″努力の一歩″

    ()  年月日

 「幸せは歩いてこない。だから、歩いてゆくんだね。一日一歩、三日で三歩。三歩歩いて二歩下がる」

皆さんはこの歌を知っているだろうか?これは、水前寺静子さんの名曲、三百六十五歩のマーチという曲だ。三百六十五歩のマーチは千九百六十八年に発売され、日本を代表する大ヒット応援曲となった。人生の一歩一歩の努力を焦らずコツコツと積み重ねていこう。失敗や後退があっても、一歩前に進んでいる。その繰り返しが着実な成長につながっているという前向きな姿勢の意味を持っている。

 私は、飽き性な性格をしている。そんな私でも、昨年から頑張っている事が一つある。漢字練習プリントだ。私にとって、漢字とは、苦痛なものであった。毎回、テストの点数は悪く、書いて覚えるということに心が何度も折れそうになった。何よりも、漢字は自分ができる様になったという実感が分からないから、漢字は私と相性が悪かった。まるでアレルギー反応が出るかのようだった。そこで始めたのが漢字プリントだった。毎日一ページずつ感じの問題の回答を出していく。その繰り返しだった。始めたばかりの頃は、本当に漢字プリントが役に立っているのか。テストでちゃんと良い点数が取れるかと不安になり、漢字と向き合わない日々が度々繰り返された。しかし、その度に母から頑張ってみようと声をかけられた。現在では、最後までやり抜くことができる様になり、テストの点数も確然に上がった。そこで私はようやく実感した。どんなに諦めかけても、挫けずに続けていくことが、現在の結果に現れたのだと。頑張るとは何なのだろうか。それは、挫けても立ち上がり、目標をやり抜くことだと私は思う。

 皆さんはエイブラハム・リンカーンというアメリカの偉人を知っているだろうか。エイブラハム・リンカーンは、第十六代アメリカ大統領であり、南京戦争という奴隷解放の争いの中、南部反乱地域いわゆる奴隷国の奴隷を永遠に自由とすると宣言した人だ。その後、憲法そのものを改正し、アメリカ全土で奴隷制を廃止しようという考えを推進したのだ。エイブラハム・リンカーンには、アメリカ大統領で最も努力をした人というもう一つの名前が付けられていた。なぜなのだろう。それは、エイブラハム・リンカーンの人生は、決して煌びやかな生活ではなかったからなのだ。エイブラハム・リンカーンは、ケンタッキー州という場所の荒地の丸太小屋に生まれ、貧困と教育に困り果てた。その後、若い頃に始めた事業に失敗し、負債を抱えることになった。エイブラハム・リンカーンはその後も、選挙の落選を何度も経験し、うつ病、メランコリーという激しいメンタルヘルスの不調に悩まされていたのだった。エイブラハム・リンカーンは最後に、『あなたが転んだことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ』といった。エイブラハム・リンカーンの言ったこの言葉は、自分という生涯を通し、失敗そのものではなく、その後の振る舞いこそが大切なのだという、辛いことに対しても頑張ってやり通せという強いメッセージが込められているのではないだろうか。エイブラハム・リンカーンは何度も辛いことが襲ってきたが、諦めずに頑張ったから今があるのではないかと感じた。

 努力や頑張ることとは人間にとって、一歩ずつ前に進むことである。頑張っていても最初は成果が出ないかもしれない、何度も大きな壁に挟まれるかもしれない。しかし、頑張るという事をすることによって一歩ずつ前に進んできているのである。それはまるで道のようなものだ。たとえ諦めて、今まで歩んできた道を戻ってもいつでも頑張りたいという思いがあれば、歩き始める事ができる。また、新たな道を発見することもできるのである。全てのことは諦めずに努力をすることから始まるのだ。千里の道も一歩から。あなたも何か、頑張るというはじめの一歩を踏み出してみてはどうだろうか。

「腕を振って足を上げて、ワン・ツー・ワン・ツー」

「休まないで歩け、ソレ、ワン・ツーワン・ツー・ワン・ツー・ワン・ツー」

この曲から、応援されているような気分になった。