あかぬりさん、今回の作文は旅をテーマにして、未知や偶然(ぐうぜん)触れる(ふれる)ことで心が動き、好奇(こうき)心や感受性が豊かになることを丁寧(ていねい)描い(えがい)ています。
特に、海での体験を具体的に書くことで、読者に臨場感を伝えられている点が素晴らしいです。
自分の体験を通して、自然との一体感や新しい発見の喜びを生き生きと表現できているので、体験実例がよく書けています。
また、宮沢(みやざわ)賢治(けんじ)の作品やカトリーナ・ケニソンの名言を引用しながら、一人で考える時間の大切さを説いているところも印象的です。
名言がよく書けていますし、方法がよく書けています。
文章全体を通じて、「感受性豊かに濃い(こい)人生を送るべきだ」という当為(とうい)の主題がしっかりと伝わってきます。
書き出しの「旅」というキーワードを結びでもう一度使い、テーマのまとまりが感じられます。
このように、具体的な体験と文学的な引用を組み合わせて、自分の考えを深めている点がとても良いですね。
今後も、自分の体験を大切にしながら、さらに多様な視点を取り入れていくと、より豊かな文章になるでしょう。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
方法がよく書けています。
当為(とうい)の主題がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 かたち wape 02月2週 あかぬり
字数/基準字数:
1387字/1200字
思考点:92点
知識点:79点
表現点:84点
経験点:77点
総合点:87点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙26種31個84%92点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙60種92個65%79点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙123種214個57%84点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙39種49個80%77点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1387字
 92点
 79点
 84点
 77点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 26種 31個 (種類率84%) 92点
 たしかに, 第,。しかし,。たとえば,。だから,あれば,いくため,いくべき,おかざる,おくろう,からこそ,ざるば,すべき,せざる,そのため,たから,たはず,だから,だろう,で考える,と思う,なかろう,なると,のため,良ければ,関心こそ,

■知識語彙 60種 92個 (種類率65%) 79点
一番,一石二鳥,一緒,一般,不思議,主人公,人生,休日,位置,作品,作家,創造,去年,名言,地元,大分,大切,好奇,存在,孤独,宇和海,宮沢,思索,情熱,愛媛,感受性,感覚,散歩,料理,方法,日常,時間,最後,来年,次第,正直,毎年,注文,海域,海洋,温暖,瀬戸内海,熱帯魚,爆発,生息,生物,画面,発見,知的,経験,自分,自然,賢治,途端,重要,鉄道,銀河,間近,関心,風景,

■表現語彙 123種 214個 (種類率57%) 84点
いくため,いっしょ,かたち,こと,ころ,ごと,そう,そのため,そのもの,それ,たち,たはず,とき,ぬくもり,のため,ひと時,もの,よう,アメリカ,イカ,ガラス,キス,コウ,タコ,チヌ,ナマコ,ハゼ,プール,ポイント,一,一つ,一番,一石二鳥,一緒,一般,不思議,中,主人公,二,人,人生,今,休日,位置,体,作品,作家,僕,前,創造,南,去年,名言,喜び,地元,型,夏,夜,大分,大切,好き,好奇,存在,孤独,宇和海,宮沢,店,心,思索,情熱,愛媛,感受性,感覚,散歩,料理,方法,旅,日,日常,時間,最後,来年,様々,次第,正直,毎年,注文,海,海域,海洋,温暖,瀬戸内海,熱帯魚,爆発,生き物,生息,生物,画面,発見,的,目,県,知,知的,磯,経験,自分,自然,豊か,賢治,赤ちゃん,越し,途端,運,重要,鉄道,銀河,間,間近,関心,風景,魂,魚,

■経験語彙 39種 49個 (種類率80%) 77点
おく,おくる,しまう,できる,で考える,と思う,なれる,ほかなる,もつ,られる,れる,保つ,出会う,創る,得る,忘れる,思い描く,感じる,拓く,探す,死ぬ,残す,決まる,泳ぐ,泳げる,潜る,現れる,生きる,続ける,考えつく,膨らむ,表れる,襲う,触れ合う,触れ合える,遊ぶ,過ごす,過ごせる,食べる,

■総合点 87点

■均衡点 4点
 

かたち
   高1 あかぬり(akanuri)  2026年2月2日

 私たちは未知と偶然の要素を置く含んだ旅に出るとき、一種のあやしい胸のときめきを感じる。日常の惰性的な生活のなかで閉ざされた私たちの心を、旅は聞かれた、予感にみちたものにする。ふだんの安穏無事な生活のなかでよりも、ひとは旅に際してわが身を見つめるようになるのである。私たちにとって新たならざるを得ない旅では、より強く好奇心は突き動かされ、働くようになる。好奇心とは、私たち人間の知的情熱にほかならない。日に日に発見や創造の喜びをもって生きていくためには、知的情熱としての好奇心をいきいきと保っておかねばならない。関心こそが知を拓くのだ。

 感受性豊かに、濃い人生をおくっていくべきだ。

 第一の方法は、ときに、日常からはなれたものごとに出会うことだ。僕は、海で遊ぶのが好きだ。夏になると毎年、地元の海で泳いだり、磯にナマコやタコを探しに行ったりしている。プールではなく海というのはすごく大きなポイントだ。海なら泳げるだけでなく、生き物と触れ合えるのだ。一石二鳥である。地元の海では、チヌの小魚や、キス、ハゼ、運が良ければコウイカの赤ちゃんと一緒に泳げる。それでもうすばらしいひと時を過ごせていたのだが、去年の夏、最後の海は、宇和海へ行くことになった。宇和海とは、愛媛県南予と大分県の間に位置する海である。温暖な海のため、熱帯魚も多く生息している。今まで僕がしっかり間近で触れ合ってきた海洋生物は、瀬戸内海に生息するものだったから、熱帯魚と泳ぐのは初めてだった。そんな中ワクワクしながらその海に潜った途端、なにか不思議な感覚に襲われた。今まで、ガラス越しや画面越しでしか見たことがなかった温暖な海域の風景が、目の前に現れたのだ。自分が人であることを忘れ、本当に自然の中の一つの存在としてその海の中にいるような感覚を強く感じた。僕は正直、見るのも食べるのも瀬戸内海の魚が一番好きだが、その日はそのようなことも忘れて、自然そのものになって魚たちと泳ぎ続けられた、いい経験になった。来年地元の海でまた泳ぐときには、今までよりも強く、自然のぬくもりを感じられると思う。

 第二の方法は、一人で考える時間を大切にすることだ。銀河鉄道の夜や、注文の多い料理店などの作品を残した宮沢賢治は、若いころから体が弱く、一人で過ごす時間も多かったという。そのため、自然の中で一人、散歩しながら、様々なことを思索していたそうだ。それは作品にも表れていると思う。たとえば、銀河鉄道の夜では、主人公ジョバンニは本当はずっと一人だった。いっしょに旅をしていたはずのカンパネルラは実はもう死んでしまっていたのだ。だから、ジョバンニの旅は自分との旅だったのではなかろうか。僕も一人だからできないこともあれば、一人だからこそ考えつくこともある。「孤独は魂の休日である」というアメリカの作家のカトリーナ・ケニソンの名言があるが、孤独は魂の大爆発でもあるだろう。一人で思索する時間は人生においてとても重要なのだ。

 たしかに、濃い人生をおくろうとせずに、ぼうっとした時間でしか得られないものも大切にすべきだ。しかし、濃い人生とは、すでに一般的な型が決まっているものではなく、 自分の感受性次第で様々なかたちに膨らんでいくものだ。だから、感受性豊かに、自分の思い描く濃い人生を創っていくべきだ。