未来に命をつなぐモンシロチョウ

    ()  年月日



 「あっ。こんな所にモンシロチョウの卵がある!」

 とわたしはおどろきながらいいました。これは、わたしが三年生の一学期のころのことです。私は中休みに学校の畑のキャベツ畑のところへ行きました。すると、キャベツの葉っぱのところに、小さな黄色い粒があることに気がつきました。何だろうと思って、近くで見ると、それがモンシロチョウの卵でした。私はぜったいに飼いたいと思ったので、卵が付いている葉っぱを二枚ちぎって、育てはじめました。大事に家へもちかえって、箱の中に入れて観察しはじめました。次の日、学校に持って行ったら、ふ化しました。青虫はキャベツをたべると知っていたので、急いでキャベツ畑へ行って新鮮なキャベツをとってきて、さしだしました。すると小さなよう虫ががんばって上から下へむしゃむしゃ食べてくれました。わたしは、その様子を見てとてもうれしくなりました。でも食べるスピードも量もちょっとだったので、いつキャベツをついかしたらいいかわかりませんでした。なので、キャベツが少しのこっている状態で平気かなと思ったら、キャベツにカビが生えてしまうこともありました。

 あっという間にさなぎになりました。さなぎの状態の時は、「そっ」としておいたほうがいいと図かんにかいてあったので、学校にはもっていかず、家の中で、成虫になるのをまっていました。

 ある日の朝、さなぎが成虫になっていました。「はやくでたいよ」と言っているよとお母さんが言いながら私を起こしました。急いで一階へおりて、箱の中をのぞいてみました。すると、今までうごいていなかったさなぎが美しい羽をもちバタバタと飛んでいました。早く大空へ飛びたそうにしていたので、

「元気でね。」

 といいながらにがしてあげました。

 モンシロチョウを育てたことで、生き物のことがくわしくなり、さらに学校の理科の授業の観察記録も上手にでき理科の成績も上がったので、まさに一石二鳥になりました。モンシロチョウは今ごろどこか遠くの花畑でみつをすっているのでしょうか?わたしのむねの中には今もあの力強い羽ばたきのかんしょくがのこっています。