まきちゃん、こんにちは。思考点の高さ!すばらしい。これで、余裕(よゆう)試行錯誤(しこうさくご)できますよ。楽しみです。

<<え2010/138み>>

あこまきさんの作文は、とても豊かな想像力と深い考えが感じられます。
冒頭(ぼうとう)の家族の朝の様子を描い(えがい)た場面は、具体的で生き生きとしていて、読んでいる人がその場にいるように感じられました。
「パパが飛んでいる!」というトーマスの言葉や、ママの驚い(おどろい)た様子の描写(びょうしゃ)は、たとえがうまく使われていて、子どもの目線と大人の目線の違い(ちがい)がよく伝わってきます。
また、自分の幼い(おさない)(ころ)の体験を交えたことで、文章に立体感が生まれています。
スティーブ・ジョブズの言葉を引用し、その意味を自分の言葉でしっかり説明している点も素晴らしいです。
知識と想像力の関係について考えを深めているところから、あこまきさんの思考力の高さがうかがえます。
「まるで、完成図の横に置かれた真っ白なパズルのピースを埋め(うめ)ていくようなものだ」という表現も、たとえが効果的で、イメージがわきやすいです。
最後に「あなたも、あなた自身の常識を覆し(くつがえし)てみてはどうだろうか」という呼びかけ(よびかけ)締めくくっ(しめくくっ)ているので、読者に考えを促す(うながす)力もあります。
全体を通して、テーマに対する一貫(いっかん)した視点(してん)があり、とても読み応えのある作文でした。

項目(こうもく)評価】
・たとえの使用:よくできている
・前の話や聞いた話の活用:よくできている
一般(いっぱん)化の主題:よくできている
・書き出しの結び:よくできている

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1544字/1200字
思考点:92点
知識点:75点
表現点:80点
経験点:76点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 26種 32個 (種類率81%) 92点
。しかし,。だから,あるから,からこそ,しまうらしい,しよう,せざる,それによって,たから,だろう,とらわれざる,と思う,ないから,ないと,は思う,みると,を考える,人間にとって,今考える,助けるため,天に対し,恐れざる,知らざる,考えるざる,見よう,関わらざる,

■知識語彙 55種 87個 (種類率63%) 75点
不可能,世界,主人公,人間,体制,価値,前例,創設,創造,印象,地球,大切,大海,子供,宇宙,完成,左右,常識,幼稚園,情報,想像,意味,挑戦,既存,未熟,本質,様子,消費,無理,無知,物事,物理,独創,現実,理科,知識,確信,秀才,空間,純粋,経験,練習,能力,自分,自身,表情,製品,視点,解像度,言葉,追求,邪魔,重力,重要,鑑賞,

■表現語彙 115種 198個 (種類率58%) 80点
あなた,うち,こと,これ,さ,さまざま,それ,たち,たて,ところ,なに,なん,もの,よう,ん,アップル,アニメ,ジョブズ,スティーブ,ハングリー,パズル,ヒロイン,ピース,ブランコ,ママ,メッセージ,上,不可能,世界,中,主人公,事,井,人,人間,今,体制,何,価値,前,前例,創設,創造,助けるため,印象,図,地球,夢,大切,大海,天,姿,子,子供,宇宙,完成,左右,常識,幼稚園,度,彼,心,情報,想像,意味,愚か者,慣れっこ,挑戦,既存,未熟,本質,枠組み,様子,横,消費,無理,無知,物事,物理,独創,現実,理科,的,真っ白,知識,確信,秀才,私,空,空間,純粋,組み合わせ,経験,練習,者,能力,自ら,自分,自身,蛙,表情,製品,視点,解像度,言葉,話,誰,追求,逆,邪魔,重力,重要,鑑賞,頃,頭でっかち,

■経験語彙 38種 74個 (種類率51%) 76点
ありえる,しまう,すぎる,つける,できる,とらわれる,と思う,は思う,やる,られる,れる,を考える,上げる,今考える,信じる,入る,助ける,囚われる,埋める,壊す,失う,得る,思いつく,恐れる,捨てる,映し出す,残る,決めつける,知る,続ける,置く,表せる,覆す,込める,関わる,降りる,飛ぶ,驚く,

