あこまきさん、今回の作文は「緊張(きんちょう)」について、自分の体験や心理学の法則を交えてとても深く考えられている点が素晴らしいです。
まず、卒業式での在校生代表としての緊張(きんちょう)体験が具体的に描か(えがか)れていて、読んでいるこちらもその場の緊張(きんちょう)感を感じることができました。
また、緊張(きんちょう)の意味や影響(えいきょう)について、自分の考えだけでなく、心理学者のヤーキーズ・ドットソンの法則を取り入れて説明しているので、文章に説得力があり、立体的になっています。
「まるで料理の塩のようなものだ」というたとえも使われていて、緊張(きんちょう)の適度さをわかりやすく伝えています。たとえがうまく使われていますね。
さらに、「過ぎたるは(なお)及ば(およば)ザルが如し(ごとし)」ということわざも入っていて、文章に深みが出ています。ことわざがよく書けています。
最後に、書き出しの卒業式の情景が結びにも戻っ(もどっ)てきていて、文章全体にまとまりが感じられました。書き出しの結びがよく書けています。
全体として、緊張(きんちょう)についての理解が深まり、読者に伝わる力強い作文になっています。これからも、自分の体験と知識をうまく組み合わせて書いていってください。

項目(こうもく)評価】
・具体的な体験の描写(びょうしゃ):よくできている
・たとえの使用:うまく使えている
・前の話や聞いた話の活用:よく書けている
・ことわざの使用:よく書けている
一般(いっぱん)化の主題:よく書けている
・書き出しの結び:よく書けている
 

森リン評価 適切な緊張レベルの大切さ he 02月1週 あこまき
字数/基準字数:
1909字/1200字
思考点:77点
知識点:85点
表現点:84点
経験点:80点
総合点:88点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種31個65%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙68種110個62%85点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙123種210個59%84点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種58個71%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1909字
 77点
 85点
 84点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 31個 (種類率65%) 77点
、いわゆる,。しかし,。だから,この場合,しよう,た場合,だろう,と思う,ない場合,なければ,の場合,はなぜ,みよう,を考える,人間にとって,何に対して,働かざる,挑もう,突っ込みに対して,自分にとって,

■知識語彙 68種 110個 (種類率62%) 85点
上向,不可欠,不安,世界,予想,人間,低下,何事,価値,停止,全力,刺激,卒業,危機,即座,参加,反応,回答,基本,壇上,大切,失敗,学者,対象,年間,影響,心拍,心理,心身,必要,思考,急激,想定,意欲,拍手,推測,提唱,料理,最大,最後,最適,本番,法則,注意,準備,特徴,状態,現在,発表,相関,眠気,精神,緊張,肝要,自分,落下,覚醒,言葉,証拠,説得,資料,質問,退屈,過度,適切,適度,関係,集中,

■表現語彙 123種 210個 (種類率59%) 84点
こと,この世,この場合,これ,さ,すぎ,そう,た場合,ない場合,の場合,もの,よう,ザル,ジョン,ストレス,ゾーン,ダメ,パニック,パフォーマンス,プレッシャー,モラル,リラックス,レベル,一,上向,不可欠,不安,世界,九,予想,事,人,人間,低下,体,何,何事,価値,停止,全力,八,六,刺激,力,化,千,卒業,危機,即座,参加,反応,回答,基本,塩,壇上,外,大切,失敗,字,学者,対象,年,年間,度,式,影響,心拍,心理,心身,必要,思考,急激,想定,意欲,感,拍手,推測,提唱,数,料理,時,最大,最後,最適,本番,法則,注意,準備,特徴,状態,現在,疎か,症,発表,百,的,皆,相関,眠気,私,突っ込み,精神,緊張,線,者,肝要,脳,自分,落下,覚醒,言葉,証拠,話,説得,資料,質問,退屈,逆,過度,適切,適度,関係,集中,

■経験語彙 41種 58個 (種類率71%) 80点
あがる,いける,くれる,しまう,すぎる,できる,と思う,なくなる,やる,よこす,られる,れる,わかる,を考える,上がる,保つ,働く,入る,冴え渡る,及ぶ,告げる,引き起こす,引く,張る,感じる,持つ,挑む,教える,欠ける,渡る,締まる,表す,見つける,見れる,見渡す,読み返す,足りる,過ぎる,違う,響く,高まる,

