この作文は、成長とともに失われがちな「世界への驚き(おどろき)」や「疑問(ぎもん)を持つ心」について深く考えられていて、とてもすばらしいです。

文章の中で、自分の経験を具体的に書きながら、読んだ文章の内容と結びつけているので、考えがとても立体的に伝わってきます。

「夜空を見上げて星が落ちてこないのはなぜか」「鏡に映る(うつる)自分はなぜ自分なのか」といった具体的な例が、読者にも共感を呼び(よび)ます。

また、「初心()るべからず」ということわざを使って、成長しても疑問(ぎもん)を持ち続ける大切さを表現している点も、とてもよくできています。

文章全体を通して、自分の考えや感じたことがしっかりと伝わり、読み手に考えさせる力があります。

最後に「これからも疑問(ぎもん)を大切にしたい」という前向きな気持ちで締めくくっ(しめくくっ)ているので、文章のまとまりもよく、読み終えた後に心に残る印象を与え(あたえ)ます。

これからも、自分の感じたことや考えを具体的に書きながら、さらに深めていってください。

項目(こうもく)評価】
内容:自分の経験と読んだ文章を結びつけて、考えが立体的に書けています。
表現:ことわざがよく使えていて、説得力が増しています。
構成:感想の結びに前の話のキーワードが使われていて、まとまりがよいです。
独自性:具体的な体験や疑問(ぎもん)が生き生きと書かれていて、オリジナリティがあります。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1359字/1200字
思考点:108点
知識点:65点
表現点:64点
経験点:106点
総合点:72点
均衡(きんこう)点:-11点

 


■思考語彙 32種 38個 (種類率84%) 108点
 しかし,、考える,。しかし,。一方,「どうして,が考える,ことによって,しまうらしい,たから,だろう,て考える,と思う,と考える,ないため,に思う,に考える,はどうして,べきざる,みると,るべき,人間にとって,以上考える,僕にとって,出来事に対して,同時に考える,忘れざる,感じるはず,改めて考える,決めつけざる,経験によって,考えるう,考えるべき,

■知識語彙 40種 85個 (種類率47%) 65点
一番,不思議,世界,人間,以上,出来事,初心,判断,十分,印象,反応,場面,変化,夜空,大人,大切,姿勢,存在,学校,常識,意味,成長,文章,新鮮,普段,本来,物事,理由,生活,疑問,知識,経験,結果,能力,自体,自分,自身,行動,証拠,部分,

■表現語彙 80種 169個 (種類率47%) 64点
うち,おとな,こ,こと,ことわざ,これ,ころ,さ,そのもの,それ,たち,つもり,とき,ないため,もの,よう,わたし,一番,不思議,世界,中,人間,仕組み,以上,僕,先,出来事,初心,判断,前,力,十分,印象,反応,問い,場面,変化,夜空,大人,大切,姿勢,子ども,存在,学校,常識,当たり前,意味,感じるはず,成長,戸惑い,文章,新鮮,星,普段,本来,決まり,点,物事,理由,生活,疑問,目,知識,答え,経験,結果,考え方,能力,自体,自分,自身,行動,証,証拠,身の回り,違い,部分,鏡,顔,驚き,

■経験語彙 58種 91個 (種類率64%) 106点
、考える,が考える,く,させる,しまう,す,ちる,て考える,できる,と思う,と考える,なれる,に思う,に考える,もつ,やめる,られる,れる,以上考える,作る,出会う,分かる,受け止める,同時に考える,向き合う,増える,増やす,失う,学ぶ,得る,忘れる,思い出す,感じる,慣れる,手放す,抱く,持つ,改めて考える,映る,残る,気づく,決めつける,疑う,知る,示す,立ち止まる,続ける,縛る,落ちる,表す,見上げる,見直す,覚える,読む,起こる,述べる,重なる,驚く,

■総合点 72点

■均衡点 -11点
 

成長とともに失われるもの
   小6 あえさた(aesata)  2026年1月4日

 まさかソフィーは、世界をわかりきったものだと思っている人の仲間ではないよね?わたしっておかしなもの、とソフィーは考える。わたしはなぞめいた生き物、と……。わたしはだれ? でも宇宙とはなんだろう? なんであるのだろう?これは「習慣」の問題です。ママは人間は飛べないということをとっくに学んでいる。悲しいことに、わたしたちはおとなになるにつれ、世界そのものになれっこになってしまう。わたしたちは子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。

 この文章を読んで一番印象に残ったのは、人間は成長するにつれて、世界そのものに慣れてしまい、不思議に思う力を失っていくと述べられている点である。これまで僕は、成長することは良いことばかりで、疑問を持たなくなるのは知識が増えた証拠だと考えていた。しかしこの文章では、世界に慣れることによって、本来感じるはずだった驚きや問いを失ってしまう危うさが示されている。その考え方は、僕にとって新鮮であり、同時に考えさせられるものだった。

 この考え方が印象に残った理由は、僕自身の経験と重なる部分が多かったからである。僕も小さいとき、身の回りの出来事に対して強い疑問を抱いていた。夜空を見上げて「星はどうして落ちてこないのだろう」と考えたり、鏡に映る自分の顔を見て「どうしてこれが自分なのだろう」と不思議に思ったりしたことを覚えている。そのころは、答えが分からないこと自体が楽しく、考えることに意味があるように感じていた。

 しかし、成長するにつれて、そのような疑問を持つことは次第に少なくなっていった。学校で知識を学び、「理由」や「仕組み」を知ることで、分かったつもりになり、それ以上考えようとしなくなってしまったのである。疑問をもたなくなったことを、僕はこれまで成長の証だと思っていたが、この文章を読んで、それは同時に世界に驚く力を手放していた結果なのではないかと気づかされた。

 文章の中である、子どもと大人の反応の違いは、こうした変化を分かりやすく表している。子どもは、世界の決まりをまだ十分に知らないため、起こる出来事をそのまま不思議なものとして受け止めることができる。一方で大人は、これまでの経験によって作られた常識に縛られ、「あり得ない」という判断を先にしてしまう。その結果、本来なら立ち止まって考えるべき場面でも、疑問を抱く前に考えることをやめてしまうのだろう。

 また、「自分自身に出会う」という考え方は、僕にとって特に印象深かった。普段、僕は自分という存在を疑うことなく生活しているが、改めて考えてみると、自分が考え、感じ、行動していること自体が不思議なことである。小さいころに感じていた、理由の分からない不思議さを思い出すことで、世界や自分を新しい目で見直すことができるのだ。

 人間にとって成長するということは、知識を増やすことと同時に疑問を持ち続ける姿勢を失わないことなのだと思う。初心忘るべからずということわざがあるように、初めて世界に出会ったときの驚きや戸惑いを忘れずにいることが大切だ。僕もこれからは、物事を当たり前だと決めつけず、小さいころの自分が持っていた疑問を大切にしながら、世界と向き合っていきたい。