視点が独特で印象的な意見文です。

<<え2019/191jみ>>

【総評】
 一段落目の主題が抜け(ぬけ)てしまったようですが、第一・第二の方法と整理されており、歴史実例(豊臣秀吉(ひでよし))や自分の体験((じゅく)・学校のプロジェクト)も入っていて、説得力があります。最後も名言を引用して締めくくっ(しめくくっ)ており、主題を回収できています。

【段落ごとの講評】

第1段落:
 アメリカ人の様子を描写(びょうしゃ)しながら問いを立てている点がよいです。主題を明確に述べておきましょう。

第2段落:
第一の方法として「コミュニケーション」を挙げ、豊臣秀吉(ひでよし)の伝記実例を使っている点は評価できます。歴史上の人物を用いて説得力を持たせているのがよいです。また、「自分の身の回りなど小さい範囲(はんい)でも」と現実に引き寄せている点も適切です。

第3段落:
第二の方法として具体的な学校での取り組みを紹介(しょうかい)しており、抽象(ちゅうしょう)論に終わっていません。「可視化させた」という表現も現代的でよいです。自分の体験((じゅく)の講習)を入れている点も説得力を高めています。

第4段落:
反対意見への理解として「自分の気持ちを尊重することも大切だ」と一度受け止めている構成がよいです。名言を引用し、態度の大切さへとつなげている点もまとまりがあります。「笑顔で楽しい社会を築いていきたい」という結論も主題と対応しています。

【特に優れていた点】
・第一・第二の方法で整理された構成
・伝記実例と自分の体験の両方を使用
・ユーモアを交えた表現
・反対意見への理解を入れている

【考えを深めるための質問】
 もし「笑顔になれない状況(じょうきょう)」に置かれたとき、それでも笑顔を選ぶべきだと思いますか。それとも別の態度が必要だと思いますか。

【字数を伸ばす(のばす)ためのアドバイス】
 導入で触れ(ふれ)ている「アメリカ人の笑顔」と、日本社会との比較(ひかく)をもう少し具体的に掘り下げる(ほりさげる)と、問題意識がより明確になります。

字数/基準字数:1047字/1200字
思考点:79点
知識点:75点
表現点:77点
経験点:77点
総合点:86点
均衡(きんこう)点:9点

 


■思考語彙 21種 25個 (種類率84%) 79点
n第, 確か, 第,、きっと,。しかし,。つまり,。例えば,さえ思う,すると,そのため,だろう,と思う,ないと,のかも,は思う,られる場合,れる場合,を必ずしも,を考える,伝えよう,自分にとって,

■知識語彙 55種 81個 (種類率68%) 75点
一生懸命,上手,中断,人間,他人,仲間,信頼,先生,入塾,共有,出世,出身,友達,反対,可視,周囲,固定,大事,大切,天下,学校,実施,家族,尊重,態度,担任,授業,掲示,提出,教室,方法,日直,普段,歴史,毎日,民族,気分,現在,相手,社会,秀吉,積極,笑顔,範囲,結果,自分,行動,表情,言葉,講習,豊臣,距離,身分,農民,陽気,

■表現語彙 109種 182個 (種類率60%) 77点
 確か,いつ,いろいろ,こと,さ,そう,そのため,それ,たくさん,とき,にこやか,まま,よう,られる場合,れる場合,わけ,ん,アメリカ,コミュニケーション,ニュース,プレー,プロジェクト,マイナス,ユーモア,一,一生懸命,上手,中,中断,二,人,人々,人間,今,他人,仲間,信頼,先生,入塾,共有,出世,出会い,出身,助け,化,友達,反対,可視,周り,周囲,喜び,固定,塾,多く,大事,大切,天下,奴ら,学校,実施,家族,尊重,彼ら,心,態度,手,担任,授業,掲示,揃い,提出,教室,方法,日,日直,時,晩,普段,朝,歴史,毎日,民族,気,気分,気持ち,現在,的,相手,社会,秀吉,私,積極,笑顔,筋,範囲,紙,結果,自分,行動,表情,言葉,誰,講習,豊臣,距離,身の回り,身分,農民,陽気,

■経験語彙 39種 51個 (種類率76%) 77点
いける,さえ思う,しまう,しれる,せる,できる,と思う,なれる,は思う,まいこむ,られる,れる,を考える,会う,伝える,使える,入れる,受ける,合う,好く,得る,微笑む,心がける,成し遂げる,揃う,書く,残る,気がつく,気に入る,決める,溢れる,生きる,疲れる,笑う,築く,置く,聞く,話しかける,避ける,

■総合点 86点

■均衡点 9点
 

笑顔の民族
   中3 あおてね(aotene)  2026年2月2日

  「笑顔」である。彼らは揃いも揃ってにこやかな人々だった。いつ会ってもキゲン良さそうに微笑んでいる。ほとんど朝から晩まで笑っているのかと思うほどだ。もしかすると表情筋が笑顔に固定されているのかもしれないとさえ思った。陽気な奴らなんだ、きっと。笑顔の民族なんだな。アメリカ人は、あんなに毎日一生懸命に生きていて疲れないのだろうか。

第一の方法は、たくさんの人とコミュニケーションをすることである。例えば、豊臣秀吉は身分の低い農民の出身であったが、誰にでも自分から話しかけ、相手の気持ちを考えた行動を心がけていた。その結果、多くの人から信頼され、周囲の助けを得ながら出世し、天下人になることができた。いろいろな人と自分から出会いに行き、結果的に周りの人が笑顔になるようなことを成し遂げ、自分も笑顔になっていくのではないかと思った。豊臣秀吉のような歴史に残る大きなことを必ずしもしないといけないというわけではないが、自分の身の回りなど小さい範囲でも少しずつ行動し、「笑顔」を積極的に手に入れたいと思った。

 第二の方法は、嬉しかったことを仲間と伝え合うこと。友達や家族など周りの人から悲しいニュースや自分にとってマイナスになることを聞いて、気分が良くなる人間はいない。また、マイナスなことばかり言ってしまう人は、周りから距離を置かれてしまったり、避けられる場合が多い。しかし反対に、ユーモアがある人や喜びを他人と共有できる人は好かれる場合が多い。実際私も塾の講習を受けた時ユーモア溢れる授業が気に入り、今の塾に入塾することを決めた。また、現在は中断しているが、私の学校では喜びを伝え合うプロジェクトを実施したことがある。その日の日直が一日の中で嬉しかったことを紙に書き、担任の先生に提出する。それを担任の先生が教室に掲示する。つまり、喜びを自分の心の中にしまいこんだままではなく可視化させたのだ。その紙を見るだけで多くの人が笑顔になれるのだ。普段、よっぽど嬉しいことや大事ではないと友達などにわざわざ伝えようとは思わないが、本当に小さなことでも喜びは聞くだけで笑顔になれることに気がついた。

 確かに、自分の気持ちを尊重することも大切だ。しかし、「上手なプレーをしたときよりも、悪いプレーをしたときの態度が大切である。」という言葉があるように、自分のことだけではなく相手にも気を使えるような人間になりたい。そのためにまずは笑顔で楽しい社会を築いていきたい。