■総合点 88点

■均衡点 7点
 

適切な緊張レベルの大切さ
   小6 あこまき(akomaki)  2026年2月1日

 「続いては在校生代表、、、」

私の足はすでに膝が笑う状態にまで達していた。皆は緊張した事があるだろうか。私の勝手な思い込みだが、大半の人は「はい」と答えるだろう。もちろん私もそのうちの一人だ。授業で発言する際や、クラスの前でのプレゼンテーション、試験、テスト、団体競技など様々な場面で私たちは緊張する。失敗しないだろうか。恥をかかないだろうか。そのような事が頭に浮かび、余計に緊張してしまうのだ。私は生きている中で、これ以上にないくらい緊張した事がある。それは、卒業式の在校生代表のそうじだ。名前が呼ばれるのを待っている私は、感動に包まれている中で、悪目立ちしないか、言葉が詰まらないか、期待に応える事ができるのかと、様々な感情が入り混じっていた。そのようなことを考えていたら、私の名前が呼ばれた。椅子から立ち上がり、歩き出した。壇上に近づくにつれて、心臓が飛び出てきそうになったのを今でも覚えいる。緊張とは、人にプレッシャーを与え、不安になる状態だと思う。自分の中で理想と現実のギャップがあり、自分の理想を求めすぎてしまっているから、余計に緊張してしまうのだと私は感じた。

 皆さんは緊張のことをどう思い、どのようなことを知っているのだろうか。緊張は体が震えるもの。考えてしまうものだと思っていないだろうか。その答えは全て合っている。緊張とは身体や心が考えすぎてしまうストレスやプレッシャーに押し負けて反応してしまう状態のことだ。一度は皆、緊張というものは嫌だ消えてしまえばいいのにと感じたことはないだろうか。しかし、その考えはあまり良いとは言えないと私は思う。例を挙げてみよう。例えば、仕事で重要なプレゼンをしないといけなくなったとしよう。緊張がある世界線だった場合、失敗できないというプレッシャーから何度も資料を読み返し、想定質問への回答を準備する。本番は、心拍数が上がるが、脳が冴え渡り、鋭い質問にも即座に反応できるのだと思う。しかし、緊張がない世界線だったらどうだろうか。私の推測だが、「まぁなんとかなるだろう」と準備を疎かにし、本番もリラックスしすぎて話に締まりがなくなる。そして、予想外の突っ込みに対しても危機感が働かず、説得力に欠ける発表になるのだと思う。このことから、緊張がない場合、人は現在のようなモラルはなくなるという事がわかる。何に対してもなんとかなるだろうという精神になり、意欲などといった言葉がこの世からなくなると思う。

 緊張はなぜ必要か。そんなことを考えたことはないだろうか。心理学者のロバート・ヤーキズとジョン・ドットソンが千九百八年に提唱していた逆U字の法則、ヤーキーズ・ドットソンの法則には緊張の大切さを教えてくれた。このヤーキーズ・ドットソンの法則は、覚醒レベル、いわゆる緊張やストレスとパフォーマンスの相関関係を表す法則だ。この法則について詳しく見てみよう。まず、低すぎる緊張の場合だ。この場合は刺激がなさすぎて、退屈や不注意、眠気を引きよこし、パフォーマンスの低下が見られる。次に適度な緊張の場合だ。この場合は最適な覚醒レベルのことで一人一人違う。集中力が高まり、脳のパフォーマンスが最大化されるのが特徴的な状態だ。最後に、高すぎる緊張の場合だ。この場合はパニックや過度の不安、あがり症を引き起こしてしまう。思考が停止したり、体が強張ったりして、パフォーマンスが急激に落下してしまうのだ。これがヤーキーズ・ドットソンの法則の基本のことだ。この法則から、適切な緊張は必要だという事がわかる。緊張のしなさすぎや、しすぎは良くないが、緊張は必要不可欠なのだと私は感じた。

 人間にとって緊張とは肝要なものである。適度な緊張レベルを保つことで集中するゾーンに入る事ができたり、パフォーマンスの上向が見れる。もし、そのような事がなければ、危機感を持つことができない。緊張は、その対象に価値を感じ、全力で挑もうとしている証拠なのである。しかし、緊張しすぎてしまうこともダメだ。心身に影響があり、逆にパフォーマンスが低下してしまう。まるで料理の塩のようなものだ。過ぎたるは猶及ばザルが如し。何事もやり過ぎたり、度がすぎることは、足りないことと同じくらい良くないことなのだ。だから、何事にも、適切な緊張は必要不可欠なものなのである。皆も、自分にとっての最適な緊張レベルを見つけ、何かに集中してみてはどだろうか。

 「六年間、ありがとうございました。」

そう最後の言葉を告げた時、大きな拍手が響き渡り、私はホッとしながら壇上から卒業式参加者を見渡した。