叱ることの意義や方法について、自分の体験や社会的な視点を交えながら丁寧に考察できている点が素晴らしいです。
特に、自分の部活での経験を通じて、叱る側も叱られる側も共に成長する姿を具体的に描いているところは、説得力があり読者の共感を呼びます。
また、叱ることと怒ることの違いを明確に説明し、相手への思いやりが伴う叱り方の重要性を強調している点もよくまとまっています。
孔子の言葉を引用し、失敗を恐れずに改めることの大切さを示したことは、歴史実例を効果的に活用した好例です。
さらに、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざを自分の主張に合わせて用いているところも、ことわざの加工がよくできています。
全体を通して、叱ることの価値を肯定的に捉え、相手への思いやりと責任感を持つことが必要だと説いている点が一貫しており、読み手に強い印象を与えています。
とやさくさんの考えがしっかり伝わる、完成度の高い作文でした。
内容 構成 題材 表現 主題 表記
字数/基準字数:1234字/1200字
思考点:90点
知識点:86点
表現点:79点
経験点:73点
総合点:85点
均衡点:3点
■思考語彙 25種 29個 (種類率86%) 90点
確か, 第,、一方,。しかし,あるから,からこそ,ことに対して,するまい,たから,たため,た場合,だろう,ないから,なければ,ならざる,のため,世代に対して,叱ると,叱るべき,弟子に対して,相手に対して,自分に対して,自身に対して,見ると,近づくため,
■知識語彙 70種 107個 (種類率65%) 86点
一切,世代,事態,人格,人間,他人,休憩,会社,先生,先輩,内容,割合,効果,動作,同期,否定,回避,大切,失敗,姿勢,孔子,学年,学校,安心,客観,家庭,弟子,後半,後輩,必要,意味,意志,感情,感覚,成長,指摘,放任,教育,方法,最中,最初,最高,未来,欠点,注意,理解,環境,相手,確認,社会,素直,経験,練習,自主,自分,自身,行動,衝撃,視点,覚悟,言葉,認識,説教,論語,責任,過度,過言,選択肢,部活,関係,
■表現語彙 113種 200個 (種類率57%) 79点
確か,ありがたみ,こと,たため,たち,た場合,のため,もの,よう,一,一切,上,世代,中,事態,二,二つ,人,人格,人間,今,他人,休憩,会社,使い方,側,先生,先輩,内,内容,前,割合,効果,動作,取り返し,同期,否定,回避,場,大切,失敗,姿勢,子,孔子,学年,学校,安心,客観,家庭,弟子,後半,後輩,心,必要,思い,思いやり,意味,意志,感情,感覚,成長,指摘,放任,教育,方,方法,旅,時,最中,最初,最高,未来,欠点,次,気持ち,気遣い,注意,理解,環境,的,目,相手,確認,社会,私,素直,経験,練習,胸,自主,自分,自身,行動,衝撃,視点,覚悟,言葉,話,認識,説教,論語,責任,身,近づくため,過度,過言,違い,選択肢,部活,間,間違い,関係,頃,
■経験語彙 36種 69個 (種類率52%) 73点
くださる,くれる,せる,つく,できる,られる,れる,働く,入る,受ける,叱る,広げる,引き締める,怒る,思いやる,感じる,慣れる,改む,改める,望める,残す,残る,求める,添える,甘える,生きる,継ぐ,聞く,自惚れる,見せる,話す,近づく,過ごす,過つ,重ねる,騒ぐ,
■総合点 85点
■均衡点 3点
叱ることについて
高2 とやさく(toyasaku)
2026年1月4日
作家である筆者は、若い頃に先輩である作家から、彼が書いた本の褒め言葉を気遣いで添えて、言葉の使い方を指摘されたことがある。若い時は自惚れが強かったからこそ指摘を受けてからの衝撃が強く、そして叱ってくれたことに対してありがたみを感じた。叱ることは教育の場で働く先生も覚悟がいることであるが、責任回避で放任することは望めない。
第一の方法としては、自分自身にも厳しくして生きていくことだ。叱る側の人間も自分に甘くしていた場合、叱る選択肢はその人にはないからである。叱られる側としては、自分に対しては甘い人の説教を聞きたくないだろう。私が部活に入ったばかりの頃、練習の休憩の間に部活には関係ない話を同期と話し、騒いでいて先輩に叱られたことがある。その先輩は休憩中も動作の確認などを自主的に練習していた人であったため、注意を受けた私たちは良い意味でもとても心に残るものがあった。部活内で最高学年になった今の私は、叱ってくださった先輩たちの思いを胸にして後輩と自分自身に対して厳しくして練習している。叱る内容が私もできていないということがないように、身を引き締めることは大切である。
第二の方法として、叱る、または叱られることは良いことだという認識を社会に広げることだ。叱る、叱られるという経験は、会社でも学校でも家庭でも相手の成長のためにあるものであると言っても過言ではない。また、叱ると怒るは違いがあり、感情の割合が大きい方が怒ることであり、客観的な視点で相手に対して思いやりがある方が叱ることである。この二つの違いを理解した上で他人を注意しなければならない。叱る、叱られる最中は心にくるものがあるが、長い目で見ると、この経験はあの時にして良かったと安心することが多い。最初に甘えられた人たちは、後半になるにつれて失敗を重ねやすく、一方で最初から厳しい環境にいた人たちは、若い頃にした間違いを二度とするまいという強い意志と安心できる慣れの感覚があるように感じる。孔子は、論語に「過ちて改むるに憚ることなかれ」という言葉を残した。失敗した弟子に対して間違いをはっきりと指摘し、恥ずかしくならずに行動を改めることを孔子は求めてきたのだろう。取り返しのつかない事態になる前に叱り、叱られた側は素直に行動を改めるという良い社会に近づくために必要なことがあるということを理解して過ごしていきたい。
確かに、過度に怒ったり、相手の人格を否定したりするようなことはかえって逆効果である。しかし、相手に対して注意を一切しないことも良くない。次の未来を継ぐ世代に対しても厳しい姿勢を見せることも大切だ。可愛い子には旅をさせよと言う。成長してほしいという思いやりがある相手には旅のように厳しい経験をさせる必要がある。叱ることは決して悪いことではない。相手を思いやる気持ちがあるからこそできる良い行動である。したがって、相手の欠点を指摘する時は、はっきりと叱るべきである。