カブトムシとたんぽぽ

    ()  年月日

 4年生の頃、大きな森で取ったカブトムシを家で飼うことになった。だがその日から一週間で動かなくなり死んでしまった。調べてみるとカブトムシが成虫になると、寿命は約一ヶ月から三ヶ月の間らしく、飼った時とは大きな時間の差だった。そこで環境に何か問題があるのではないかと考えたため調べてみると、普通のカブトムシはクヌギやコナラなど冬の低音や乾季の乾燥に合わせて一年のうち、一定期間、葉を全て落として休眠する落葉広葉樹が湿り気のある日陰を好むらしいのだ。そう考えると、飼っていた当初は明るい場所で、虫かごに入っていた枝や葉は、落葉広葉樹のものではなかった。原因はこれだけでもないかもしれないが環境だけでも考えると、こんなにものカブトムシにとってストレスになってしまう点がいくつもあったのだ。人で例えるとするならば、学校での新学期、去年の教室へ行きそうになったり、新しいクラスメイトと一緒になり最初の頃は緊張してしまうことと同じような生活だったのだと思う。

 カブトムシを捕まえる4ヶ月前は、家でも学校でもいろいろな場所でたんぽぽが見られる時期だった。時には、花だけでなく、綿毛もよく見られるようになった。そんなたんぽぽも実は雑草の分類になることが多く、花や葉の部分を踏んでみてもすぐにしおれてしまうことなく何度も何度も起き上がってくるのだ。これにはちゃんとした理由がある。たんぽぽは、動くことができず、遠くへと花粉や種子を運ぶことができないため子孫を残す、または増やすことが困難だと考えられる。そこで、たんぽぽは工夫して形を綿毛に変える。そうすれば、風に任せて飛び、遠いところに子孫を残すことができるのだ。それだけではなく、人間などに踏まれるということを利用して、靴などに花粉や種子をつけ歩いて移動しただけ遠くに子孫を残すこともできるのだ。自分が、どのような性質を持ち、どうしたらなるべく遠いところに子孫を残したり増やしたりできるだろうと考え実現できたということが、たんぽぽの1番すごく、尊敬できるところだと私は思う。

 最後に、環境とは生物にとって居心地が良く、のびのびと生きていける場所だということがわかった。また、たんぽぽなどの雑草のように何事も粘り強く取り組み、自分の今できることを利用してこれからどのようにしていけば良いか考え、実現していくことが大切だとわかった。