アジアの繋がり
高3 あかしか(akasika)
2026年1月4日
アジアには国と国との協調をはかる組織がヨーロッパに比べて少ない。アジアの国々は国内的にも地域や宗教や民族の自己主張が強くな排他的傾向を示すところが多い。その中でも香港は、イギリスや中国との関わりから東西融合地点として存在してきた。第二次世界大戦後、アジア諸国の多くは独立をしたが、近代国家のモデルである国民国家を作り出せた国はほとんどない。今後、アジアの結束がますます弱まってしまいそうなことが問題だ。
第一の対策として、一つのアジアとしての繋がりを持てるようにすることが挙げられる。例えば、ヨーロッパのEUパスポートに倣ってアジア間の移動では本来のパスポートなしで行き来できるようにすることだ。この制度を導入することでどこの国までこの制度が使えるのか調べたり、行きやすくなることで各国を調べる頻度が増えたりするといったように、現在よりもアジア諸国により興味を持てるようになるだろう。また、アジアにおける共通の言語を設定することもアジアの繋がりを持てるきっかけとなるだろう。現在、世界のほとんどの国で通じる言語は英語となっている。これはヨーロッパ系の言語であり、英語が通じることが当たり前のように、日本でも日本語ではなく英語で店員と話しているヨーロッパ系の観光客が多い。ここでアジアでの共通言語を作ることでアジア人としての誇りを持て、仲間意識が強まっていくだろう。もし仮に日本語がその言語として採用されたら、日本ではない国で日本語が通じることに感動し、日本語にプライドを持てるようになるだろう。
第二の対策として、アジアの国々のことを知る機会を増やすことだ。日本の小中学校の社会の授業では、地理、歴史、公民分野を総合的に学ぶ。その中の歴史の分野では、日本の歴史をメインで学び、少しヨーロッパで起きた出来事について学ぶ。高校の世界史では主にヨーロッパ、中国、中東のあたりを学ぶ。世界史の教科書にはもちろんアジア諸国の細かい歴史が載っているのだが、ヨーロッパの歴史に割くページ数の方が多かった。特に私の学校ではアジアの地域はテスト範囲から除かれることが多々あり、何が起こって今の国になっているのか詳しくは学校で習わないまま私は高校を卒業しようとしている。小学校の頃から地道に南アジアや東南アジアなどがどこの国を指すのかや主に使われている言語を学ぶことで大人になってからもアジア圏に住んでいる一国民という意識を持つことができるようになるだろう。
確かに、島国が多いアジアで結束を感じることは難しいだろう。しかし、繋がりは得るものではなく、すでにあるものに気づけるかどうかである。世界的にはアジアに分類され、お米を主食として食べるという共通点がある。このように意識していないところで繋がっている。その繋がりを見つけることができるかどうかでアジアの結束を見出せるようになるだろう。私は四月から大学生になる。高校よりも在籍人数が一気に増え、出会わないまま四年間が終わってしまうという人も出てくるだろう。出会う人との繋がりを見出せるように視野を広げて四年間過ごしていきたい。