見た目と本当の価値
小6 あえさた(aesata)
2026年2月3日
ヨーロッパでは古くから人々の生活の中でリンゴが育ち、味や用途が重視されてきたのに対し、日本では明治以降に広まり、贈答用や高級品として発展したため、外観を第一とする栽培が進んできた。その結果、袋かけや反射シートなど色づきを良くする技術が生まれたが、味が落ちる場合もあるという。筆者は、見た目を重んじる日本人の美意識や流通の仕組みに原因があるとし、外見ばかりを優先する風潮を見直す必要があると述べている。
この文章を読んで僕が一番印象に残ったのは、日本人が知らず知らずのうちに見た目を重視しすぎているという指摘である。ヨーロッパではリンゴは日常の食べ物として育てられ、味や用途が大切にされてきたのに対し、日本では明治以降に広まり、贈答用や高級品として扱われてきたという背景の違いがあると知り、とても興味深く感じた。確かに僕もこれまで、店頭にきれいに並べられた赤くつやのあるリンゴほどおいしいのだと思い込んでいた。しかし実際には、袋かけや反射シートなど色づきを良くするための工夫が必ずしも味の向上につながるとは限らず、場合によっては味が落ちることもあると知り、外見だけで価値を判断していた自分に気づかされた。見た目が整っていることは安心感や魅力につながるが、それだけで本当の価値を決めてしまうのは正しいとは言えないのではないかと感じた。
例えば僕は文房具を選ぶとき、デザインがかっこいいものや流行しているものを優先して買ってしまうことがある。店で見たときはとても魅力的に感じるのだが、実際に使ってみると、持ちにくかったり、インクがかすれやすかったりして後悔することも少なくない。そのたびに、見た目にひかれて使いやすさや耐久性を十分に確かめなかった自分を反省する。この経験から、外見に左右されて中身をよく考えずに選ぶことの問題に気づいた。リンゴの話も同じで、色や形の美しさだけでなく、本来の価値である味や品質、生産の工夫に目を向けることが大切なのだ。
人間にとって物の価値とは、ただ見た目の美しさだけで決まるものではなく、その中身や本質によって支えられている存在なのではないだろうか。人は美しいものに心をひかれるが、外見だけを基準に選び続ければ、本当に大切なものを見失ってしまうことがあるはずだ。「人は見かけによらぬもの」ということわざがあるように、本当の価値は外見だけではわからないことも多い。すべてを外見より中身にすればよいというわけではないが、見た目と同じくらい本来の価値にも目を向けることは誰にでもできる。外見と中身の両方を大切にしながら判断していくことこそが、人間にとってよりよい選択につながるのだと思う。僕もこれからは、見た目だけにとらわれず、本当の価値を考えながら行動していきたい。