緊張(きんちょう)としっかり向き合い、自分なりの答えを見つけようとしている姿(すがた)がとても立派(りっぱ)です。

<<え2020/415jみ>>

【総評】
 「緊張(きんちょう)」という(だれ)もが経験する気持ちをテーマにしながら、自分の体験・家族の体験・考えのまとめへと、段階(だんかい)的に深められています。書き出しの独り言から始まり、読み手を自然に引き込み(ひきこみ)、その後も具体例を通して「緊張(きんちょう)との向き合い方」を考えられている点が、小学6年生として非常に完成度の高い構成です。最後の一文まで、主題がぶれずに貫か(つらぬか)れています。

段落(だんらく)ごとの講評】
第1段落(だんらく):
会話文から始まる書き出しが印象的で、緊張(きんちょう)というテーマがすぐに伝わります。「十人十色」「初対面」「発表や試験」など、身近な例を挙げながら話題を広げられており、読み手が共感しやすい導入になっています。

第2段落(だんらく):
委員会紹介(しょうかい)集会という具体的な体験を詳しく(くわしく)書けています。友達の言葉や深呼吸(しんこきゅう)の場面など、行動や心の変化がよく分かり、「不安よりも自分に期待することが大切」という気づきが、体験を通して自然に伝わってきます。

第3段落(だんらく):
お母さんの体験を聞いた話として取り入れ、「習うより慣れろ」ということわざにつなげている点がとてもよいです。自分とは違う(ちがう)立場の例を使うことで、緊張(きんちょう)への考え方がより広がり、説得力が増しています。

第4段落(だんらく):
緊張(きんちょう)否定(ひてい)する意見を一度受け止めた上で、「緊張(きんちょう)には大切な役割(やくわり)がある」と自分の考えをはっきり述べられています。「人間にとって切っても切り離せ(きりはなせ)ない存在(そんざい)」と一般(いっぱん)化できており、小学校作文のまとめとして非常にレベルの高い結びです。

【特に優れ(すぐれ)ていた点】
・書き出しと結びが呼応(こおう)し、作文全体が一つの流れになっている
・自分の体験と聞いた話を使って、考えを深めている
緊張(きんちょう)否定(ひてい)せず、受け入れるという前向きな結論(けつろん)にまとめられている

【考えを深めるための質問】
 これから中学生になったとき、今まで以上に緊張(きんちょう)する場面が増えると思いますが、そのとき今回の経験をどのように生かしたいですか。

字数/基準字数:1197字/1200字
思考点:77点
知識点:87点
表現点:81点
経験点:86点
総合点:89点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 20種 24個 (種類率83%) 77点
。しかし,あるから,いるかも,いるため,たらしい,た場合,できざる,と思う,と考える,ないため,なると,ばかり考える,ももちろん,もらうため,やろう,人間にとって,多いため,考えるざる,考え込まざる,行こう,

■知識語彙 72種 119個 (種類率61%) 87点
一番,一輪車,不安,人前,人間,今後,仕事,代表,以上,会長,体育,体験,先生,入学,内容,初対面,勇気,友達,台本,司会,場面,変更,大丈夫,大切,失敗,失礼,委員,存在,学年,学校,寸前,対応,小学,年上,年下,年生,影響,役割,息子,意識,担当,暗記,期待,本番,栽培,深呼吸,爆発,状況,発表,相手,空気,第一歩,管理,紹介,経験,結果,緊張,練習,自分,花壇,行事,解決,言葉,試験,運動,道具,邪魔,重要,集中,集会,風船,飼育,

