生きるために血を吸うカ
小4 はるまき(akoruka)
2026年2月3日
生きるために血を吸うカ
はるまき
カのメスは、卵を発達させたり、卵を産む時、水の上に浮かべる卵がばらばらにならないように、卵をくっつけるために、動物の血液を利用する。カの方はじゅうぶんに血を吸うと、血液を溶かす液も出さなくなり、飛びさるので、途中で叩かずに血を分けてやった方がかゆみは少ないのだ。病気のもとがないかぎり、カは、けっして、こわい虫でもなんでもない。恐ろしいのは汚れた環境の方だろう。この長文を読んで、一番そうなんだと思ったのは、カを叩かない方がかゆみが少ないという事だ。カは嫌がらせで血を吸っているわけではないのに、簡単に命を潰してしまう私たちも良くないと考えさせられた。
私は三歳ぐらいの時、そんな気持ちを持った事がある。真夏、私にカがまとわりついていて、母が人が変わったような形相でカを叩こうとしたのだ。私は、母の豹変ぶりに恐怖を感じたし、カがかわいそうだと思い、泣いてしまった。でも今の私は、かゆいのが嫌で、カを叩いてしまっている。これは、人間が食事をしようとしたら叩かれてしまうというような事である。生きるためだから血を吸うのは仕方がない事なのに、嫌がられて叩かれてしまうカが、とてもかわいそうだと思った。
父にも、カについての思い出があるらしい。
「友だちとバリ島に旅行に行ったんだけど、ホテルの部屋にダブルベットが一つしかなくて、仕方なくソファーで寝たら、すごい数のカに刺されたんだよ。」
聞くと耳がむずむずするような感じがするカの羽音もしたそうだ。
「それで、『メニメニモスキート!インザルーム!』とホテルの人に電話したのはすごい覚えてるなぁ。」
その時の父の様子を想像すると、なんだか私もカにさされたような気分になってきた。やっぱり、カがかわいそうでも、嫌だなぁと思ってしまう。
カは、刺されるとかゆくなる、どうしても嫌がられてしまう生き物だ。でも、私たちが生きるために魚や動物を食べるのと同じで、カも生きるために私たちの血を吸っている。だから、嫌だという気持ちは消せなくても、その事は理解して、カの気持ちも考えたいと心から思った。