物の豊かさと心の豊かさ

   中2 明香里(auseri)  2026年1月4日

 今の時代を生きる私たちにとって、スマートフォンなどの電子機器は欠かせないものだ。なぜならどんなに遠くにいても通話ができたり、連絡を取り合うことができるからである。それに現在、iPhoneやGooglepixelなど新型が続々出現している。新しい物好きの人々には気になってしようがないだろう。また、携帯だけではなく、switch2がでたりと、文明は毎日進化を遂げている。

確かに、物事が豊かであることは何事も不満なく取り組むことができるので、良いことだ。人間が苦しまずに暮らすことができる条件として主に飢えないことと、寒さに苦しまないことがあげられる。学校の授業で板書をノートに写すとき、私は大事なところに線や枠を囲うなどしている。その際、蛍光ペンに様々な色があって、ノートが見やすくなるなと思った。色を使い分けることで、重要な部分が一目でわかり、学習の効率も上がるからだ。昔はモノクロが当たり前の時代で、今のように多くの色のペンはなかっただろう。現在では、一本のボールペンに十色も入っているものがあるぐらい、色の選択肢がとても豊富になっている。色の豊かさという点で思い出すのが、家の壁の色見本帳である。例えば白なのにグレーに近しい白だったり、雪のように白い白もあって約百種類ほどある。このような細かい違いを選べることが、私たちの暮らしにどれほど影響しているのかと考えたとき、物の豊かさに感謝しなければならない。

人間が苦しまずに幸福に暮らしていくためには、生活に必要なものが満たされているのではなく、便利さや選択肢が増えていくことも大切だ。そのためには、文明が日々進化を遂げていかなければいけないのだなと感じた。

しかし、物が豊かであるだけでは十分ではない。物とは違った心の豊かさも重要だ。昔話に出てくる桃太郎では、最終的に退治される鬼たちは、退治される前までは人々から物を強奪し、外見では裕福な生活をしていた。しかし、その暮らしは他人の苦しみの上に成り立ったものであり、心が豊かであったとはそうそういえない。一方で、桃太郎とともに鬼退治に行った犬・猿・キジはたった一つのきび団子をもらっただけで、恐怖の鬼ヶ島に行くことを引き受けている。この出来事から、三匹は心が豊かであり、器も大きい動物たちだったのだろうなと思った。ここでもし、鬼ヶ島に行く途中にあった動物たちが「きび団子だけでは足りない」と申し出てきたら、桃太郎は勇敢なのできっと一人で倒しに行くだろう。しかし、私だったら三匹も動物を味方をしなくてもよいが、最低でも猿とともになんとしてでも行きたい。どうしてかというと、猿はひっかいたり、飛びついたりするからだ。できれば猿の大群が欲しい。

この話から、物を多く持っていることが必ずしも幸福につながるわけではなく、仲間を思いやる心や助け合う気持ちこそ、心の豊かさなのだと感じた。

物の豊かさも心の豊かさも、どちらも大切だ。しかし最も大切なことは、「幸せは、持っているものの多さではなく、欲しいものの少なさで測られる。」という言葉があるように、物も豊かで便利な世の中になること。更に、心が豊かである人間を今の現代社会においてでも、育てていくことが大切だと私は考える。特に、人間性の面では、日本国外で紛争や戦争が長らく続いてしまっている。この戦争は、宗教上の考え方の違いや、民族間での考え方の違いによる喧嘩から大きくなってしまうことが多い。日本では、学校や会社で少し揉めたぐらいでは和解して仲直りができる。しかし、日本がもしほかの国との外交関係を崩してしまったらどうだろう。私は、また第二次世界大戦に続くような大戦が行われてしまうのではないかと思う。けれども、戦争は簡単に起こせるものでもないし、誰も参加したくなんかない。だから、私は心を豊かにして色々な意見を持つ人がいることを、理解して生きて行こうとこの心に確信した。