■表現語彙 117種 213個 (種類率55%) 81点
あいさつ,いるため,こと,せい,それ,それぞれ,たくさん,た場合,とき,ないため,はじめ,ほか,もの,もらうため,よう,一,一番,一輪車,不安,中,人,人前,人間,今後,仕事,代表,以上,会,会長,体,体育,体験,何,側,先ほど,先生,入学,内容,分,初対面,前,勇気,十,友達,台本,司会,場面,変更,多いため,大丈夫,大切,失敗,失礼,妨げ,委員,存在,学年,学校,家,寸前,対応,小学,年,年上,年下,年生,度,式,影響,役割,思い,息子,意識,担当,時,暗記,期待,本番,栽培,母,水,深呼吸,爆発,状況,発表,目,相手,私,空気,第一歩,策,管理,紹介,経験,結果,緊張,練習,自分,色,花,花壇,行事,解決,言葉,試験,話,誰,運動,道具,邪魔,重要,際,集中,集会,頭,風船,飼育,

■経験語彙 45種 58個 (種類率78%) 86点
くれる,こわばる,しまう,しれる,すぎる,せる,できる,と思う,と考える,ばかり考える,もらう,やる,られる,れる,上回る,付ける,促す,信じる,入る,入れる,分かる,切り離せる,切る,取り組む,受け入れる,心掛ける,怖がる,慣れる,打ち勝つ,挙げる,植える,気づく,求める,滞る,知る,終わる,習う,考え込む,聞く,臨む,話す,踏まえる,違う,間違える,関わる,

■総合点 89点

■均衡点 6点
 

どうするかではなく受け入れる
   小6 とやちな(toyatina)  2026年2月1日

「はぁ大丈夫かな、失敗しないかな…」

緊張した経験は誰にでもあると思う。私ももちろん緊張した経験があり、内容は十人十色である。私であったら、初対面の人と関わることである。相手が年上だったら失礼のないように、年下だったら怖がらないようになど、意識することが多いため私は緊張してしまう。ほかにも何かを発表するときや試験、初対面の人と話すなどと、人それぞれの緊張がある。そこで、緊張にどう対応していくかが求められる。

私の学校には、行事を管理したりする代表委員会や一輪車などの道具を管理したり運動を促したりする体育委員。学校の花壇に水やりをしたりお花を植えたりする飼育栽培委員などたくさんの委員会がある。そのたくさんの委員会の役割などを低学年に知ってもらうために、年に一度委員会紹介集会というものがあり、私と友達が司会を担当することになった。家で暗記してしまうぐらい練習をしたが、本番の30分前になると突然緊張してきて、先生の台本の変更などの話が頭に入らなかった。私が緊張していることに友達が気づいてくれ、 

「緊張は誰もがすることで、自分しかできないと思ってやろう」

と勇気付けてくれた。そこで初めて自分体がこわばっていることに気づき、一度深呼吸してから本番に臨んだ。その結果、滞りなく集会は終わらせることができた。この経験から、不安よりも自分に期待することが重要だと分かった。

 母は、私が小学1~5年生までPTA会長をしていたのだが、仕事の中には入学式のあいさつもある。一番はじめのあいさつの時は、自分の息子のことより言い間違えないか、まるで頭が風船に空気を入れすぎたように爆発寸前だったらしい。緊張したせいか、何度も言い間違えてしまっていた。しかし、3年目ぐらいから慣れてきて、緊張よりもどんな一年生が来るのかなどの思いが上回ったらしい。この母の体験から、緊張はしないようにするにはと考え込まず、「習うより慣れろ」という言葉があるように緊張する状況を何度も体験していくことが大切だと分かった。

緊張は、集中したくても集中することができず、何かを取り組む際には妨げになっているため邪魔な存在だと考える人がいるかもしれない。しかし私は、それは違うと考える。なぜなら、先ほども挙げたようにもし人前で発表する際、失敗してもへらへらして緊張していなかった場合、聞いている側はあまり心地よくない。そのように、緊張することが重要な場面もあるからだ。以上を踏まえて、私は緊張とは人間にとって切っても切り離せない存在であり、受け入れることが一番の解決策である。よって、今後の重要な場面では、緊張しないようにすることばかり考えず、この経験は緊張に影響されないための第一歩だと心掛けていきたい。

「さぁ行こう」自分を信じて緊張に打ち勝ち本番に臨む。