給食は子どもたちへのプレゼント

    ()  年月日

    給食は子どもたちへのプレゼント

             はるまき

 「いただきまーすっ」

みんなが、あいさつもしっかりせずに、給食を口にかき込む。私は、だいぶ減らした後、まるでプレゼントを開けるときのような気持ちで、給食を食べ始めた。

「おかわりじゃんけんどうぞー」

先生の声が響くと、もう給食を食べ終わった男子たちが、威勢良く立ち上がり、大きな声でじゃんけんをする。その様子は、見ていても迫力があって面白い。また、私が好きな、チョコチップの蒸しパン、野菜をマヨネーズとからしで味付けしたマセドアンサラダ、じゃがいものきんぴらが出るときは、いつもに増して給食が待ち遠しくなる。

 じゃがいものきんぴらは、二年生の時に、初めておかわりをした給食という思い出がある。まだ今のように給食が大好きではなかったし、食べるのもとても遅かったので、その前までは、おかわりなんて一生しないだろうと思っていた。しかし、じゃがいものきんぴらを口に入れた瞬間、私の口に衝撃が走った。なんだこれは、とても美味しい。ごまの香ばしい風味と、じゃがいもの優しい味、甘辛い味付けが、ご飯にもよく合う。そして私は、学校給食の素晴らしさを知り、初めておかわりする決意をしたのである。

「私、初めておかわりするんだ。」

わざわざ近くの人にもその事を自慢し、とてもワクワクした気持ちで、食缶をのぞいたのをよく覚えている。今でもおかわりじゃんけんはした事がないので、小学校にいる間に、一度してみたいなぁと思っている。

 お母さんも、学校給食が大好きだったそうだ。その中でも焼きそばが好きだったというのは何回も聞いたが、なぜだろう。聞いてみると、

「食缶にみっちり詰められてるから、焼きそばがかたまりみたいになって、食べるときにブチブチっとした食感がするのが好きだったなぁ。」

と嬉しそうに話してくれた。確かに給食は、レストランなどで食べる美味しい料理とは違う、給食ならではの美味しさがあるよなぁと思った。

「今と違うところは、パンが多かったし、牛乳も瓶で、食器がアルミみたいだったっていうところかな。」

私の学校では、環境への配慮をして、スーパーで売っている牛乳のように、飲み口を開いて牛乳を飲む。だから、牛乳が瓶というのは、高級感があって、少しうらやましい。

 給食には、子どもたちの楽しみや夢が詰まっている。だから、毎日美味しい給食を作ってくれている給食員さんや、栄養士さん、食材に感謝をしながら、楽しく給食を食べたいと心の中で思った。今日も教室に、

「いただきます!」

と元気な声が響いた。