視野を広げる

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 島では大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。島にかくりされた動物にみられる、このような体のサイズの変化の方向性が「島の法則」と呼ばれるものだ。捕食者のいない環境に置かれると、大きいものは小さく、小さいものは大きくなって、ほ乳類として無理のないサイズにもどっていく。これが島の法則の一つのかいしゃくである。日本という島国では、エリートのスケールは小さくなり、ずば抜けた巨人とよびうる人物は出て来にくい。逆に小さいほう、つまりしょみんのスケールは大きくなり、知的レベルはきわめて高い。島の法則は人間にも当てはまりそうだ。

 わたしは、五年生になって少したったころ、英検の何級取ったか調査があって、クラスの中では一番だった。クラスのみんなに「すごい」「もうそこまでいったの」と言われて心がおどった。でも、心がおどったのはそこまでで、他のクラスにはもっと上の級を取っている子がいた。なんでそんなに難しい問題を解けるんだろうと思って目が丸くなった。また、油断しないで、その人たちみたいにもっと頑張ろうと思った。

わたしは、父に上には上がいると思った経験があったか聞いてみた。父は、高校のころ、テストで学年一位だったけれど、大学受験には落ちてしまった。父は、高校の中で一位だから油断していた。また、大学受験をなめていた。父はその時、世の中は広いんだなと感じたと言っていた。もし、わたしが父の立場だったとしたら、わたしも大学受験をなめて不合格になったと思う。わたしは、このことから油断しているといたいめにあうと分かった。だから、これからは何事も油断せずに取り組んでいきたい。

 わたしは、インターネットでアマミノクロウサギについて調べた。アマミノクロウサギは鹿児島県の奄美大島と徳之島に存在する特別天然記念物のウサギだ。ウサギの中でも原始的な形態を残していることから「生きた化石」と呼ばれている。約200万年前に、ユーラシア大陸から分かれた島に取り残されるかたちで、独自に進化した。アマミノクロウサギの特徴は、黒い毛でおおわれていて手足や耳が短めで、ノウサギのようには飛ばない。また、アマミノクロウサギは仲間とコミュニケーションをとるために良く鳴くそうだ。わたしは、アマミノクロウサギは一時期天敵に襲われて、数が急激に減少したけれどそれでも独自に進化していてすごいなと思った。日本の動物なのにわたしは知らなかったのでおどろいた。

 このように、世界には自分が知っているようで知らないことがある。井の中の蛙ということわざの通り、まだまだ自分には世界のすべてを見ていないと分かった。また、油断するといたいめに合うかもしれないということが分かった。これからは、自分の周りを見るのではなく世界のいろいろなことを見れるようになりたい。そして、難しいことにもどんどん挑戦していきたい。

「わたしはクラスで一番。でも、視野を広げて他のクラスの子にも聞いてみよう」

わたしは、クラスの中だけでなく他のクラスの子にも視野を広げて考えている。