責任の持てる決断
中2 あかるら(akarura)
2026年2月3日
私は単に、考古学的資料として扱われてきた縄文土器の美に「日本」を発見した。縄文土器論は日本人がどのような人間像を戻すべきかの提言である。私はこの世界で二本の糸の上をバランスを取りながら渡っている。存在感を絶望的に失いつつある欧米ばかりに目を向け、己を空しくしている現代日本。これからは魂に純粋に触れて新しく出発する糸の上を走るのか。それとも現実的な場であるからこそ絶望的な因果の筋に耐えながら生きるべきなのだろうか。
確かに周りに惑わされることなく信じた道を進んでいくことは大切だ。それは、自分の成長に繋がる。同じ学年に生徒会会長に選ばれた友人がいる。昨年クラスが一緒だったこともあり今でも仲が良いが、ある日、彼女は生徒会選挙に挑んだ際のエピソードを教えてくれた。彼女は迷い自分の心に問い続けた末、受付終了の直前に立候補を決意した。その背後には、挑戦しないことは後の後悔に繋がるのではないかという自分の信じた道を進んでいく強い思いがあったそうだ。短い期間での準備となったが、公約だけでなく、特有の明るい性格や一生懸命で真っ直ぐな姿勢が協力を集め、大差をつけて勝利した。ただでさえ選挙で当選することは困難だが、選ばれた後も掲げた公約に沿って実行していかなければならないプレッシャーと戦う必要がある。しかし、彼女は当選直後からいくつかの公約を行動に移し、学校を変革している。話し合いの積み重ねや時間の管理など一朝一夕には進まない課題を抱えることは誰しもあるだろう。しかし「自分が決めたことは自分でやり切る」という強い思いや信念が精神面での成長を後押しすると私は考える。
しかし、周りの人の意見を取り入れることも大切だ。それは、目標達成の大きなステップになるからだ。私は英検準一級への挑戦で何度かの失敗を繰り返したが、その原因は今振り返ってみれば、間違った方向へと勉強を進めていたことが挙げられる。この学習法を母や塾の先生、つまり周りの意見を頼りに修正していくことによって最終的に合格することができた。また昔話「聞き耳ずきん」でも同じことが言える。子狐を助けたおじいさんは、動物の話し声を読み取ることのできる聞き耳ずきんを親狐から貰い、着用した。すると、長者の娘の病気の原因を教える梟の声を耳にし、その言葉通りの行動で病気を治し長者から感謝された、というお話だ。おじいさんが聞き耳ずきんで梟の声を聞いたとしても、その言葉を疑い実行せずに終わる可能性もある。しかし、彼の素直な性格が、他者の意見を尊重することに繋がり、良い結果を導いたのだろう。確かに自分自身で考えて行動することも大切だ。しかし、人の意見を聞く、つまり先人達の説得力のある生きた経験を聞くことは私達の励みになり、今後努力を重ねていくための原動力となる。これは次の段階へステップアップするための一歩だ。
確かに自分の信じた道を進むことも、周りの意見を取り入れることもどちらも大切だ。しかし最も大切なことは、自分が後悔しないよう決断に責任を持つことだ。「人生は選択の連続だが、その選択を後悔するかしないかは、その後の自分の行動次第だ。」という言葉もある。自分が信じた道を進むときはもちろん、周りの考えを参考に進むときでも、相手に自分の進路決定の全てを預けてはならない。自分の一度しかない人生を充実させるための舵の切り方を考え、その瞬間その瞬間を大切に選択していきたい。