経済と自然保護のバランス

   小6 あこまき(akomaki)  2026年2月2日

 筆者の家は自動車がやっと通れるぐらいの路地に面している。3年前まではその路地は様々な人や動物の散歩道として利用されてきた。筆者はよく、女の子や小さい男の子が草の葉を引っ張っている姿を見かける。彼らはこの道で地球のかけらを発見していたのではないだろうか。しかし、路地の工事が始まると、様々な草花は消え、道は車向きの道路になり、地球のかけらではなくなってしまったのだ。町中の雑草に対する人間の態度は時と場合によって様々である。ハイキングに行けば「緑がいっぱいで気持ちいいわねぇ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草を血眼で引き抜いてしまう。人間は自然に対する態度が身勝手だと私は思う。

 君は自然保護とはなにかと、考えた事はあるだろうか。多くの人はあると答えると答えるのだろう。しかし、その答えは君が導き出した答えは正しいのだろうか。私は違うと思う。自然を保護するとは何なのだろうか。プラスチックの削減?地域のゴミ拾い?それはどれも間違っていない。しかし、現在の日本では、森を切り、家を作り道路を設備し、新しい敷地を作っている。それは果たして本当の環境保護だろうか。それは誰にもわからないのである。私は六年前に家族旅行で沖縄に出かけた。美味しいものを食べたり飲んだり、楽しんだ休日を過ごした。その中でも特に印象に残っているのは、佐瀬湖ビーチという本島から橋で渡ると行く事が出来る小さな島だ。そこは人気もまばらで、お店も地元の人がやっているパラソルやシュノーケルを売っている一軒のみだった。波の音だけが聞こえてくるぐらいの静かさだった。海は透き通ったエメラルドグリーンの色をしていて、まるで水晶のような輝きを放っていた。熱帯魚や水底が見えるほどの美しさで私は心を奪われた。私が海に釘付けになっている時にある看板が目に入った。よく見てみると、その看板はある外資系ホテル建設予定地の看板だった。数年後にリゾートホテルを作る様だった。今、インターネットで佐瀬湖ビーチを見ると、ホテルが載っている。現在の佐瀬湖ビーチの様子はどうなっているだろうか。生活排水が海へと流れて汚れていないだろうか。もちろん、沖縄県の観光は大きな収入源で、ホテルなどを営業しないと生活に支障がでてしまう。しかし、生活排水を流すと昔の海の様に綺麗な海を保つことができるのだろうか。本当の環境保護とは、何なのだろう。それは、ビジネスや生活と、自然へ手を入れすぎないというバランスをとりながら行動することだと思う。経済成長が起きると海は薄汚れてしまう。だが、ビジネスをしないと生活が成り立たないのではないだろうか。本当の自然保護。それは本当に難しい事なのである。

 ダスダプタ・レビューは『自然は単なる景観ではなく、富を生み出す工場である』と言った。この言葉は私たちが今現在、行なっている事は、利子だけでなく元本を削って生活しているという状態を示してくれたものだ。現在の世界は、環境と経済のバランスを壊していただけなのだ。この現実を君はわかって過ごしていただろうか。なぜ、このようにバランスが崩れたのか、それはこれまでの経済学で森を切り倒して木材を売れば利益として計上される一方で、失われた二酸化炭素吸収機能や水源涵養機能は無料と計算されて来たからだ。この計算は間違っていると私は思う。一方的に利益を得ているだけで、環境には悪影響を及ぼしているだけなのだ。また、この様なニュースを聞いたことはないだろうか。1998年に起きた中国・長江の洪水の災害のことだ。これは、敷地が欲しいあまりに上流の森林伐採を度が過ぎることにより起きた災害だ。森林の元の保水力が失われて大洪水が発生したのだ。数千人の犠牲者と三兆円にわたる被害が出た被害が大きい洪水だったのだ。このニュースについて私は、何事にもバランスは必要不可欠なのだと思った。環境と経済というバランスが崩れてしまうといずれ、世界は滅びてしまうのではと思った。何事にもやり過ぎはよくない。未来の事を考えず、後先を考えないのが一番良くないのではないだろうか。

 人間にとって自然保護とは、自然という境界線をどこに引くのか折り合いをつける知恵だ。生きるためにはビジネスというものが必要不可欠だ。絶景の場所にホテルを建て、客を呼べば儲かるに違いない。しかし、必要以上に手を加え、自然や環境破壊に繋がってしまったら意味がないと私は思う。汚染物が海や山などと言った自然を汚してしまうと元々の自然の姿には戻れない。だから、世界のバランスを考え行動し、経済と自然に一線を引くことが肝心なのだ。自然と人間の営みはまるでブーメランのようだ。自分たちの生活のために手を入れすぎてしまうと、環境破壊に繋がってしまう。因果応報。環境破壊によって地球温暖化や海面上昇、生物の生態系が壊れてしまうなどと言った我々人間にとって悪い影響をもたらすことになる。環境を保護するためには自然と経済のバランスが必要なのだ。皆も、環境破壊と環境保護。そのバランスはどこからなのか。そのことを少しでもいいから考えてみてはどうだろうか。