価値観を広げるために

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 文化もパーソナリティーも、多くの場合少しずつ変化し、そしてときには大きく急速に変化しうるものであり、そして、文化のコードというこの無名の支配者は、朝から晩まで私たち一人一人の全存在を直接・間接に支配し続けているようだ。それに、海や山の「自然」の中でも、やはり、流行の登山装備や水着、様々な人との出会いがあり、文化的なものを完全に拒んでしまうことは、とうてい不可能であるといってよいでよいだろう。

確かに、自分自身の価値観に従って生きることは大切だ。日本文学である走れメロスは、主人公のメロスが王様のやり方が間違えていると思い「人を信じられない政治はおかしい」という自分の信念を貫いて行動した。また、メロスは処刑されそうになっても親友との約束を守るため、必死に王城へと走り続けた。この話から、周りがどう思おうと、「友情と信頼を大切にする」という自分の価値観を貫いたということが分かる。私も毎月のように変わっていく流行に乗っていくことがなかなかできない。しかし、そんな私でも一駅隣にある大きなショッピングモールで現在流行りの服やコスメなどを、映画を見るついでなどに「今はどんな感じの服が流行りなのだろう」と見に行くことがある。少し前まではルーズソックスが流行していて私も買った。

やはり、自分自身の価値観で周りに合わせずに生きていると楽である。周りに流されていると大人になっても自分の意見を言えない癖がついてしまうと思う。

しかし、その時代の価値観に合わせて行動することも大切だ。私は中学校に入ったとき、校則が多くて驚いた。なぜなら、小学校には校則はなかったからだ。例えば、髪ゴムの色や靴下の色は決まっているし、ブレザーのボタンは空いているとアウトだ。私は入学したての頃、こんなに縛りがあって、縛りがあることが嫌いな私がやっていけるかなと不安になった。しかし、校則を守ることで社会に出たときに常識と非常識なことが見分けられ、自分で自分のことがきちんとできる大人になれると思うからだ。

確かに、今の中学生時代には勉強以外にも一般常識も同時に学ぶ時期だ。だから一般常識として校則も小学校より厳しくして大人になる第一歩を踏み出させてくれているのかなと思った。

確かに自分自身の価値観に従って生きることも、周囲の価値観に合わせて行動することもどちらも大切だ。しかし、一番大切なことは、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という言葉があるように、今起きていることだけを考えるのではなく、自分の未来像を想像して、未来の自分の価値観を広げるために、これから自らの手で価値観を広げていくことである。

だから私は、今の狭き価値観をもっと広く持つために、様々なことに興味を持ち、視野を広げていくことを意識して生活していきたいと思う。