■総合点 83点

■均衡点 3点
 

常識を覆す
   小6 あこまき(akomaki)  2026年1月4日

 ある日の朝、パパとママと、二、三歳児のトーマスがキッチンで朝食を食べていた。ママが立ち上がり、流し台の方へ行く。すると突然パパが天井近くまでふわっと浮かび上がる。多分だが、トーマスは多分パパを指して

「パパが飛んでいる!」

と言うのだろう。しかし、ママの場合だと、トーマスの声でパパの方へ振り返る。すると衝撃の様子が目に入る。ママの手からジャムのガラス瓶が落ち、ママはびっくり仰天してけたたましく叫ぶだろう。もちろんトーマスも驚いたと思うが、これは習慣の問題だ。パパは色々と変なことをするから、ちょっとばかり朝食のテーブルの上を飛ぶことなどおかしくないとトーマスは思っている。しかし、悲しいことに、私たちは大人になるにつれ、重力の法則に慣れっこするだけではない。世界そのものに慣れっこになってしまうのだ。だから、ママは表情に表せないほど驚いたのだ。私たちは子供のうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって私たちは大切な何かを失う。

 あなたは、小さい頃常識を考えずにさまざまなことを想像したことはないだろうか。私は小さかった頃にそのような経験を何度もした。特に印象に残っているのは幼稚園に入りたての頃の話だ。その頃の私は純粋で主人公がヒロインを助けるために空を飛んでいくなどといったアニメの様子から人は空を飛ぶ事ができるのだと信じていた。高いところから降りてみたり、ブランコの上で空を飛ぶ体制になってみたりと、信じていたからひたすら練習した。その上、私の夢の中にまで空を飛ぶ自分の姿が映し出されて私は飛ぶ事ができるのだと確信していた。だから、空を飛ぶ自分を見てうっとりしていた。しかし、今考えてみると私は理科などで知識をつけ、地球には重力があり飛ぶ事ができないと知っている。もし、飛ぶとしても宇宙空間などといった重力に左右されないところではないと無理なのだと決めつけてしまう。今の知識をつけた私はなんでもできないと決めつけて夢を見ていないのだと思う。

 『Stay hungry.Stay foolish.』ハングリーであれ、愚か者であれ。これはアップルの創設者スティーブ・ジョブズの言葉だ。これには、子賢くなるなという強いメッセージが込められている。知識がある人は、それは不可能だ、前例がない、物理的に無理だという常識に囚われてしまう。スティーブはなにも知らないからこそ恐れずに新しいことや、誰も思いつかなかった組み合わせに挑戦できるといっていた。知識や常識が邪魔をする頭でっかちな秀才という天に対し、彼は既存の製品の知識を捨てて、消費者が本当に欲しいものを独創的な鑑賞で追求し続けたのだ。既存の枠組みを壊し、新しい価値を創造するには、未熟さや無知、そして情報にとらわれない視点が大切なのだと思う。できるかできないかに関わらずやってみるという挑戦する心が重要なんだと思った。

 人間にとって知識を得るとは、世界の解像度を上げるということだ。しかし、逆に知識を得すぎることも良くない。知識という世界の常識にとらわれてしまいこのような前例があるから無理、これは現実的にありえないと挑戦しないような人になってしまう。また、想像を自らしようとせずに夢を見ようとしないでただ、前にあるものをやり続ける。まるで、完成図の横に置かれた真っ白なパズルのピースを埋めていくようなものだ。井の中の蛙大海を知らず。今はそのような現実だろう。これは、自分の狭い知識や経験に囚われ、広い世界や物事の本質を知らないことを意味する。だが、そのような常識にとらわれずに創造などの挑戦をする事が大切なのだと私は思う。あなたも、あなた自身の常識を覆してみてはどうだろうか。