筆者は身近な自然の変化を具体的に描写しながら、人間の自然に対する矛盾した態度を考察しています。
草むしりや舗装工事によって失われた自然の風景を通して、自然を大切に思う気持ちと、生活の都合で自然を排除してしまう現実を対比させている点がよくできています。
また、学校の清掃活動の体験を交えて、自分の考えを深めているところが文章に説得力を与えています。
この体験を通じて自然との関わり方に疑問を持ち、生活の利便性と自然保護のバランスについて考えたことがよく伝わってきます。
さらに、森林伐採の例を挙げて、自然環境への影響を広い視点から説明しているため、文章に立体感が生まれています。
「人間にとって自然とは共に生きていく存在」という結びの言葉は、主題をわかりやすく示しており、一般化の主題がよく書けています。
全体を通して、自分の体験や具体例を交えながら自然と人間の関係を深く考察している点が素晴らしいです。
これからも身近な出来事から考えを広げていく姿勢を大切にしてください。
【項目評価】
具体例の活用:よくできている
たとえの使用:なし
前の話・聞いた話の活用:よくできている
ことわざの使用:なし
一般化の主題:よく書けている
書き出しの結び:よく書けている
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1268字/1200字
思考点:82点
知識点:89点
表現点:80点
経験点:89点
総合点:91点
均衡点:6点
■思考語彙 22種 26個 (種類率85%) 82点
例えば,。しかし,。だからこそ,あるため,くるはず,ことこそ,しまう可能,すれば,だろう,と思う,のため,ましょう,れると,を考える,人間にとって,守るべき,状況によって,続ければ,自然に対して,草むしりによって,行き渡らざる,見ると,
■知識語彙 74種 130個 (種類率57%) 89点
一方,一番,一般,一部,下水道,事実,二酸化炭素,人間,代表,以上,以前,以外,伐採,住宅,作業,便利,保護,優先,先生,動物,印象,吸収,地球,場所,大切,存在,学校,対象,工事,建設,影響,必要,恩恵,意味,意識,態度,懸命,拡大,指示,放置,文章,本当,栄養,森林,活動,清掃,温暖,状況,環境,生活,生産,疑問,矛盾,筆者,経験,結果,自分,自然,舗装,花壇,草花,行動,裏側,調和,負担,身近,農地,近所,進行,邪魔,都合,重要,開発,雑草,
■表現語彙 114種 212個 (種類率54%) 80点
あるため,くるはず,こと,これ,さ,しまう可能,すべて,それ,それぞれ,たち,つもり,とき,のため,もの,よう,スミレ,バランス,一方,一番,一般,一部,下水道,中,事実,二酸化炭素,人,人間,代表,以上,以前,以外,伐採,住宅,作業,例,便利,保護,働き,僕,優先,先生,動物,化,印象,吸収,地球,場,場所,多く,大切,姿,存在,学校,対象,工事,建設,影響,必要,性,恩恵,意味,意識,態度,懸命,拡大,指示,放置,文章,方,木,本当,栄養,森林,活動,清掃,温暖,点,状況,環境,生き物,生活,生産,疑問,的,目,矛盾,筆者,紙,経験,結果,自分,自然,舗装,花,花壇,草,草むしり,草花,行動,裏側,誰,調和,負担,身近,農地,近所,通り,進行,道,邪魔,都合,重要,開発,雑草,
■経験語彙 47種 70個 (種類率67%) 89点
おる,かける,しまう,す,つながる,できる,とる,と思う,もたらす,られる,れる,を考える,与える,住む,保つ,切る,取り除く,向き合う,向ける,咲く,喜ぶ,変える,失う,守る,感じる,扱う,抜く,整える,残す,残る,気づく,求める,消す,減る,生きる,直す,示す,続ける,荒れる,行き渡る,見える,見つめる,覚える,読む,返る,述べる,関わる,
■総合点 91点
■均衡点 6点
自然と人間の間で
小6 あえさた(aesata)
2026年2月2日
筆者の家の前には、かつて草の生える舗装されていない路地があり、人や動物、子どもたちが集まる自然豊かな場所だった。筆者はその風景を気に入っていたが、近所の人の草むしりによってスミレが抜かれ、さらに下水道工事で道が舗装されると草花は姿を消してしまった。人は自然の多い場所を喜ぶ一方、自分の身近な雑草は取り除くなど、自然に対して矛盾した態度をとることがある。また、「雑草のようにたくましい」とは言うが、美しさの対象にはしない。筆者はこうした姿から、人間の自然との関わり方を見つめ直す必要があることを示している。
この文章を読んで一番印象に残ったのは、人間が自然を大切にしているようで、実際には自分たちの都合を優先してしまう存在だと述べられている点である。僕はこれまで、自然を守ることは良いことであり、多くの人がそれを意識して生活しているのだと思っていた。しかしこの文章から、場所や状況によって自然への向き合い方を変えてしまう人間の姿に気づかされた。自然の中では美しいと感じる草花でも、自分の生活の場では邪魔なものとして扱ってしまう。このような矛盾は、誰の中にもあるのではないかと感じた。
例えば、以前学校の清掃活動で花壇の草むしりをしたときのことである。先生からは「花だけを残し、それ以外の草は抜きましょう」と指示された。僕は言われた通りに作業をしていたが、よく見ると雑草にも小さな花が咲いており、それぞれが懸命に生きているように見えた。人間にとって都合のよいものだけを残し、そうでないものを取り除くことに少し疑問を覚えた。しかし一方で、雑草を放置すれば花に栄養が行き渡らず、花壇が荒れてしまう可能性もある。この経験から、人間は自然を守っているつもりでも、実際には自分たちの生活しやすさを優先して環境を整えているのだと気づいた。
一般的に、人間の活動は自然に大きな影響を与えていると言われている。代表的な例が森林伐採である。住宅の建設や農地の拡大、紙の生産などのために多くの木が切られ、その結果、動物たちは住む場所を失っている。また、森林には二酸化炭素を吸収する働きがあるため、木が減ることは地球温暖化の進行にもつながるとされている。便利な生活は僕たちに多くの恩恵をもたらしているが、その裏側で自然環境に負担をかけていることも事実である。だからこそ、開発と自然保護のバランスを考えることがこれからますます重要になるだろう。
人間にとって自然とは、ただ守るべき対象ではなく、共に生きていく存在なのではないだろうか。人間も自然の一部である以上、自分たちの都合だけで環境を変え続ければ、その影響はいずれ自分たちに返ってくるはずである。すべてをありのままに保つことは難しくても、身近な草花や小さな生き物に目を向けることは誰にでもできる。自然と調和しながら生活していくことこそが、本当の意味での自然保護につながるのだと思う。僕もこれからは便利さだけを求めるのではなく、自然との関わり方を意識しながら行動していきたい。