相手との共感や理解を深めるための考え方を丁寧に述べていて、とても共感しやすい内容になっています。
まず、筆者の体験をもとにした具体的なエピソードがよく書けており、同期の様子を通して相手の気持ちを想像することの大切さが伝わってきます。
この体験実例が文章に説得力を与え、読者に親近感を持たせています。
また、偉人の意外な一面を紹介することで、完璧な存在ではないという視点を示し、相手も自分と同じ人間であるという主題が明確に伝わっています。
この歴史実例の使い方も効果的で、説得力を高めています。
さらに、「他人は自分を映す鏡だ」という言葉で結び、文章全体のテーマをしっかりまとめている点も素晴らしいです。
文章の構成もわかりやすく、意見と具体例がバランスよく配置されているため、読みやすさが感じられます。
とやさくさんの考えがしっかりと伝わる、心温まる作文でした。
内容 構成 題材 表現 主題 表記
字数/基準字数:1276字/1200字
思考点:103点
知識点:90点
表現点:87点
経験点:82点
総合点:92点
均衡点:2点
■思考語彙 30種 37個 (種類率81%) 103点
確か,。しかし,。例えば,」に対して,あるため,いるから,が可能,ことによって,せざる,そう思う,そのため,だから,だと,だろう,て考える,と思う,と考える,ならば,はなぜ,は必ずしも,は言える,を考える,交わさざる,人に対して,偉人に対して,問いに対して,思うば,思うべき,考えるば,自分に対して,
■知識語彙 75種 115個 (種類率65%) 90点
一緒,不安,人物,人間,人間味,他人,他者,代表,以外,借金,偉人,偉業,傲慢,元気,公式,内側,出場,出来事,勝手,医師,友人,口数,同期,同類,周囲,大人,大切,失敗,学年,完璧,専門,小学校,小学生,年数,彼女,思考,性格,想像,戒律,所属,文章,方法,日本,書物,機会,歴史,残念,活動,活発,状況,疎通,目上,相互,相手,研究,積極,立場,筆者,緊張,考察,自分,自身,英世,落胆,行動,表面,要求,言葉,読書,距離,身近,近代,過言,野口,駆使,
■表現語彙 131種 223個 (種類率59%) 87点
確か,あるため,が可能,こと,そのため,たち,ところ,よう,アクティブ,エピソード,ギャップ,コミュニケーション,スタートライン,バイアス,メンタル,一,一つ,一緒,上,不安,中,二つ,人,人物,人間,人間味,他人,他者,代表,以外,何,例,借金,偉人,偉業,傲慢,元気,公式,内側,出場,出来事,力,勘違い,勝手,医師,友人,口数,同じ,同期,同類,周り,周囲,問い,声,大人,大切,失敗,学年,完璧,専門,小学校,小学生,差,年数,彼,彼ら,彼女,心,思い,思いやり,思い込み,思考,性,性格,想像,感,戒律,戦,所属,文章,方,方法,日本,時,書物,機会,歴史,残念,活動,活発,状況,王,疎通,的,目,目上,相互,相手,研究,私,積極,立場,筆者,答え,緊張,考察,者,自分,自身,英世,落胆,行動,表面,要求,言葉,読書,費,距離,身近,近代,遊び,過言,部,野口,金,鏡,間,際,面,頃,駆使,
■経験語彙 42種 54個 (種類率78%) 82点
あふれる,かかる,かける,くれる,しゃべる,そう思う,て考える,できる,と思う,と考える,は言える,れる,わかる,を考える,上がる,交わす,使う,借りる,加える,取れる,増える,増やす,変わる,思い出せる,思い知る,思い込む,悩む,持つ,挙げる,探す,映す,書く,残す,決めつける,泣く,減る,知る,立つ,縮める,見つかる,近づく,重ねる,
■総合点 92点
■均衡点 2点
ある書物が良い書物であるか
高2 とやさく(toyasaku)
2026年2月1日
書物に含まれている世界によって、よい書物かどうかを決められると作者は述べている。また、筆者は若い頃、話すことへの不信感から書くことを覚えるようになり、自分探しに読書をするようになった。そこで、書物の中の方が周囲の人間よりも自分の同類が見つかるのはなぜかという問いに対して、自分の周りにいる人たちも実はしゃべることでは他者と疎通しないという思いに悩んでいるのではないかと考察した。文章を書くことを専門とするようになった筆者は、この答えを戒律としてきた。私は、相手もまた自分と同じなのだと思うべきだと考える。
そのために、一つ目の方法として相手の立場に立って考えることだ。言葉を交わさず、他人の思考や行動をわかることが可能だからである。私が所属する部活動の同期の一人は、とても元気で明るく、目上の人にも積極的に声をかけに行く活発な人である。このような性格であるため、私は彼女のことをメンタルが強く、緊張などしない人なのだと勝手に思い込んでいた。学年が上がり出場する機会が増える公式戦が近づいた際、いつもアクティブな同期は口数が減るようになった。口数が減るということは、私と一緒で彼女も緊張したり不安になったりすることがあるのだと、私が彼女の立場になって想像した時に思い知った。このような相互的なコミュニケーションが取れない状況でも、想像力を駆使して相手の立場に立って考えれば、相手と私自身が同じ人間であることを思い出せることができる。
そして、二つ目の方法として、偉人について知る機会を増やすことだ。私たちは偉業を残した人に対して、彼らは人間性が素晴らしく、完璧な人物であるのだというバイアスがかかるだろう。しかし実際には、偉人も私たちと同じように人間味あふれる残念なエピソード持っている。例えば、野口英世は近代日本の医師を代表する者と言っても過言ではないが、実は借金王という情けない一面もある。研究費に使うと言って友人から借りた金で遊びに行くことがあるほど、彼は人間臭いところもあるのだ。身近な出来事で例を挙げるならば、偉人に対して同じように、私たちは「大人」に対しても勘違いしていることがあると思う。小学校低学年の時までは、大人になったら失敗もせず、悲しくなって泣くことはないと決めつけて考えることは私以外にもいたと思われる。年数を重ねるにつれ、小さい頃の思い込みは必ずしも正しいとは言えなくなるに加え、大人になっても小学生の時と何も変わっていないと落胆することだってある。歴史的偉人も「大人」も、表面上の素晴らしいところと内側にある残念なところとの差を知ることによって、自分自身との距離感を縮めることができる。
確かに、私も相手も同じことを考えているからと決めつけて他人に要求することは、傲慢である。しかし、自分自身と相手の間には大きなギャップはなく、スタートラインは同じだと思いやりの心を持って考えることは大切である。他人は自分を映す鏡だ。相手も自分自身と同じであると思えば、その人も自分に対してそう思ってくれるのである。