本能の美しさ

   小6 ゆき(aonari)  2026年2月3日

 外国を旅すると一目瞭然だが、今日、日本のリンゴほど見栄えのするリンゴは世界のどこにもない。人工着色などは、ふつうなら人気品種をうまく作れない土地でも美しく色づかせるために編み出された苦し紛れの技術で、確かに購買意欲をそそるような見事に美しいリンゴが生まれる。もちろん味はがた落ちで、作っている生産者自身が食べないようなこんなリンゴを、消費者が何度も騙されて買うとはとても思えない。

 私がもらった誕生日プレゼントの包みを開けて中身を見たあと、最初に目につくのはやはりプレゼントの包み紙だ。破った後の包み紙を見ると、すごくもったいない気持ちになる。テープを上手にはがせたたら取っておくのだが、使い道もないので結局捨ててしまう。私が思う中で五本の指に入るほど無駄なものだと思う。私のクラスの女子は化粧をする。私は、化粧をしても外面がきれいになっても内面は変わらないと思う。化粧もプレゼントと同じで、いくら化粧をしたり包装しても中身は変わらないのだ。逆に厚化粧をするとその人らしさも消えてしまう。ディズニーの美女と野獣を見たときに思ったことなのだが、最初は野獣だったのに、最後は王子様になるのである。ベルも結局は顔なのかなあと思ってしまった。顔ではなく中身が好きだったのなら、別に野獣のままで良かったのではないか。やはり中身だけではなく外見も大切なのだなと思った。

 畑で育てている野菜には多少の虫食いがある。でも、売っている野菜は虫食いが一つもない。畑で育てている野菜には何もしていないが、売っている野菜は大半が化学肥料と農薬をかけられて育ったものである。母が畑で野菜を育てるようになる前はなんとも思わなかったスーパーの野菜が畑で野菜を育てるようになってからは、生命力が弱そうな野菜が多いなと思ったらしい。実際に測ったわけではないのだが、母は畑の野菜の方が栄養価が高いと思ったらしい。化学肥料や農薬を使うメリットは、見た目がきれいになるところと大きく育てることができるというところだ。ただ、メリットだけでなく、もちろんデメリットもある。健康に悪いこと、味が落ちることだ。一長一短ということわざがあるように、農薬と化学肥料にも長所と短所がある。

 見た目か中身かと聞かれたら中身の方が大切という人が多いと思うが、私はそうは思わない。中身はもちろん大切だが、見た目もいいに越したことはない。私は不潔な人より清潔な人の方が絶対いいと思う。日本人は見た目にこだわる人種である。日本の公共の道やトイレはきれいだし、文化も美に基づいた茶道や華道などがある。清潔感は病気や危険を避けるという意味で生存本能にかかわることである。人間にとって美しさとは本能的に求めているものである。ただ、見た目の美しさにとらわれずに中身の美しさも磨いていく必要があると分かった。