お父さんに似ていた私
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年月日
「やっと産まれた」
3月の早咲きの桜が咲くころ、横浜市にある昭和大学北部病院で私は産まれました。
私は、お母さんに私が産まれたころの話を聞きました。私は、予定日を過ぎてもなかなか産まれなかったそうです。しびれを切らしたお母さんは3月8日の夜にレミオロメンの3月9日という曲をながしたそうです。そして、3月9日の午後2時24分に私は産まれました。生まれる時はおばあちゃんが見に来ていました。お父さんは単身赴任で大阪府にいていませんでした。産まれたころ、私は髪の毛ちゃんと看護師さんに呼ばれるほど毛量が多かったそうです。それを聞いて私は「だから今も毛量が多いのか」となっとくしました。
「この子のお父さんですね」
看護師さんはお父さんを見て、名前も聞かずにすぐに言いました。私が産まれたと聞いて、お父さんが、単身赴任をしていた大阪府から帰ってきたのです。私はまるでお父さんが分身したかのようにお父さんに似ていたそうです。それを聞いて私は、「今はあまり似ていないけれど昔はそんなに似ていたんだな」と思いました。
私の産まれた3月9日は新月でした。その日は、同じ病院で産まれる赤ちゃんが多かったそうです。私はなぜだろうと考えました。
調べてみると、大潮の現象という満月と新月は、太陽と月が一直線に並ぶため、引力が強まって満潮と干潮の差が大きくなって産まれる人が多い説や、赤ちゃんが包まれている羊水が海の満干と同じように、月の引力が羊水に影響を与えるのではないかという説がありました。
私は満潮や干潮などの自然現象が、出産に関わっているとは思ってもいませんでした。人間が生まれることは奇跡だと思いました。