミが大量に散乱している状態、二つ目はゴミがほぼ一切なく清掃された状態、三つ目はほぼ完全に綺麗だが、わざと一枚だけ紙くずを置くというものだ。条件の三つ目では、被験者に誰かがゴミを捨てたのを目撃させた。実験の結果、一つ目の条件では約41%の人がポイ捨てをした。二つ目の条件では、約11〜18%の人がポイ捨てをした。三つ目の条件では、約3〜6%の人しかポイ捨てをしなかった。条件③が一番少なくなったのは、基本はみんながルールを守っているにも関わらず、ルールを破ったことで、一つの違反が目立った。そして、「ここは本来ゴミを捨ててはいけない場所だ」という意識を、被験者に強く持たせた結果だと考える。身近な例では学校でのペットボトルの捨て方のルールが挙げられる。私の学校の先生は、「ペットボトルのキャップとラベルを外して、分別して捨てましょう」と言う。中学校に入学した時は、言われた通りに捨てていて、私は何も不思議に思わなかった。しかし、このことに、今年度この学校で働き始めた地理の先生は驚いたそうだ。まず、ペットボトルはペットボトルのゴミ箱に入れましょうと指導する学校は多いが、キャップやラベルの分別まで指導する学校は少ないと言うことだ。確かに、ペットボトルのキャップやラベルを分別するというCMを見るようになったのは最近だ。また、私の学校にはたくさんの自動販売機が置いてあるが、その近くにはゴミ箱がないと言うことだ。自動販売機の近くにゴミ箱があると、気軽にペットボトルを捨てることができるが、分別はされにくい。しかし、ゴミ箱を様々な種類でまとめておくことで、分別を促すことができるのかもしれない。このことから「人の振り見て、我が振り直せ」ということわざがあるように、私は良いお手本を真似して、立派な大人になりたいと感じた。
しかし、自分らしさも大切だ。私は中学校に入り、部活を始めた。最初に入る部活を決める時、周りの女子は「一緒に〇〇部入ろう。」と誘いあって入部していた。ダンス部が一番人気で、総部員数でもトップだ。なぜ、ダンス部は人気なのだろうか。ダンス部はかっこよくて、キラキラしているイメージがあるということが一つの原因なのではないか。また、発表の場が多く、人前で輝けるという魅力があることも原因だと考える。私は友達がいなくても手芸料理部に入りたかったので、友達を誘うことなく入部を決めた。なぜなら私は小さい頃から、母の影響もあり、お菓子作りが好きで、受験をする前から手芸料理部に入りたいなと思っていたからだ。私の他に、女子二人と男子一人が入部を決めていた。途中から、私以外の三人が部活に来なくなった。先輩は学年で固まって話しながら料理していて、寂しくなることもあったが、部活は楽しかったので今まで続けてきた。最近、仲の良い友達二人と同じクラスの男子一人が入部してくれたので今まで以上に楽しく活動している。
確かに、良いことを真似することも、自分らしさもどちらも大切だ。しかし、一番大切なことは、自分も周りの人も楽しく快適に過ごせるようにすることだと考えた。「郷に入っては郷に従え」ということわざもあるように、自分らしさを大切にしながら、時と場合に応じてその習慣を楽しめるようにしたい。また、周りに流されずに、嫌なことは周りに合わせないようにしたい。これからは、周りの様子をよく見ながらも、自分が大切にしたいことは見失わず、行動できる人になりたい。