ソクラテス(感)

   小5 ななりあ(nanaria)  2026年1月4日

 ソクラテスはたったの一行も書かなかった。なのにヨーロッパの思想に最大級の影響をおよぼした一人とされている。ソクラテスは、自分は知識(ソフォス)のある人間やかしこい人間ではないと考えていた。だからソフィストたちとは反対に教えてもお金を取らなかった。ソクラテスは自分が知らないということを知っていただけだ。それでソクラテスは哲学者になったのだ。あきらめない人、知恵を手に入れようとあくことなく努める人に。

いや、私はソクラテスのようにわからないことをはっきり他人に言えるようなすごい人ではない。自分が知識のない人だとは比較的言いたくはないが、他人に聞くことが恥ずかしい、頭が悪くてずる賢い人に見える……などの心配があるからだ。本当は聞くことで伸びるし、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」なんだよね、きっと。でも、いかに他の人が「これはね〜w」と言って自信を持って笑顔で解いている問題をどうも聞く気にはなれないだろう。聞かなかったら

「こんなのも解けないの?」

「バカじゃない?」

と思われてしまうかもしれないし、聞いたら

「聞く必要ないでしょ」

「なんでそこに時間をかけちゃうの」

と感じてしまうかもしれない。選択肢は一つもない。なぜなら過去に戻ることはできないからだ。自分の復習・予習不足?それともまず自分が最初から知識不足だった……?そんな心配のせいで私は先生に素直にわからないところをわからないと言えないのだ。

でもこの話を読んでから、ソクラテスのようになりたい!と思い、少しだけ成長できた気がした